手術当日 ①の続きになります
まだ手術当日 ①を見てない方はそちらからご覧ください。
パッと目が覚めると
終わりましたよ~
と言われる。
全く時間の感覚が無く、
何時間経ったのか分からずで
目が覚めるやいなや
壁にかかっている時計を見ると
なんとなんと18時過ぎ
2時間半ぐらいと聞いていたので
15時半か遅くとも16時までには終わるだろう
と思っていたので本当にビックリ
時計が壊れているのか幻覚なのか、
はたまたこれが現実なのか分からず頭が混乱。
総出で持ち上げられて、
手術台から病室のベッドへ移動。
目覚めは気分が悪いことなくパッと覚めて
意識ははっきりしてたつもりだったけど、
ボーっとしてたのかここら辺の記憶が飛んでいるみたいで
覚えていません。
手術室から病室に帰るときに母や看護師が何か言ってたけど
よく覚えていません。
唯一覚えているのが、
先生がスキーは2シーズンはやめといた方が良い事と
内側側副靭帯も再建したとおっしゃっていたと
母が言ってた事です。
もうその時はショックでショックでしょうがなかった。
次のシーズン(2019~2020)目標に頑張ろうと思っていたのに、
ドクターストップ。
さらにその次のシーズン(2020~2021)もドクターストップ。
残念で仕方ありませんでした。
当初は内側側副靭帯はしない方向だったけど、
先生が手術中にブチって切れたとおっしゃってたと
母が言ってました。
それで急遽、内側側副靭帯も再建する事になり、
手術時間が大幅に伸びたのだと分かった。
恐る恐る右足を見ると…
何もなってなかった
右足を切ることなく、
無事に左足から移植腱が採取できたようです。
病室に戻って
6時過ぎたから夕飯は出ないかと思ったら、
しばらくすると夕飯が運ばれてきた。
この時はもうおなかがペコペコでのども乾いてたので、
何か口にしたい気持ちで頭がいっぱい。
でも、ご飯を目の前にして、
まだお預けです…。
麻酔が腸の方まで効いているみたいで
腸が動き出さないと食べたらいけません。
看護師さんが聴診器をおなかに当てて
腸が動いているか確認する。
腸もご飯を待ち遠しにしていたみたいで、
幸い、無事にご飯を食れる許可が出た。
でも、足の方はまだ麻酔が効いていて、
全く感覚が無く、
動かそうと力を入れようとしても
ビクともしない。
足が自分の足じゃないような感覚だった。
メニューは
ご飯220グラム
鶏肉のごまみそ焼き
アスパラソテー
千切大根の煮物
フルーツ缶
キュウリの塩昆布和え
でした。
もう24時間何も食べていなかったので
酸素マスクを外し、
無我夢中であっという間にたいらげた。
おなかが減っているとおいしく感じるというけれど、
まさにそうで、おいしさが倍増してすんっごく美味しかった。
食べるって幸せだなと思いながら頂きました。
麻酔の影響で術後は食べられなくなるんじゃないかと思ってたけど、
思いのほか元気でした。
食事中にA先生がレントゲンを印刷したものを持ってきて下さった。
分かりにくいけど、右上にうっすら金具が一つ。
左上に金具が一つ。
左下に五つも金具がグッサリ刺さってます。
前十字靭帯は右上の金具と左下の二つの金具で固定。
内側側副靭帯は左上の金具と左下の三つの金具で固定されているとの事。
この金具はいつかまた手術して抜かないといけないそうです。
こんなにグッサリ骨に刺さっていたら外れる心配はなさそうな気がする。
初め見たとき、こんなに刺さっているとは思わずビックリでした
実際に中を見ると、結構ひどかったって先生がおっしゃっていました。
内側側副靭帯もかなり状態が悪かったとのこと。
癒着(炎症により、本来は分離しているはずの組織がくっつく現象)
がかなりあって、
その癒着している部分を引き剥がしたりといろいろしてくれたそうです。
まぁ、これだけ大ケガしたら関節内は
めちゃくちゃなことになってた事は間違いなしですねw
まぁ、内側側副靭帯も再建する事になったのは残念ですが、
中途半端にくっついて治るよりかは、
手術で再建した方が安定性はあると思うので
結果的に良かったのではと思う。
ご飯を食べてると少~しずつ麻酔が切れてきた。
右足に力を入れるとわずかに動くようになってきている。
麻酔が切れるにつれ、感覚も戻ってきて、
手術したところが
ず~ん
と鈍痛がする。
30分も経たないうちにだんだん麻酔が切れてきた。
という事は、手術時間に対して
麻酔の持続時間は結構ぎりぎりだったのだろう。
鈍痛だった痛みは麻酔が切れたら
鋭い痛みに代わってきたけど、
点滴から痛み止めが持続的に投与されているので
まだギリギリ我慢できる範囲。
そして、飲み薬の痛みどめも服用してさらに痛みを予防する。
酸素マスクはまだ外れない。
息苦しくもないので
夕ご飯を食べる時に酸素マスクを外して以来
忘れて外しっぱなしにしてたら、
○○さん
マスク
着けとってくださいよ
と看護師さんに注意される
ベッド横にこんな機械が置いてある。
母がスマホで何が映っているのかを撮って見せてくれた。
胸に貼ったパッドから
心電図と呼吸が分かるようになっている。
ナースセンターに随時データが飛ばされ、
常に体の状態が分かるようになっているみたいです。
手術した方の足はこんな感じ。
専用の足枕が敷いてある。
足は包帯でぐるぐる巻きにされてて、
怪我した時からずっと使っていたニーブレース(固定器具)を装着。
足先には血栓予防の為の装置。
電気毛布がかけてあってポカポカです。
こちらは右足。
右足にも血栓予防の装置が取り付けられています。
10秒間隔でプシューと音を立てて膨らんだり縮んだり。
そうすることによって血のめぐりを良くして血栓を予防します。
これがその装置
この日はベッド安静を厳守しないといけないので、
夕飯以外は寝たきりです。
22時前になって完全に麻酔が切れたみたいで、
痛みがMAXに
痛みはず~んとした鈍痛から
ズキズキズギズギと
刺さるような鋭い痛みに。
怪我した時とはまた別の痛みです
先生に
少しでも痛いと思ったら看護師さんに言うんよ
我慢せんで良いからね
と言われたにもかかわらず、
なかなか言い出せなくて我慢の限界に達してしまった。
ちょうど、22時になって看護師さんが血圧を測りに来て、
痛むか聞かれたので、
痛いです…
とか弱い声で答えた。
痛み止めの座薬を入れてもらう。
それから少し待ってみたけど、
ほぼ効果は無し。
内側側副靭帯もしたので、
そのぶん、傷口が増えて余計に痛いのだろう。
もう2度とやりたくないけど、
もう一回背中から麻酔を入れてほしいぐらい。
先生に昨日言われたように
わずかに寝返りを打つ。
寝返りを打つといっても、
あおむけの状態からほぼ動けず、横向きになるなんて
到底無理なのでわずかに体重移動をする程度。
ただでさえ足が痛いのに他のところも痛くなるなんて
勘弁してほしい。
背中の麻酔を入れた辺りが痛いし変な違和感があるしで
気持ち悪かった。
23時近くになって看護師さんが様子を見に来られた。
痛い事を伝えると筋肉注射の痛みどめをする事に。
筋肉注射は肩の筋肉にブスッと刺して、
筋肉の狭い組織に注射するので痛いという事で、
我慢してくださいね
って言われた。
この足の痛みと引き換えになるんだったら、
そんな痛みなんて気にしないと思ったけど、
地味に痛かった。
痛みのせいもあってか全く眠くない。
眠くなる薬を持ってこようかと聞かれたけど、
出来る限り薬は使いたくなかったのでお断りしました。
30分ぐらいするとだんだんと薬が効いてきた。
ズキズキと痛んでいたのがズ~ンって感じで鈍痛に変わったけど、
痛いのは痛い。
看護師さんは夜の12時近くになっても大忙し。
廊下からは、
患者さんは
『あ゛~~~~~~~~~~~』
と叫んだり、
看護師さんが
『○○さんもう夜ですから寝ましょう寝よーや
朝ご飯まで寝て下さい』
『○○さんどこ行くのもう12時ですよベッドに戻って寝よう』
と注意に追われる。
ある患者さんはトイレに行きたいと2回もナースコールを鳴らすけど、
『おしっこは管が入ってるから行かなくて良いんよ
ちゃんと袋に溜まってるから大丈夫よ』
と看護師さんが言う。
耳が遠い方もいらっしゃるので自然と声が大きくなる。
改めて看護師さんの仕事は大変だなと実感しました。
という事で、
このあたりで4月3日から4月4日に日付が変わるので
手術初日はここまでで、
この夜の続きは4月4日のブログに書きます
長文・乱文失礼しました
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