脂質は非常に大切な栄養素ですが、その種類を間違って過剰に摂取すると、病気体質に変わってしまいます。
体の狂った脂肪酸組成が、病気の根本原因の一つであることは、間違いありません。
脂質は体内に入ると体を動かすエネルギー源になるほか、脳は水分を除くと約60%が脂質ですし、
約60兆個の細胞の細胞膜、各種ホルモンの原料になるなど、私たちの健康にとって、大変重要な働きを持っています。
「炒め物には植物油、肉ばかり食べ、たまには揚げ物やスナック菓子やケーキもいいよね♪」なんて生活を長くしていたのなら、体内の脂質は完全にバランスを欠いており、年々物忘れが増え、機能性の悪い60兆個の細胞膜をかかえ、病気になる準備は万端といったところです。
しかし、体に存在する脂質は、毎日私たちが口から入れる油に少しずつ置き変えていくことが可能なため、どんな油を選ぶかがとても重要になります。
特に、体内で合成することのできない「オメガ3、オメガ6系」の必須脂肪酸を1:1のバランスで摂ることが、難病治しでの最重要ポイントとなります。
両者は、体内で一方が増えると他方の作用が抑えられる関係にあるります。どちらも必須ですが、このバランスの乱れが生活習慣病のリスクにつながります。
一般的なオメガ3とオメガ6との割合は、1:3くらいが理想的と言われますが、日本人はオメガ3の方が不足しがちで、1:10~1:20くらいになっている状態です。
オメガ6(n-6系脂肪酸)が圧倒的に過剰になっており、これにより、免疫細胞が働きにくくなりアレルギー促進や炎症促進、動脈硬化、血栓が促進されます。もちろん癌や自己免疫疾患、心臓病、高血圧、糖尿病、肥満、早老にも直結していきます。
口にする油を変えることで、(1週間で実感できる改善もありますが、)健康体で1年半程度、老化や病気があれば3年またはそれ以上かかる場合もあるものの、体内の脂肪酸組成を最善のものにかえていくことができると考えられています。
①まずは、リノール酸を多く含むサラダ油、植物油脂を避けます
細胞膜はオメガ6に偏りがちだと柔軟さがない感受性の低い細胞膜になり、細胞内に栄養を取りこんだり、老廃物を排出したり、細胞同士の情報を伝達したり、有害物質の侵入を防止したりする重要な働きが低下し、健康や美容上の問題が出てきます。
(逆にオメガ3は、細胞膜を柔らかくします。)
残念なことに、オメガ-6はほぼすべての加工処理された油に含まれ、調理で加熱されると非常に酸化しやすく、一部がトランス脂肪に変わり、さらにより悪いアルデヒドに変わってしまいます。
実践的には、ベニバナ油(サフラワー油)やコーン油、大豆油、綿実油、グレープシードオイルなどリノール酸を多く含む植物油をやめる必要があります。
市販のドレッシングやマヨネーズも二度と買わないでください。
スーパーやコンビニに売っている食品の表示を見て下さい。「えごまドレッシング」という商品ですら、その他の「植物油脂」がたっぷり入っています。「植物油脂」が使われていない商品を探すのが難しいかもしれません。
しかし、加工植物油脂を避ければ避けるほど、自己免疫疾患は必ず良くなります。
ただし、オメガ6自体をゼロにしてはいけません。
鶏肉やくるみなど、食材から摂ることが非常に大切です。
②オメガ3脂肪酸を摂る。特に、治療効果が高いクリルオイルを摂る
●骨関節炎、慢性関節リウマチ (RA)。
ある研究では、クリルオイルを一日300 mg摂取すると、炎症、痛み、凝り、機能不全が7日で改善しはじめ、14日後にはかなりの効果が見られたことがわかっています。
●ある研究では、オメガ-3脂肪酸のDHAにより、結晶シリカへの暴露によって発症した肺の病変や全身性エリテマトーデス(SLE)の進行が止まったことがわかっています。
●その他、オメガ-3脂肪酸 は様々な改善効果があります。
関節リウマチ、クローン病、狼瘡、ループス、腎障害などの膠原病・自己免疫疾患
冠動脈性心疾患や脳卒中
幼児における必須脂肪酸の不足(網膜と脳の形成)
注意欠陥多動性障害(ADHD)
記憶喪失、脳の老化、学習障害、ADHD、自閉症、失読症、 パーキンソン病などの神経系、認知機能不全
骨粗しょう症
乳ガン、大腸ガン、前立腺ガン
腎臓病
肥満、脂肪肝、 2型糖尿病などの代謝系の異常(炎症を抑え血糖値を下げる)
炎症、C反応性タンパク質を減少させる
高脂血症、血圧降下、トリグリセリド値、7LDL (悪玉コレステロール)値を下げる
HDL(善玉コレステロール)値を上げる
月経前緊張症(PMS)、月経困難症
逆に、オメガ3の濃度が低いと、 あらゆる死因のリスクを増加させ、認知力の低下にもつながります。
では、実践的にどのオメガ3を摂取するべきか。
選択肢には、アマニ油・えごま油・ヘンプやチアシードなどの植物性オメガ3であるALA(アルファ・リノレン酸)や、
牧草牛や魚などの動物由来オメガ-3であるEPA(イコサペンタエン酸)およびDHA(ドコサヘキサエン酸)が挙がると思います。
しかし、どちらかを選ぶなら間違えなくEPA・DHAです。
そして、赤身肉の問題のある牧草牛より、天然のサーモンや小型の青魚が望ましいです。
それに加えて、フィッシュオイルサプリを摂ることもとても有効ですが、
どうせ選ぶなら、汚染や酸化がなく吸収に優れ効果が何倍にも高い南極クリルオイルにするべきと思います。
クリルオイルについて詳しく書きたいですが、すでに長くなっているので別の機会にしますが、お勧めのクリルオイルをご紹介します。
☆ Dr. Mercola, ナンキョクオキアミ油、60錠 3,791円(30日分)
コールドプロセスで処理され、生物学的効果を維持したクリルオイルです。また、オイルの抽出時にヘキサンを使用していません。残念なことに、多くの有名なクリルオイルの製造過程で危険な化学物資が使われています。また、(オイルが酸化してしまうため)酸素が侵入しやすいジェルタイプのカプセルではなく、ハードカプセルを採用しています。
Dr. Mercola, 女性のための南極オキアミ油, 90カプセル 4,422円(30日分)
私はこちらの女性用を飲んでいます。少し高くなりますが、特別なオメガ6(ガンマリノレン酸)を含む月見草オイルが入っている為、男性でもこちらがお勧めです。
☆ California Gold Nutrition, 南極クリルオイル 120粒 4,129円(120日分)
安さで選ぶなら圧倒的にこちらです。しかし、天然香料が入っていることと、製造方法に言及がない為品質は保証できません。おそらく品質は落ちると思いますが、飲まないよりは飲む方がメリットがあると予想しています。
お勧めのALAは、大人ならクセが美味しいこちら
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こどもなら、くせの少ないこちらが良いかもしれません。(えごま油は大抵中国産で、こちらは有機でもありませんので、上記の方がお勧めです。国産のものはとても高いです。)
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すみません<m(__)m><m(__)m>
こちらの記事は書きかけ中なのですが、更新頻度が悪すぎる為、この辺で一度アップしてみたいと思います(^^;)
次回は、今回の記事の修正と続きを書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたしますヽ(^o^)丿<m(__)m>
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精製糖質は栄養ドロボー。
過剰なリノール酸は隠れた殺人犯。
薬はゴミ箱のフタ。
食事療法は、ゴミ箱をカラにして、素敵な容器に変える魔法♪
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★最低限の対策で膠原病・自己免疫疾患・難病は必ず良くなる
⑥腸内環境を整える
⑦その他
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(次回のメモ)
良質な脂質の摂取源
調理油は何を使うか
ココナッツオイル、オリーブオイル、グラスフェッドバター、ナッツは本当に体に良いのか
魚を食べる(生の状態がベスト)
揚げ物を食べない(油を使わない調理方法、蒸す、ゆでる、煮る)
トランス脂肪酸を多く含むマーガリン、ショートニングを使用した菓 子パン、菓子類、レトルト食品を食べない
亜麻仁油、えごま油 からドレッシングを作る
出来立ての料理を食べる様にする。調理されてから時間が経過した惣菜は食べない。 (調理されてから時間が経過した食品は油が酸化していて、細胞膜に悪影響を与える)