1の続きから





伴奏は、歌い手の表現を受け、伸ばすためにある。

だから、まずあなたが歌い出さないと始まらないのだと。



そうか、、まず私が歌い出さなきゃいけないのか。。


しかし、、しかし!


ここはカラオケボックスではありません。

音の導線が、ガイドボーカルが、ここにはない!

無音なのです!

しーんとした中に、まず私の声!?




なんて恐ろしい。

怖くて、怖くて、リハの途中なのに1分ほど声が出なくなりました。


つくづく私は、ダンサーというものは、音楽に生かされる存在であって、二次創作に過ぎないと思い知らされました。







私「音が無い。どうやって声を出すの?」

妻先生「音ならある。あなたの中に」








そうだった。

ダンサーは、頭の中の音を聞いてはいけないけど、

今私は歌い手で、一番最初の音を生み出す者。





(いつも練習している通りに、、)


声が出ました。


ほんの僅かに、紙一枚分だけ遅れて、吸い付くようにピアノの音が追ってきました。

影のようにずっと寄り添ってくれました。


おお、、もう怖くない。。

これがプロのピアニスト。。




脱帽です。

曲の表現として、わざと早く畳み掛けたり、

声を大きくしたり細くしたり、呼吸をためて遅らせてみたり、


そういった、私なりの工夫、表現に、

ピアノの音はずっと寄り添ってくれ、高め続けてくれるのです。





私「これがピアニスト。。」

妻先生「すごいでしょう」






当たり前の顔の妻先生とピアニスト先生。



なんて世界だ。

ダンスと歌、近いと思ってたのにこんなにも違うのか。





本番ではすっかりピアノを信頼してしまって、

ただただ気持ちよくなってしまいました。


すごい。


「すごい」しか出てこなくなる、私にとってそれほどの感動でした。





いろんな表現があるなあ。

私に出来ることから、なんでもやっていかないとなあ。

出来ることからね。。


おしまい。



「私は歌っているのではなく、ただ呼吸をしているのです」〜カルロ・ベルゴンツィ(テノール歌手)〜




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