前十字・内側側副・後十字靭帯の断裂と脛骨骨折    ~スキー復帰までの道のりブログ~

 前十字・内側側副・後十字靭帯の断裂と脛骨骨折    ~スキー復帰までの道のりブログ~

2019年2月18日に受傷。そこから靭帯再建術とリハビリという長い道のりを経て、スキー復帰出来るまでを記録します!!

Amebaでブログを始めよう!

!!!!手術当日 ①の続きになります!!!!

 

 

まだ手術当日 ①を見てない方はそちらからご覧ください。

 

 

 

 

パッと目が覚めると

終わりましたよ~

と言われる。

 

 

全く時間の感覚が無く、

何時間経ったのか分からずで

目が覚めるやいなや

壁にかかっている時計を見ると

なんとなんと18時過ぎ!!!!

 

 

2時間半ぐらいと聞いていたので

15時半か遅くとも16時までには終わるだろう

と思っていたので本当にビックリポーンポーンポーン

 

 

時計が壊れているのか幻覚なのか、

はたまたこれが現実なのか分からず頭が混乱。

 

 

総出で持ち上げられて、

手術台から病室のベッドへ移動。

 

 

目覚めは気分が悪いことなくパッと覚めて

意識ははっきりしてたつもりだったけど、

ボーっとしてたのかここら辺の記憶が飛んでいるみたいで

覚えていません。

 

 

手術室から病室に帰るときに母や看護師が何か言ってたけど

よく覚えていません。

 

 

唯一覚えているのが、

先生がスキーは2シーズンはやめといた方が良い事と

内側側副靭帯も再建したとおっしゃっていたと

母が言ってた事です。

 

 

もうその時はショックでショックでしょうがなかった。

 

 

次のシーズン(2019~2020)目標に頑張ろうと思っていたのに、

ドクターストップ。

 

さらにその次のシーズン(2020~2021)もドクターストップ。

 

 

残念で仕方ありませんでした。

 

 

 

当初は内側側副靭帯はしない方向だったけど、

先生が手術中にブチって切れたとおっしゃってたと

母が言ってました。

 

 

それで急遽、内側側副靭帯も再建する事になり、

手術時間が大幅に伸びたのだと分かった。

 

 

恐る恐る右足を見ると…

何もなってなかったチョキ

 

 

右足を切ることなく、

無事に左足から移植腱が採取できたようです。

 

 

 

病室に戻って

6時過ぎたから夕飯は出ないかと思ったら、

しばらくすると夕飯が運ばれてきた。

 

 

この時はもうおなかがペコペコでのども乾いてたので、

何か口にしたい気持ちで頭がいっぱい。

 

 

でも、ご飯を目の前にして、

まだお預けです…。

 

 

麻酔が腸の方まで効いているみたいで

腸が動き出さないと食べたらいけません。

 

 

看護師さんが聴診器をおなかに当てて

腸が動いているか確認する。

 

 

腸もご飯を待ち遠しにしていたみたいで、

幸い、無事にご飯を食れる許可が出た。

 

 

でも、足の方はまだ麻酔が効いていて、

全く感覚が無く、

動かそうと力を入れようとしても

ビクともしない。

 

 

足が自分の足じゃないような感覚だった。

 

 

 

 

メニューは

 

 

ご飯220グラム

 

鶏肉のごまみそ焼き

 

アスパラソテー

 

千切大根の煮物

 

フルーツ缶

 

キュウリの塩昆布和え

 

でした。

 

 

 

もう24時間何も食べていなかったので

酸素マスクを外し、

無我夢中であっという間にたいらげた。

 

 

おなかが減っているとおいしく感じるというけれど、

まさにそうで、おいしさが倍増してすんっごく美味しかった。

 

 

食べるって幸せだなと思いながら頂きました。

 

 

麻酔の影響で術後は食べられなくなるんじゃないかと思ってたけど、

思いのほか元気でした。

 

                                                          

食事中にA先生がレントゲンを印刷したものを持ってきて下さった。

 

 

 

 

分かりにくいけど、右上にうっすら金具が一つ。

 

左上に金具が一つ。

 

左下に五つも金具がグッサリ刺さってます。

 

 

前十字靭帯は右上の金具と左下の二つの金具で固定。

 

 

内側側副靭帯は左上の金具と左下の三つの金具で固定されているとの事。

 

 

この金具はいつかまた手術して抜かないといけないそうです。

 

 

こんなにグッサリ骨に刺さっていたら外れる心配はなさそうな気がする。

 

 

初め見たとき、こんなに刺さっているとは思わずビックリでしたポーン

 

 

 

実際に中を見ると、結構ひどかったって先生がおっしゃっていました。

 

 

内側側副靭帯もかなり状態が悪かったとのこと。

 

 

癒着(炎症により、本来は分離しているはずの組織がくっつく現象)

がかなりあって、

その癒着している部分を引き剥がしたりといろいろしてくれたそうです。

 

 

まぁ、これだけ大ケガしたら関節内は

めちゃくちゃなことになってた事は間違いなしですねw

 

 

まぁ、内側側副靭帯も再建する事になったのは残念ですが、

中途半端にくっついて治るよりかは、

手術で再建した方が安定性はあると思うので

結果的に良かったのではと思う。

 

 

 

ご飯を食べてると少~しずつ麻酔が切れてきた。

 

 

右足に力を入れるとわずかに動くようになってきている。

 

 

麻酔が切れるにつれ、感覚も戻ってきて、

手術したところが

ず~ん

と鈍痛がする。

 

 

30分も経たないうちにだんだん麻酔が切れてきた。

 

 

という事は、手術時間に対して

麻酔の持続時間は結構ぎりぎりだったのだろう。

 

 

鈍痛だった痛みは麻酔が切れたら

鋭い痛みに代わってきたけど、

点滴から痛み止めが持続的に投与されているので

まだギリギリ我慢できる範囲。

 

 

そして、飲み薬の痛みどめも服用してさらに痛みを予防する。

 

 

酸素マスクはまだ外れない。

 

 

息苦しくもないので

夕ご飯を食べる時に酸素マスクを外して以来

忘れて外しっぱなしにしてたら、

 

○○さん!!

マスク!!!!

着けとってくださいよ!

 

と看護師さんに注意されるアセアセ

 

 

 

ベッド横にこんな機械が置いてある。

 

 

 

 

母がスマホで何が映っているのかを撮って見せてくれた。

 

 

 

 

胸に貼ったパッドから

心電図と呼吸が分かるようになっている。

 

 

ナースセンターに随時データが飛ばされ、

常に体の状態が分かるようになっているみたいです。

 

 

 

手術した方の足はこんな感じ。

 

 

 

 

専用の足枕が敷いてある。

 

 

足は包帯でぐるぐる巻きにされてて、

怪我した時からずっと使っていたニーブレース(固定器具)を装着。

 

 

足先には血栓予防の為の装置。

 

 

電気毛布がかけてあってポカポカです。

 

 

こちらは右足。

 

 

 

 

右足にも血栓予防の装置が取り付けられています。

 

 

10秒間隔でプシューと音を立てて膨らんだり縮んだり。

 

 

そうすることによって血のめぐりを良くして血栓を予防します。

 

 

これがその装置

 

 

 

この日はベッド安静を厳守しないといけないので、

夕飯以外は寝たきりです。

 

 

 

22時前になって完全に麻酔が切れたみたいで、

痛みがMAXに!

 

 

痛みはず~んとした鈍痛から

ズキズキズギズギと

刺さるような鋭い痛みに。

 

 

怪我した時とはまた別の痛みです

 

 

先生に

少しでも痛いと思ったら看護師さんに言うんよ

我慢せんで良いからね

と言われたにもかかわらず、

なかなか言い出せなくて我慢の限界に達してしまった。

 

 

ちょうど、22時になって看護師さんが血圧を測りに来て、

痛むか聞かれたので、

痛いです…

とか弱い声で答えた。

 

 

痛み止めの座薬を入れてもらう。

 

 

それから少し待ってみたけど、

ほぼ効果は無し。

 

 

内側側副靭帯もしたので、

そのぶん、傷口が増えて余計に痛いのだろう。

 

 

もう2度とやりたくないけど、

もう一回背中から麻酔を入れてほしいぐらい。

 

 

先生に昨日言われたように

わずかに寝返りを打つ。

 

 

寝返りを打つといっても、

あおむけの状態からほぼ動けず、横向きになるなんて

到底無理なのでわずかに体重移動をする程度。

 

 

ただでさえ足が痛いのに他のところも痛くなるなんて

勘弁してほしい。

 

 

背中の麻酔を入れた辺りが痛いし変な違和感があるしで

気持ち悪かった。

 

 

 

23時近くになって看護師さんが様子を見に来られた。

 

 

痛い事を伝えると筋肉注射の痛みどめをする事に。

 

 

筋肉注射は肩の筋肉にブスッと刺して、

筋肉の狭い組織に注射するので痛いという事で、

我慢してくださいね

って言われた。

 

 

この足の痛みと引き換えになるんだったら、

そんな痛みなんて気にしないと思ったけど、

地味に痛かった。

 

 

痛みのせいもあってか全く眠くない。

 

 

眠くなる薬を持ってこようかと聞かれたけど、

出来る限り薬は使いたくなかったのでお断りしました。

 

 

30分ぐらいするとだんだんと薬が効いてきた。

 

 

ズキズキと痛んでいたのがズ~ンって感じで鈍痛に変わったけど、

痛いのは痛い。

 

 

看護師さんは夜の12時近くになっても大忙し。

 

 

廊下からは、

 

患者さんは

『あ゛~~~~~~~~~~~』

と叫んだり、

看護師さんが

 

『○○さん!もう夜ですから寝ましょう!寝よーや!

朝ご飯まで寝て下さい!

 

『○○さん!どこ行くの?もう12時ですよ!ベッドに戻って寝よう!

と注意に追われる。

 

 

ある患者さんはトイレに行きたいと2回もナースコールを鳴らすけど、

『おしっこは管が入ってるから行かなくて良いんよ!

ちゃんと袋に溜まってるから大丈夫よ!

と看護師さんが言う。

 

 

耳が遠い方もいらっしゃるので自然と声が大きくなる。

 

 

改めて看護師さんの仕事は大変だなと実感しました。

 

 

 

 

 

という事で、

このあたりで4月3日から4月4日に日付が変わるので

手術初日はここまでで、

この夜の続きは4月4日のブログに書きます!

 

 

 

長文・乱文失礼しましたアセアセ

 

 

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#前十字靭帯#内側側副靭帯#後十字靭帯#前十字靭帯断裂#内側側副靭帯断裂#後十字靭帯断裂#前十字靭帯再建手術#内側側副靭帯再建手術#複合靱帯断裂

 

 

 

 

こんにちはチョキ

 

 

4月3日手術当日について書きます!!

 

 

今回も①と②の2部に分かれています。

 

 

暇だったら最後までご覧頂けると幸いです

 

 

 

 

ついにこの日がやってきた…ゲッソリアセアセ

 

 

 

慣れない環境と慣れないベッドで

夜中に何回か目が覚めたけど、

ある程度寝られた。

 

 

音に敏感で廊下を歩く音で起きてしまうアセアセ

 

 

夜中も何回か看護師が行ったり来たりするけど、

早朝になるとその頻度は増すので、

6時までには半強制的に目が覚める。

 

 

朝一に

体温・血圧・酸素濃度

などなどを計測。

 

 

 

8時になると朝食が配膳される音が聞こえる。

 

 

もうこの時点でおなかがペコペコ。

 

 

食べたいなぁ~

と思いつつ

我慢我慢!!

と胸に言い聞かせ

空腹を紛らすために

水をがぶ飲み。

 

 

隣の同室の方は、

朝食を食べ終わった後に、

急きょ今日の15時半から再手術だそう。

 

 

腰の手術をしたけど経過が良くないそうです。

 

 

ちなみに、自分は13時から手術です

 

 

同室2人そろって手術ですw

 

 

 

9時前に、

じゃあ、手術前のお風呂入ろっか

と言われお風呂に向かう。

 

 

あと2日はお風呂に入れないと思っていたので

手術直前にお風呂に入れるのは

嬉しかった。

 

 

9時から水も飲めなくなるので

お風呂に入って喉が乾かないように

また水をがぶ飲み。

 

 

お風呂はこんな感じ。

 

 

 

 

何かあってもいいように

天井から長い吊革がぶら下がっていて

それを引けばナースコール代わりになる。

 

 

大きな浴槽があるけど、

溜めるのに時間もかかりそうだし、

そもそも左足は地面につけないので

リスキーなことはやめておく。

 

 

お風呂から上がったら下着だけ履いて

後は頂いた手術着に着替えます。

 

 

手術着に着替えると

いかにも病人って感じがした

 

 

 

時間をかけてゆっくりシャワーしたので

手術着に着替えて時計を見ると

10時過ぎ。

 

 

10時から点滴と言われてたので

大急ぎで病室に戻った。

 

 

病室に戻ってしばらくすると                              

看護師さんが点滴グッズを持ってきた。

 

 

これからするのは点滴静脈注射。

 

 

手の甲にある静脈に

カテーテル(プラスチックの柔らかい管)を留置させて、

数日間はそこから点滴します。

 

 

 

 

10時からラクテックで

12時からガスターと生食です。

 

 

ググったら、ラクテックは水分補給で、

ガスターは麻酔前投薬で

生食はガスターを薄める希釈剤だそう。

間違ってたらすみません…

 

 

まずは500mlのラクテックからスタート!!

 

 

手術着を着て点滴をすると一気に病人らしくなりました。

 

 

いよいよかぁ~

手術までの1ヵ月半はあっという間だったな~

と思い、手術への実感が深まった。

 

 

点滴の液がポタポタ落ちているところ付近まで手を挙げると、

血が点滴の管を逆流して真っ赤に染まるので

血を見るのが苦手な自分にとっては嫌な瞬間ですゲッソリ

 

 

 

次に血栓(血の塊)が出来るのを予防するのにタイツを履きます。

 

 

まずはメジャーで足のサイズを測ってサイズを決めます。

 

 

 

 

このタイツはただのタイツじゃなくて、

すごくきつく圧迫されてます。

 

 

きついので履くのもコツがいるようで、

看護師さんが一生懸命

履かせて下さいました。

 

 

 

 

左足は手術するので履きません。

 

 

 

その後、手術室の看護師さんが来られて

あいさつと手術室に入ってからの簡単な説明を聞きました。

 

 

 

その次に看護師さんが

バリカンを持ってきて

左足の毛を剃ってくださいました。

 

 

右足はこの時点では剃らずです。

 

 

 

そうこうしていると、お昼の時間。

 

 

もうこの時間になると空腹感MAX!!

 

 

12時になってガスターの点滴が始まります。

 

 

ご飯食べてないから栄養入れるね~って看護師さんに言われ、

点滴の管の途中にある、点滴を追加できるところに

おっきな注射器を刺して液体を一気に流し込みます。

 

 

結構な量を一気に流し込まれたので手がヒンヤリ。

 

 

栄養が入った液体だったので、

 

これでおなか空くのおさまりますか?

 

って聞いたら、

 

それとこれは関係ないかな

 

って笑顔であっさり言われちゃって、

おなかがすかなくなるという期待はむなしくも消されて撃沈…

 

 

ただただ、ひたすら

空腹に耐えるしかなかったです…タラー

 

 

 

こつこつと順調に準備は進んでいき、

心を落ち着かせる暇もなく

逆に緊張が増すばかりであっという間に時間が過ぎ、

手術予定時間の10分前の12時50分になった。

 

 

10分前に病室を出る予定だったので

予定通り看護師さんが迎えに来た。

 

 

車椅子に乗って看護師さんに押されて手術室の前まで移動。

 

 

もうこの時点で緊張度はMAXゲッソリ

 

 

死ぬ確率はほとんど無いと心に言い聞かせるけど、

死ぬかもという思いは消えず、

恐怖でいっぱいでした。

 

 

手術室前で母と病棟の看護師さんとお別れして、

手術室の看護師さんにバトンタッチ。

 

 

手術室は思いのほか広かった。

 

 

たくさんいろんな機械や物が置いてあり、

車椅子を押されながら、周りをキョロキョロ

 

 

普段見ることが無いので

もう少しゆっくり見学したかったけど、

そんな暇もなく車椅子を押される。

 

 

自分の手術室は一番奥の方の手術室だった。

 

 

もう皆さん準備満タンで

待ってました!!とばかりに出迎えてくれた。

 

 

手術台までたどり着くと、

自力で手術台に上がって寝ころんだ。

 

 

もうこのときは恐怖と緊張と驚きでいっぱいで

頭が真っ白の状態。

 

 

看護師さんの1人が、

 

ドラマで見るのとおんなじ?

 

って聞いてきて、

 

!確かにおんなじだ!!

でも、テレビは撮影用で必要最低限の物が置いてあってシンプルだけど

こっちは機器や物がたくさんあってリアルだし、

何といってもテレビは第3者からの視点で見るけど、

今自分が見てる患者からの視点は見たことが無いです。

 

と思ったのでそう答えたかったのですが、

頭が混乱してそれが言葉にならなくて、しばらく間をおいて、

 

あ、はい!そうですね!

 

としか言葉が出なかったです。

 

 

寝転がったらすぐに麻酔の準備へ取り掛かる。

 

 

寝た状態で横になって、

へそを見る感じで出来る限り背中を丸める姿勢に。

 

 

手術室の皆さんが体を動かないように固定。

 

 

麻酔科の先生が作業を始める。

 

 

針を背中に刺された瞬間、

体が反射でビクッとなった。

 

 

痛みは普通の注射と同じぐらいでチクッとする程度。

 

 

先生が作業している時間が異様に長く感じられ、

先生や他の方もみんな無言で静まり返り、

心配になっていてもたってもいられなくなり、

 

順調そうですか?

 

と自然に声が出てしまった。

 

 

先生は

 

うん。順調ですよ

 

と一言。

 

 

針を刺しながら作業をしている間、

痛くはなかったのですが、

背中というか背中の中やおなかの中を

いじられているというかゴソゴソしているのが分かって、

その感覚がすごく気持ち悪くて嫌だった

 

 

後から思い出してみると、

ぞっとする感覚で

次は全身麻酔にしてほしいぐらい。

 

 

まぁ、あくまでも自分はそう感じたので

人によっては大丈夫な人もいると思うし、

それぞれ感じ方は違うと思います。

 

 

先生が

麻酔入れますよ~

とおっしゃり、

麻酔の注入が終われば

すぐにあおむけの状態に戻った。

 

 

しばらくは何ともなかったけど、

だんだん足の方からポカポカしてくるような感覚がしてきた。

 

 

温まったと思ったら、

正座をした後にくるあのピリピリとジーンとしたしびれが…。

 

 

でも、我慢できないほどのしびれでは無かった。

 

 

そのしびれが下半身全体に広まった。

 

 

麻酔が効くのを待つ間、いろいろ準備が始まった。

 

 

自分は麻酔が効いている状態で動けないので

手術室にいる人全員で体を持ちあげて

体位を調整して下さった。

 

 

手術室には5人~7人くらいがいたと思う。

 

 

 

右足の血栓予防のタイツは取られ、

右足もバリカンで毛を剃られた。

 

 

やっぱり右足から移植腱を取ってくるのかと実感した。

 

 

結局、血栓予防のタイツは

1時間ぐらいしか履いてなかった…w

 

 

 

何の作業をしているのかが気になって

上半身をちょこっと起こそうとすると

動いたらダメよ!

って言われちゃいました。

 

 

体にいろいろペタペタと

心電図やらをみるパッドが貼られ、

手は横に広げて固定され、

布団乾燥機のようなものから温風が出てきて

体全体が温まるようになったり、

顔の前にタオルでついたてをされたり、

尿の管をセッティングしたりと

着々と準備が進められる。

 

 

 

ついたてがされて何も見えないし、

足の感覚もほとんど無くなってきたので

触られてるのも分からなかったけど、

先生が足を曲げたり伸ばしたりして

確認している感覚が伝わってきた。

 

 

麻酔をしてから10分も経たない頃に、

麻酔科の先生が氷を持ってきて、

足なのかどこかわからないけど

氷を当てて、

分かる?

と聞かれるのだけど、

触られている感覚も全く分からなかった。

 

 

氷を当ててどこまで麻酔が効いているか

確かめているらしい。

 

 

着々と準備をしている間も不安と恐怖と緊張は増していくばかりで

いろいろな事を考えているうちに口はガクガク震え、涙がポロリポロリ…

 

 

看護師さんに

大丈夫?

って聞かれたけど、声が出ず…

 

 

そうこうしているうちに準備は全て整って、

麻酔科の先生が寝る点滴をするとおっしゃった。

 

 

いよいよかと覚悟を決め、

看護師さんに

それではよろしくお願いします!

先生方にもよろしくお伝えください。

とお伝えした。

 

 

何かあっても寝ている自分には何もできないので

先生方を信じて託しました。

 

 

じゃあ、眠くなる注射入れますよ~

手が少し痛みます。

と言われ、

点滴から寝る点滴が始まった。

 

 

直ぐに点滴をしている方の手が痛くなってきた。

 

 

何とか起きれる所まで起きておこうと思ったけど、

その抵抗もむなしくというか抵抗をするまでにも及ばず

さすがに薬には勝てず、

眠くなってきたという感覚もないまま

一瞬にして意識が飛んだみたいです。

 

 

 

 

 

 

さて、手術当日①はここまで!!

 

 

続きは目を覚ましたところからスタート!!

 

続きは手術当日②をご覧ください!!

 

②へはこちらを押してください

手術当日 ②

!!入院初日と術前説明(手術の方法) ①の続きになります!!

 

 

 

その後はいよいよ病室に移動!!

 

 

まだ幼い時に入院した事があるそうなのですが、

まだ物心つかない時で記憶が無いので、

自分にとっては人生初の入院!

 

 

入院自体はどんなものか少し楽しみにしていましたが、

手術は嫌なので複雑な気持ち…

 

 

手術はせずに入院だけして帰れたらな~って思ったw

 

 

病室に移動したら、

まずは母に車から荷物を運んできてもらい、

自分はその荷物を片づける。

 

 

その間に整形外科の看護師さんからいろいろ説明を受け、

他にもいろいろ話をして盛り上がりました。

その看護師さんはすごく良い方で、

術前の検査や入院前の説明の時も付き添って下さり、

今日もずっと付き添って下ってて、

緊張をほぐして下さいました。

 

 

整形外科の看護師さんの話が終わると、

次は病棟の看護師からの説明。

 

 

病棟の説明やこれからの流れ等の話を聞きました。

 

 

話された内容の一部を紹介します。

 

 

写真の通り、今日の21時からは絶食。

 

 

明日の9時からは水も飲めなくなります。

 

 

 

 

手術の際に、胃の内容物が逆流し、肺の方に流れると、

命に関わることになるそうです。

 

 

 

そして、手首にこのリストバンドを取り付けされました。

 

 

 

 

名前と生年月日が記載されてます。

 

 

注射の前などに確認するそう。

 

 

 

そして、1日の流れはこんな感じ。

 

 

 

 

起床は6時。消灯は22時。

 

朝ご飯は8時。

昼ご飯は12時。

夕ご飯は18時。

夜食は…もちろんありませんw

 

 

何とも規則正しい健康的なスケジュールです。

 

 

消灯は21時の病院が多いと聞いていたのですが、

22時で驚きました。

 

まぁ、普段の生活からすると22時でも

早いのは早いんだけど…

 

 

約2時間おきには看護師の方が来られるというスケジュール。

 

 

多い気もするが、まぁ何かあってからでは遅いのでしょう。

 

 

 

そして転落・転倒には念を押され、注意を受け、

同意書にサインしました。

 

 

お年寄りの方は転倒するだけで骨折したりするそうなので

行動が制限されるそうですが、

自分の場合は特に制限はありませんので、

注意だけですみました。

 

 

実際、手術までの1ヵ月半、

ふらついて転倒しそうになったり、転倒したり

という事があったので、

悪化させたり、新たに傷を増やさないように

気を付けないとですね。

 

 

 

その後、手術後はしばらく車椅子生活になるとの事で

車椅子の練習がてら病棟の案内を受けました。

 

車椅子はもう慣れていたので

特に指導される事も無く、

言う事ないね

って言われました。

 

 

病室はラッキーな事に2人部屋チョキ

 

 

でも少し狭めです…

 

 

窓際が良かったのですが、

まぁ2人部屋にしてもらえただけ 

運が良かったと思い、

そこは我慢。

 

 

自分のベッド前を通らないと

隣の方が出られないのですが、

ベッドと壁の間が狭すぎて

同室の歩行の補助具使われている方が

通るのがやっとの幅でした…アセアセ

 

 

同室の方は

3月28日に腰の手術をされた高齢の男性の方で、

良い方だったので安心。

 

 

 

 

荷物を置いて、充電するための配線をしたので

少しごちゃごちゃですが、こんな感じです。

 

 

自分のスペースには

ベッド

オーバーテーブル

床頭台

パイプ椅子

が置かれてます。

 

 

床頭台には有料のテレビと冷蔵庫があります。

 

 

テレビは1時間50円。

 

冷蔵庫は1日50円。

 

 

床頭台は収納能力が高く、

結構沢山荷物を収納できます。

 

 

思っていたより激狭で床頭台の前のスペースに

車椅子を置いたら、ほぼ空いているスペースはありません。

 

 

なので誰か見舞いに来られたとしても、

パイプ椅子を開いて座るスペースはありませんガーン

 

 

ベッド上にはナースコールとライトと酸素が出てくるところ等があります。

 

 

ナースコールを枕元とか適当なところに置いておくと、

ちょっと横になった時に間違って当たってしまい、

ピンポ~ンと鳴っちゃって、

看護師の方が大急ぎでやってきちゃったという事が

2回も発生しましたので

ナースコールを置くところを

早めに決めておかないといけないですねアセアセ

 

 

そうこうしていると、主治医のB先生が来られました。

 

 

今どれぐらい膝が曲がるか確認。

 

 

先生が少し強めに膝を曲げたので痛かった…ゲッソリ

 

 

先生いわく、相当固まっていて、

こりゃあ、リハビリが大変じゃね

っておっしゃっていました。

 

 

ケガをしたら、炎症により膝の周りの組織も固まるそうで、

自分みたいに完全固定だと余計に固まるそう…

 

 

いわゆる、癒着です。

 

 

そうすると、靭帯に移植するのに必要な

太ももの半腱様筋腱付近も固まってしまい、

採取が難しくなるとの事。

 

 

そうなると、右足からとってくるようになるらしい…

 

 

右足も手術されるとなると、困ったものですガーン

 

 

 

その15分後、次はA先生が来てくれた。

 

 

A先生も膝の曲がり具合を確認。

 

 

A先生は

ここまで曲がればいいよ!OK

っておっしゃいました。

 

 

不安を払拭する為におっしゃっただけなのか、

本当に良いのか分からずで、

結局不安だけが残りました。

 

 

唯一嬉しかったのが、

今日は装具外して寝ても良いよ!

明日からまた当分するようになるから

とおっしゃって下さいました。

 

 

あの重装具を外すことができるなんてたまらなく嬉しい。

 

 

早速外した。

 

 

解放感がすごく、

とても身軽になって気持ちが良かった音譜

 

 

そして、今日のうちに寝返りの練習をしておいてと言われた。

 

 

先生いわく、手術後、寝返りを打つのが重要なんだそう。

 

 

手術中と手術後はず~っと同じ体勢でいるからなのだと思う。

 

 

 

そうこうしているうちに夕ご飯の時間です。

 

 

 

 

ご飯220グラム

白身魚の生姜煮

さつま芋

しろなの煮浸し

オクラとワカメのポン酢和え

フルーツ缶(黄桃)

です。

 

 

 

こんな感じで全ての食器に蓋をされて持ってこられます。

 

 

プレートは2つに分断されていて、

そこを境目に

温かいものはアツアツで熱く、

冷たいものはヒヤヒヤになってます。

 

 

料理を運ぶ配膳車が

冷蔵と保温両方出来るようになってて、

冷めることなくアツアツの状態で食べられます。

 

 

冷蔵と保温を両方できるなんてよく出来た配膳車だと

驚かされました。ポーン

 

 

さて、気になるお味の方ですが、

味はしっかりしていてそれなりにおいしいですOK

 

 

魚の骨は1つもなく凄く食べやすい!

 

 

病院の食事は薄味でまずいとイメージしていただけに

良い意味で逆に裏切られたような気持ちです。

 

 

白米はお米が立っていなくて、

べちょっとした感じ…。タラー

 

 

おにぎりをギューッとつぶした感じで

塊になってます。

 

 

まぁ、大きな釜で炊いているのだろうから仕方ないですね…

 

 

量は意外にあって、多くも少なくもなくちょうど良い感じです。

 

 

でも、ヘルシーなぶん、何か少し物足りないような気がしました。

 

 

まぁ、1日ほとんど動き回る事も無いから

余分にカロリーを摂取しても太るだけなので

そこは我慢です…

 

 

 

食事中、仕方ない事ですが、

同室の方の食べる時の音や、

ここはドアが常に開けっ放しになっているので

廊下から

うんち!!おしっこ!!

って大きな声が聞こえてくるので、

食事がまずくなります…ガーン

 

 

自分が今いる階は急患病棟になっていて、

重篤な患者さんだけが入院している階になります。

 

 

その為、寝たきりの方も多く、

ほとんどの方が介護を要するような方々。

 

 

常にナースコールが鳴り響き、

看護師さんが行ったり来たり。

 

 

認知症の患者さんや耳の遠い方がいらっしゃるので、

叫び声や大きな声が聞こえてきます。ぐぅぐぅ

 

 

探検した時や箸を洗いに行く際に

ドアが開けっ放しになっているので

チラリと病室が見えますが、

高齢な方しかいらっしゃいません。

 

 

1番若そうな方でも60代ぐらいの方。

 

 

まぁ、場所的に仕方ないのですが…

 

 

その中に1人ポツンと20代の自分がいるわけで、

軽いカルチャーショックをうけました。

 

 

ご飯を食べたら、

スマホをいじったり、荷物の整理をしたり、

今日もらった資料を読み返したりと

時間を過ごしました。

 

 

他の方々は皆さん早いもので、

20時にはイビキが聞こえてきます…ぐぅぐぅ

 

 

同室の方も20時半にはお休みになられていました。

 

 

消灯時間にもなっていないのに

21時になると80%の部屋の電気が消され、

真っ暗に。

 

 

自分の部屋はこうこうと電気が点いてますw

 

 

21時半過ぎに少し眠たくなったら、

急に隣の部屋から、

誰かぁ~~~~~~~~~~!!!!!!

早く来てぇ~~~~~~~~~!!!!!!

早く来てぇ~~~~~~~~~!!!!!!

と叫び声が…

 

 

ビックリして眠気も飛びました。ポーン

 

 

こういう事もこれから多々あるのかと思うと

少し先が思いやられましたが

そこは我慢です!

 

 

22時になると廊下は真っ暗。

 

 

イビキとたまにナースコールが鳴り響きます。

 

 

もう少し起きておこうかと思ったけど、

入院の準備と気疲れで眠たいのと、

明日の手術に備えて体力の温存をしておこうかと思い、

22時半過ぎには就寝しました。

 

 

 

今日はここまで!!

 

 

 

次回は手術当日について書きます!!      

 

 

 

   

長文・乱文失礼しましたアセアセ

 

 

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こんにちはチョキ

 

 

今回は入院初日と

主治医の先生からの術前の説明について

書きます!

 

 

①と②に分かれてます。

 

 

長いですが最後までご覧いただければと思います。

 

 

 

入院の前日までにはだいたいの準備を済ませ、

何度も持ち物の確認をした。

 

 

暇になるであろうから、

ちゃんと暇つぶしのできる物や

リハビリグッズも準備した。

 

 

手術後まではお風呂に入れないと思い、

朝、病院に向かう前にシャワーを浴びた。

 

 

次にお風呂に入れるのは3日目かぁ~

と思いつつ念入りに体を洗いました。

 

 

 

車は原則病院に置いててはいけませんが、

許可を取ればオッケーでしたので

マイカーで向かいます。

 

 

病院に行く前に立ち寄ったのは

家から少し走ったところの桜がある

公共施設の駐車場です。

 

 

都合が合えば毎年花見が恒例になっている我が家でしたが、

今年は自分ができる状況ではないので

もちろん中止です。

 

 

せめて手術する前に桜だけでも

見られればと思っていた。

 

 

すると、8分咲きぐらいではあるけど、

手術する前までに咲いてくれた。

 

 

今年は車窓からではあるけれど、

前日に買っていた桜餅を

ほお張りながら

花見をした。

 

 

 

 

厳しい冬を越えて咲く桜は

とてもきれいで美しい。

 

 

日本人で良かったと思えるひと時です。

 

 

 

手術前の主治医からの説明が11時からだったので

その時間に間に合うように病院に到着。

 

 

しかし、外来の診察が多すぎて

待つようになるからお昼ご飯を食べておいでの事。

 

 

入院の説明を受けた時に

入院当日、お昼に病院食出せるけど、どうする?

って聞かれたのですが、即答で

外で食べます!

って答えました。

 

 

一ヶ月病院食だし、

もしかしたら手術で死ぬかもしれないし、

せっかくなら直前まで

自分の好きな美味しいもの食べた方が良いよね

 

 

という事で、ランチは近くのカフェへ。

 

 

そこで少し奮発してステーキを選びました音譜

 

 

 

 

ちょうどいい感じにミディアムレアになってました音譜

 

 

お肉の味を一口一口噛みしめながら、

よ~く味わって戴きました。

 

 

その後、病院に戻って、いよいよ術前の説明です。

 

 

ちなみに主治医の先生ですが、

自分が最初に指定したA先生(仮名)ではなく、

同じく膝専門のB先生(仮名)になりました。

 

 

手術はA先生とB先生が一緒にして下さるので

安心しました。

 

 

A先生が良かったのですが、

恐らく、大人の事情だと思うので、

そこはあえて従いました。

 

 

術式は、ある程度自分でネットなどで予習はしていたので、

術前の説明はその確認だと思って聞きました。

 

 

それでは簡単に術式(手術方法)を説明します。

 

 

ここからは専門的な内容になってくるので

自分の説明不足で??ってなったらすみませんアセアセ

 

 

今時点で分かっている病状は

左膝前十字靭帯・内側側副靭帯・後十字靭帯の損傷

脛骨の骨折

になります。

 

 

ケガした箇所の詳しい説明は

受傷部位の詳細説明にて書いてます。

 

 

この詳細説明を見ていただくと、

この後の説明が分かりやすいかと思います。

 

 

骨折は粉砕骨折ほどでもないので、

手術までの待機期間で

ある程度自然治癒しているという事で

経過観察。

 

 

 

内側側副靭帯も重度でなければ

自己治癒能力で修復可能なので

手術はしない方向で行くことに。

 

場合によってはするかもとの事でした。

 

 

 

後十字靭帯については先生は何もおっしゃっていなかったので

こちらも経過観察という事だと思います。

 

 

ネットの情報だと、後十字靭帯の再建手術は非常に難しく、

その手術が出来る病院は非常に限られるそう。

 

後十字靭帯は前十字靭帯と比べ太いことと、

後方で血行の良い場所に靭帯が位置しているため、

靭帯の修復が行われやすいのではないか

と言われているけれども、しかしながら、

断裂場所によっては自然修復が困難であることも多く、

後方へのズレが必発するという事です。

 

さらに、他の靭帯と複合型の靭帯損傷が起こっている場合に

不安定性がかなり出やすいそうです。

 

 

自分の場合は後十字靭帯は部分断裂という事でしたが、

その程度も、切れるか切れないかの瀬戸際なのか、

それとも一部分が少し断裂したのかという程度までは

分からないので、何とも言えませんが、

自身の自己治癒能力を信じてみようと思います。

 

だけど、不安定性はなくなる事は無いでしょう…ガーン

 

 

 

だいぶ話がそれましたが、という事で

今回は前十字靭帯再建術のみ。

 

場合によっては半月板、内側側副靭帯もするかも

って感じです。

 

 

前十字靭帯はほぼ自己修復はしないので

膝の不安定さを得るためには

再建術が必須になります。

 

 

前十字靭帯の単体だけの損傷なら

不安定さは多少残りますが、

手術しなくとも生活するにおいては

問題無いぐらいにはなります。

 

 

しかし、自分の様に

複数の靭帯を損傷(複合靭帯損傷)の場合は、

手術しないという選択肢は先生の話からも

ほぼ無いといった感じであった。

 

 

怪我した時、

体重を乗せるとグラッグラの状態で

立つのも無理だったので恐らく、

手術しないと一生松葉杖生活になっていただろうw

 

 

今回する前十字靭帯再建術の手術は

一言でいうと、

ちぎれた前十字靭帯があったところに、

人工的(手術)に代わりの靭帯を作ってしまおう!!

というものです。

 

 

一度ちぎれた前十字靭帯は

縫ってしまって(縫合して)くっつける事は出来ず、

代わりの物を使って新たに作り直すしかありません。

 

 

前十字靭帯の代わりになる物は

人工靭帯

患者自身の膝蓋腱

患者自身の半腱様筋腱(ハムストリングス)

が使えます。

 

 

どれも長所短所があるようですが、

ネットで調べる限り、半腱様筋腱が主流のようです。

 

 

膝蓋腱と半腱様筋腱は患者自身の組織を使うので

体が拒絶反応を起こすことなく生着しやすいとの事です。

 

 

自分は半腱様筋腱(ハムストリングス)と薄筋腱

を使って再建術をする事になりました。

 

 

半腱様筋腱(はんけんようきんけん)と薄筋腱(はっきんけん)は

半分筋肉で半分腱という組織だよ

と先生から教えてもらいました。

 

 

 

 

半腱様筋腱と薄筋腱は太ももにあり、

股関節と膝関節を曲げ伸ばしなどをしており、

重要な役割をしている。

 

 

この役割をすべて半腱様筋腱と薄筋腱が

担っているわけではないので、

この部分を採取しても

あまりスポーツや生活に困る事は無いとされているそうですが、

深く曲げる力が落ちるとされているそうです。

 

 

この半腱様筋腱と薄筋腱の長さは20cm~25cmぐらいで

2~4重に折りたたんで使用します。

 

 

ググったら分かりやすいイラストがありました。

 

 

 

 

折り畳んだ半腱様筋腱と薄筋腱に

骨に固定するための金具(エンドボタン)と

人工靭帯などを組み合わせたら

移植腱の完成だそうです。

 

 

※画像は右足です。

 

 

移植腱が完成したら、

本来、靭帯が付着していた位置に

上下の骨に貫通させるように穴をあけます。

 

 

そして、移植腱を骨に掘った穴に入れます。

 

 

その後、上下を金具で固定すれば完成です。

 

 

 

手術は鏡視下で行われます。

 

 

鏡視下とは、皮膚を大きく切開することなく、

数か所の小さな穴を開けて内視鏡(カメラ)をその穴に挿入し、

関節内部の様子をモニターに映し出して行う手術です。

 

 

手術はなるべく低侵襲(患者に与えるダメージを少なくする)で行われ、

鏡視下だと、痛み出血量を抑えられ、

手術後の感染症を防ぎ、

傷口が小さくて済むという利点があるそうです。

 

 

 

以上のような手術方法を一通り教えていただいたら、

手術に伴う危険性を教えていただきました。

 

 

出血・感染・再断裂・各種血栓症

が今回起こりうる危険だそう。

 

 

出血はもちろんの事、傷口から細菌が入ると

感染してしまいます。

 

 

やはり、再建しても切れないという保証はありませんガーン

 

 

出血・麻酔の影響や手術中は足の血を止めて手術するため

足に血栓(血の塊)出来やすく、その血栓が肺や心臓や脳に運ばれると、

命に係わるそうです。

 

 

いわゆるエコノミー症候群と同じです。

 

 

 

以上の手術方法や危険性を理解したうえで

同意書を記入しました。

 

 

 

 

リハビリですが、前十字靭帯だけの人と比べて、

5倍は頑張らんといけんね

って言われました…ガーン

 

 

 

 

その後はいよいよ病室に移動!!

 

 

②に続きます…

②はこちら

 

こんにちはチョキ

 

 

これから術前検査と麻酔科受診について書きま~す!!

 

 

術前検査は3月25日

 

麻酔科受診は3月27日

 

です。

 

 

まずは術前検査について書きま~す!!

 

 

この日、行かなきゃいけない場所はここ

 

 

 

 

採尿トイレで検尿

 

中央処置室で採血

 

放射線科でレントゲン

 

生理検査室で心電図と肺活量

 

整形外科で装具の採寸

 

 

いろいろ行かなきゃならないので忙しいですアセアセ

 

 

 

『じゃあ、まず最初に採尿トイレで検尿しておいで』

 

 

と整形外科の看護師さんに言われたものの、

まだ全然もよおす感じがしない…

 

 

なので、とりあえず水をがぶ飲みしておいて

後回しにする事にした。

 

 

 

その次に、この検査の中で1番嫌な

採血を最初に終わらせておこうと思い、

中央処置室へ。

 

 

小学生の様に注射が痛くて

嫌いなわけでは無いですよw

 

 

失敗しないか不安だし

注射した後に血が止まるか心配だし、、

血を見るのが苦手だし、

何より注射する前のあの雰囲気が嫌です。

 

 

名前を呼ばれ、言われるがままに着席。

 

 

その間、看護師さんほ着々と準備を進めます。

 

 

心の準備をする間もなく、

腕にゴムのチューブを巻かれ、

針を刺すところを消毒されます。

 

 

『じゃあ、ちょっとチクッとするよ~』

 

 

と言われた瞬間刺されました。

 

 

血がチューブを進み、

小学校で使うような試験管よりもう少し短い容器に

どんどん溜まっていきます。

 

 

1本目が満タンになると、

2本目3本目と看護師さんが手際よく容器を入れ替えてく。

 

 

血が苦手で血を見ていると血の気が引いて

気持ち悪くなってきたので、

途中からはよそ見していた。

 

 

合計で紙コップ一杯分は血を抜かれました。

 

 

 

お次は近い順から行くことに。

 

 

1番近いレントゲンへ。

 

 

胸・腰・左右の膝等を

姿勢を変えたりしながら何回も撮影された。

 

 

胸と腰は必要ないように思ったけど、

何かしらで必要になのでしょうね。

 

 

レントゲン技師の方がケガしている方の足を曲げたので、

 

『あ゛!!

 

と痛くてつい声が出ちゃいました…

 

 

 

お次は生理検査室で心電図と肺活量。

 

 

心電図は横になっているだけで

機械が記録してくれるので問題無し。

 

 

肺活量は検査が2つ項目があって、

1つ目はゆっくり限界まで息を吸って

ゆっくり限界まで吐くというもの。

 

2つ目はゆっくり限界まで吸ったら、

最速で吐き出すというもの。

 

 

1つ目は難なくクリア!!

 

 

看護師に

 

 

『お上手ですねー!

 

 

と言われ上機嫌になったけど、

2つ目が難しくて、途中で息が詰まったり、

急き込んだりして3回目でやっと合格になりました…

 

 

 

お次は検尿だったのですが、

肺活量の検査を終えるころには

もう、もれそうで採尿トイレへ急いで駆け込みましたw

 

 

 

その後、また整形外科に戻って

お次は装具の採寸。

 

 

手術後しばらくは

今着けているネズミ色の装具(ニーブレース)を装着するのですが、

30度で固定されていて、そのままでは曲げる事ができないので、

30度以上は伸ばすことは出来ないけど、

曲げるのは自由な装具に変わります。

 

 

その装具はオーダーメイドで、

一人一人の膝に合った形で作られるので

事前に採寸が必要なんです。

 

 

採寸は国家資格を持っている、義肢装具士がする事になっていて、

装具の採寸・作成に国家資格が必要なことに驚かされた。

 

 

今回の装具の他に、義足や義手もその方が作るそう。

 

 

今回担当して下さった義肢装具士の方は

スキーヤーの方で、

前十字靭帯の再建手術を経験された方でした。

 

 

いろいろ話を聞いたり、質問ができて大変助かりました。

 

 

前十字靭帯がセンサーの役割をしていたんだと

ケガをしてから気が付いたとおっしゃっており、

以前受傷部位の詳細説明で説明したのですが、

まさにその通りなのだな~って思いました。

 

 

膝周辺の採寸を行って終了。

 

 

4月8日に届くそう。

 

 

代金は約4万円!!

 

 

まぁ、沢山需要があるわけでも無いし、

オーダーメイドという事を考えれば

妥当な金額なのかもしれない。 

       

 

その日はここで終了。

 

 

 

お次は27日の麻酔科受診について書きます。

 

 

手術をする時は麻酔科の受診が必須みたい。

 

 

何を話されるのかドキドキしながら麻酔科へ。

 

 

診察室に入ったら、まず、麻酔科の先生が

25日に受けた検査の結果を見ていく。

 

 

レントゲンや心電図等、

全てチェックされていたので、

25日に受けた検査は

この為だったのかと納得。

 

 

その後、背骨の位置などを触診された。

 

 

手術の麻酔には主に全身麻酔と局所麻酔の2つ。

 

 

全身麻酔は文字通り、全身に効き、

呼吸も自発的に出来なくなります。

 

 

局所麻酔は脊椎を麻痺させる方法です。

主に下腹から下(下半身)を麻痺させる方法。

 

 

全身麻酔はリスクが高いので、

下半身の手術や盲腸の手術は出来る限り

リスクの低い局所麻酔になるそうです。

 

 

局所麻酔の方法は2つあり、

脊髄クモ膜下麻酔(腰椎麻酔)と硬膜外麻酔の2つ。

 

 

自分の場合は脊髄クモ膜下麻酔でした。

 

 

脊髄クモ膜下麻酔を簡単に分かりやすく説明すると、

脊髄(せきずい)は背骨の中にある器官で、

脳まで続いてます。

 

 

その脊髄に神経などがあり、

脳とからだの各器官との連絡通路になってます。

 

 

背中の背骨の間に7㎝~12cmの長い針を刺し、

脊髄のクモ膜下という所に麻酔薬を注入し、

脊髄にある神経を麻痺させるという方法です。

 

 

手術時間が短く、下半身の手術をする人で

その他に患者の状態・容体を考慮して

可能であればなるべくリスクの少ない

脊髄クモ膜下麻酔にするそうです。

 

 

下半身だけに効く麻酔なので、

呼吸も自分でできるし、

意識もちゃんとあって話すことができるのですが、

自分の場合は点滴から睡眠薬を投与され

眠ることに決まりました。

 

 

  

 

こちらが同意書にl記載されている説明と合併症になります。

 

 

合併症は起こりうるもの全て記載されており、

一つ一つ丁寧に説明を受けました。

 

 

合併症の中に、心停止というのがあり、

恐怖を感じました。

 

 

恐らくないだろうけど、

死ぬ確率はゼロでは無いと思うと

不安しかありません。

 

 

先生に聞きなおしたら、

国からの指導で起こりうることは

すべて記載しておかないといけない

という事になっているとの事で、

そんなに頻繁に起こる事では無いから

安心して下さいとおっしゃってましたが、

 

そう言われてもやっぱり… 

 

 

って感じでなかなか不安が払拭されませんでした。

 

 

最後に緊張しながら同意書に同意しました。

 

 

 

 

同意書にサインしたことで、

もし死んだり、合併症が発生しても、

何も文句は言えないという事…

 

 

まぁ、死んでしまったら死んだ事さえ気づかず、

何も言えませんが…w

 

 

でもこれにサインしないと手術は出来ないので

覚悟を決めました。

 

 

この日は麻酔科の受診だけで終了でした。

 

 

もう入院・手術は間近に迫っていると

実感させられる日々だった。

 

 

今回はここまで!!

 

 

 

 

次回は入院初日と術前説明について書きます!!      

 

 

 

   

長文・乱文失礼しましたアセアセ

 

 

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