髪型の話。




私の髪型はチョンマゲです。

紛うことなきチョンマゲ。そうとしか言えないチョンマゲ。

かなりの長髪で、肩より余裕で下です。


なぜ私はこんな変わった髪型をしているのか?







30代の男性がチョンマゲだと相当異様ですが、

私の周りは優しい方ばかりで、

「なんでその髪型?」とは全然聞かれません。

カッコいいとも言われませんが。







妻からの評判は頗る悪い。


「こんなに伸びたよ」

「今日はどうもくにゃくにゃするなあ」

などと話してみるのですが、


「切れば」としか言われません。

私のこの髪型が相当嫌いなようで、話題にすらしたくないようです。

他の話題だと普通に仲良く話すんですけどね、、








カッコいいはずもなく。

妻に嫌われてまで、世間から浮いてまで、

なぜこの髪型を続けているのか?


直接的な理由は、ほぼ無意味なもの、消去法です。









チョンマゲにする前は坊主でした。

バリカンで3mm。紛うことなき坊主。



当時の私は、色んな理由でストレスが溜まってわあああとなってしまうと、

自分でバリカンで頭を刈り上げてスッキリするのが癖になっていました。


誰に迷惑をかけるものでもないのですし、

むしろ坊主結構似合っていたのですが、

妻に「あなた、それみっともないからやめなさい」と言われました。


みっともないと言うのは、坊主がみっともないと言うのではなく、ストレスが溜まったからといって急に変なことをするのがみっともないと、

妻は言うのですね。


それは、その通りだなあと思ったものです。




しかし、普通の男性的な短髪を維持していると

「どうせすぐ伸びるし」と思ってついバリカンでやってしまう、というのが何回かあり、


「どうせなら刈るのがもったいなくなるくらい伸ばすか」と伸ばし始めたのが、

今も続いているというのが現状です。


こんな経緯なので、そんなにこだわりがあるわけではない。

正直言えば自分で気に入ってるわけですらないのです。








妻はそんなことはすっかり忘れているようで、

「なんでこの人は変な髪型ばかりなんだ、ちょうど良い長さで止めればいいのに」と苛ついています。



妻には全然責任がない、嫌な思いをしているなら被害者とさえ言えますが、

かといって私はこの髪型をやめません。


これについては、敢えて、私の我儘を通しています。







むしろ、こちらの、二つ目の理由の方が大事でして。






なぜこんな意味のない我儘を通すかと言うと、


私が、妻の好みのために髪を切ってしまうと、

途端に妻が、自分の好みのために旦那の髪を切る人、になってしまうからです。


お分かりいただけますでしょうか。




私の立場から言い切ってしまいますが、

「旦那の髪が変」なんて、

問題としては些細なものです。


「旦那が働かない」とか「育児をしない」「風呂に入らない」に比べれば、全然大したことない。


私は、これらの問題ならそこそこクリアしています。

そういう意味で、そこそこ良い旦那であると言ってよい。



しかし、もし私の妻が「旦那の髪を無理矢理切るような人」だった場合、

私は妻を嫌いになり、自分の髪型さえ自分でコントロールできないことに自信を失い、

家庭を維持することにやる気を失って、

髪型は普通でも他のことは手を抜く、良くない旦那になってしまうでしょう。




今のところ妻は、私の髪型に不満を持ち「切れば」とたまに言いつつも、

しつこく言ったり無理矢理切るようなことはしません。

自制心のある、良い妻です。


だから、私も報いるように良い旦那でいようとしています。




つまり、私の髪型が変であることは、

私の、我儘と家庭への貢献のバランスの、

'落とし所'なのです。


「こんな髪型も許す妻」で居させてあげる、優しさなのです。



お分かりいただけますでしょうか?









この話を当人にすることはないです。

言わない方が伝わるからです。




私が今後髪を切るとすれば、

それは、妻が「その髪型見慣れてきて、なんだか素敵に思えてきたわ。そのまま伸ばしてね」と言ったときでしょうか。


なさそー。

言われたさあるけど。






動機の言語化は、ややもすると害が立ちますが、

今回はちょっと面白くなりそうな気がして、考えてみました。


すごく変なブログになりました。


こんな変な文章はもう書けないと思います。





理由なんか無いです。

全てのことに理由なんか無い。

あるとすれば、それは、

過去の事象のうち観測されたものだけをそれらしく繋げた理屈であり、フィクションです。


おわり。



「連続にして滑らかな曲線は任意の点によって分割され停留が可能な領域に見出される特異な関数によって常に表現されたいと心から望んでいる」 〜森博嗣〜




ダンスの生徒さん、シラトリダンススクールにて大募集中!

出張整体も随時受け付けしております!



Facebook

https://www.facebook.com/profile.php?id=100029989664711

Instagram

https://www.instagram.com/yongtai298?igsh=MTY4MXRibHBzNDA2aw%3D%3D&utm_source=qr

Amebaブログ

https://ameblo.jp/yutarozuky