食べ合わせや各食品の消化の特徴を考慮することによって、スムーズな消化を促し、体を癒す時間を増やしましょう。
90%の慢性病は、リーキーガットや腸内環境の悪化などの、胃腸の不良から起こると言われています。
胃腸の不良=
栄養を消化吸収できない、細菌・悪玉菌の増殖、アレルゲンの侵入、毒・ガスの発生、他の臓器にも影響
=万病の元です。
下記は、リーキーガット症候群から出る症状の一例です。
喘息・花粉症・アトピーなどのアレルギー症状、膠原病や慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患、IBS(過敏性腸症候群)、潰瘍性大腸炎、クローン病などの腸の症状、総合失調症、自閉症、うつ病、パニック障害、不眠症などの脳の症状、癌、アルツハイマー、更年期障害、子宮筋腫、体臭の発生、偏頭痛、下痢、便秘など
恐ろしいですね。
胃腸の不良=万病の元なので、あげればきりがないのでしょう・・・。
そして、この胃腸を治す一番の方法は、「食べないこと」です。
食べなければ、毒素もアレルゲンも入ってこない、免疫は食べ物の処理に追われることなく、せっせと胃腸を治してくれます。
これが断食療法の醍醐味です。
しかし、「断食」を行うのには、知識と勇気根気が必要です^^;
もともと栄養不良の患者にとっては、デメリットになる場合もあり、素人には判断が難しい一面もあります。
そこで、選択肢となるのが、「食べ合わせ」の食事療法になります。
食べ合わせを最適化することで、しっかりと栄養を摂りながら、消化器の負担を極力減らし、胃腸を癒す時間を増やすことができます。
酸性の食品とアルカリ性の食品を混ぜてしまうと、基礎化学上、消化されません。中和がおこります。
食品が消化されないということは、ぐちゃぐちゃの状態で体内を未消化で通過していく下痢、いつまでも腸にとどまり毒素やガスを出し続ける便秘になります。
食べ合わせの3つのルール
●一度の食事にでんぷんとタンパク質を混ぜない。
●一度の食事に果物と野菜を混ぜない。
●メロンは単独で食べる
食べ合わせ食事療法のタイミング
●朝食:消化に良いものを、量を多く。理想的な食品:果物
●昼食:少ししっかりした食品を、朝食よりも少なめに。理想的な食品:でんぷん質
●夕食:しっかりした食品を、量は3食で一番少なく。理想的な食品:タンパク質
一般的バランス良く食べられず、少しハードルが高いかもしれませんが、胃腸の弱い人、不調がある人、便秘・下痢の人はやってみる価値があると思います。
100%守れなくとも、知っているだけで、心がけ出来ると思います。
私の場合は、プチ断食で朝食はとりません。
(糖質が多いので、基本的には果物も食べません)
今週は、昼に野菜と脂質とサプリ、夕食にタンパク質と脂質とサプリが中心の食事にしてみています!
朝の胃もたれ感がなくなり、体が軽いです♪
■昨日の食事■
・朝イチに白湯(ウォーターバランスを3滴)
・午前中は、柿の葉茶
・昼食20分前に有機の生リンゴ酢大さじ1と白湯200cc。
・昼食+サプリ
※最初に濃い目のボーンブロス200CCを飲む。
※レタスは、リンゴ酢とMCTオイルとにんにく醤油をかける
※茹でほうれん草は、オリーブオイルと醤油
※根菜ときのこのたっぷり生姜・ニンニク・ターメリック味
※このあと、原材料が塩と小豆だけのおやつを大さじ1のオーガニックココナッツオイルとともに。1袋20gでたんぱく質4.2g、炭水化物が13.9g
※感想:野菜だらけで寂しいかな?と思ったけれど、全部にオイルをたっぷり使っているので、美味しく大満足でした♪
・夕食20分前に、有機の生リンゴ酢大さじ1とシナモンと白湯200cc。
・夕食+サプリ
※濃い目のボーンブロス200ccに豆腐80g
※ししゃも100gは、生姜・ニンニク・味噌・グレスフェッドバター味
※納豆40gは1か月常温で放置したもの
※この後、無糖大豆ヨーグルトとココナッツミルクと低分子コラーゲンとイヌリンとMCTオイルと塩少々を混ぜて凍らせた、甘くないアイスを食べました。
※感想:昼にしろ夕食にしろ、どうしても写真以外のものも追加で食べちゃいます・・・。でも、組み合わせが良いので、罪悪感も少なく、ストレスのない美味しい食事が出来ました^^
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(20日後追記)
できるといいんですが・・・、これはちょっと、続きませんでした^^;
意志が弱い。
食べ物に弱い^^;
なるべく小食をこころがけながら、もうちょっと一食で満足感のある食事に戻しています♪
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森三中の黒沢かずこさんがテレビで行っていた「食べ合わせダイエット※」とは別物なのでご注意ください。胃腸のじょうぶな人・健康な人は、食べ合わせダイエットも結構ですが、胃腸の弱い方、虚弱体質の方の食事療法にはなりません。
※伊達友美先生がご提唱の食べ合わせダイエット
カロリーを気にして食べたいものをがまんしたり、食べる量を減らして減量するのではなく、必要な栄養を補って、体を温めたり胃腸を活性化して基礎代謝を高め、脂肪を燃焼させるダイエット法。食べ合わせダイエットのポイントは、酵素と油と代謝をうまく利用することです。
・酵素
酵素は、消化を助けて脂肪を燃焼させます。
・油
オメガ3脂肪酸と呼ばれる良質な油は、代謝を活性化するので、体脂肪が落ちやすくなる。えごま油、エキストラバージンのオリーブオイル、青魚のDHAやEPA、ごま油などが良質。サラダ油、マーガリン、ショートニングなどは太りやすい油。
・代謝
体を冷やす食べ物は、代謝を落します。良質の油を利用して代謝を促したり、酵素を多く摂ることで代謝を上げ、消化を促進し、脂肪を燃焼させます。
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下記に、参考にさせて頂いたDr.マーコーラの「健康に良い食べ合わせ」をシェアさせて頂きます。
お時間のある方は、こちらもご覧ください♪
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Dr. Mercolaより
フロリダ州イーストコーストの自然療法医、Wayne Pickering医師は、フィットネス専門家として著名な Jack Lalanne氏と親しい友人で、Lalanne氏の葬儀では、素晴らしい弔辞を捧げました。67歳のPickering医師は、週に数マイルの水泳、長距離の自転車、カリセニクス、腕立て伏せ、懸垂などの運動をしています。
彼のトレーニングメニューは驚くべき内容で、彼のように歳を重ねていくのが私の目標でもあります。彼はまた、私の友人、知人の中で、最もポジティブな心の持ち主でもあります。
彼がたくさん果物を食べているので、私の果物に対する意識が変わりました。果物を多く食べるようにしていますが、中でも マンゴーを食べています。彼はマンゴーマンと呼ばれるほどのマンゴー好きで、彼の名前をとって命名されたマンゴーが複数あるほどです。そんなPickeringマンゴーを、自宅の庭で2種類育てています。
栄養の世界では、彼は食べ合わせの専門家として知られています。彼自身が、自分の考案したプログラムの歩く広告塔のような存在です。実年齢より、20-30歳は若く見えるのですから。
食品の食べ合わせが悪いと、ガス、鼓腸、胸焼け、胃のむかつきの原因となります。その上、食事に気を付けていても、消化不良になってしまえば栄養不良になるのです。
若いころにはPickering医師も、典型的な現代アメリカ人でした。つまり、かなり体重オーバー、体型はくずれ、食事も不摂生だったのです。そんな彼の人生が変わった理由について、次のように語っています。
「ベトナムから帰還して、イリノイ州に住んでいました。ロックフォードという所に1年ほど暮らしたと思います。ひどい状態だった私は、その街で、ある小柄な女性に出会ったのです。彼女は健康食品の店を経営していました。店に入り、ビタミン剤と、「How to Be Healthy with Natural Foods」(健康に良い自然食品。Edward E. Marsh著)というタイトルの小さな本を買ったのです。」
そこで彼は、はがきサイズの食べ合わせガイドを手に入れます。早速食べ合わせを実行に移してみると、24時間後には、長年悩まされた胃痛や消化不良が解消され、とても驚いたそうです。
それ以来、Pickering医師は自然健康法の熱心な指導者となりました。健康と長寿は適切な栄養によって 自然に はぐくまれる ものであるという考えのもと、消化されやすい適切な食べ合わせを指導しています。
健康に必要な3つのルール
人体はもろく、病気になって衰えていくのが当然だという考えは、実は誤っています。Pickering医師は、全くそのようには考えていませんし、私も賛成します。人体の英知は無限で、健康になろうとする生来の本能が備わっています。自然の原理に従えば、体が必要に応じて反応し、健康を保つことができるのです。Pickering医師の3つのルールをご紹介しましょう。
人は元来健康にできており、病気は何かを怠った時に起こる。
病気は、ジャンクフードの摂りすぎが血液を汚して起こる。「かかる」のではなく、「自ら招いて」いると言える。
体調を左右するのは体から何を出せるかで、何を取り込むかではない。
要するに、健康は、栄養の充足とともに、毒素や有害物質を 排除できるかどうか に基づいているのです。この考え方の重要な点は、食品を一番の味方にしている点です。栄養サプリメントも効果がありますが、不摂生な食事を補うことはできません。サプリメントはあくまで食事を補完するものであって、食事にとって代わることはできないのです。
"「栄養には、治療効果はありません。治すものではないのです。」 とPickering医師は語ります。「決して変わることのない科学なのです...栄養とは、身体の材料として食品が使われるための4つのプロセスです。」
4つのプロセスとはこちらです。
消化
吸収
同化
排出
完全栄養の4つの原理
Pickering医師によると、健康に良い食べ方の最も重要な要素の一つには、旬の食材を食べることがあります。体内の組成は住んでいる場所の気候によって変わります。地元で生産された食品を旬の時期にいただくことが土地と身体の本来の関係性をうまく利用するための自然な方法です。
食品は、その旬の時期には安くなりますし、店舗や農家の直売など、いろいろな場所で手に入りやすいはずです。Pickering医師の食べ合わせガイドは、 健康に良い食べ合わせだけでなく、旬の食品が何かも分かるようになっています。
また、Pickering医師は、住んでいる土地特有の食品を勧めています。例えば、エスキモー族は、アメリカ南部の スイカが生息している地域の人とは異なり、スイカを食べてもその栄養分を享受することはできません。気候が体にとって必要な栄養素を決めるのです。
さらに、運動量や内容によって食品を選ぶ必要があるとも述べています(オフィスワーカーにはトライアスロン選手と同じ栄養は不要です。)最後に、自身の消化の化学反応に合った食品を選ぶことが大切です。また、これは重要な点なのですが、Pickering医師は 思考の重要性についても指摘しています。
「思考には化学反応を決定づける作用があります。」 と医師は説明しています。「食卓についたら、日頃の問題を話題にしてはいけません。楽しい話題で、家族のだんらんの場としましょう。」
最新の研究では、食事をおいしく味わい、食事から得られる体験を充実させるには、食前の儀式を行うと良いことが確認されています。食前にできる儀式で、最も満足感が得られるのは、食べる前に食事に感謝することです。
この儀式は、食べ物がおいしく感じられるだけではありません。持っているものに感謝の念を感じている人は、ストレスに強く、感情的にもポジティブで、目標を達成できます。食前に感謝を捧げる人は、そうでない人に比べて、ゆっくりと食べ、食事をしっかり味わう傾向にあります。これが、食に対する 良い心がけ となり、ダイレクトに消化を良くする効果があります。
食べ合わせが大切な理由
Wayne(Pickering医師)は、食べ合わせの重要性を広めたことがよく知られています。食べたものがきちんと消化されないと、ガス、胸焼け、胃酸の逆流など、つらい胃の不快症状がおこるばかりか、必要な栄養素も吸収できません。
消化を手短に説明するならば、「食品や液体を口に入れ、飲み込み、体内で吸収できる大きさまで分子を分解すること」です。使われなければ老廃物として排泄されます。消化の4つのプロセスは、消化、吸収、同化、排出です。
食品は、口の中、胃、小腸の始まりの十二指腸、中間部分の空腸など、様々な部位で分解されます。さらに、消化には2つの種類があります。
機械的消化(咀嚼)
化学的消化
食べ合わせや各食品の消化の特徴を考慮することによって、スムーズな消化を促すことができます。
食品は主に、タンパク質、炭水化物、脂肪の3つに分類されます。タンパク質は、胃で、科学的に消化されます。炭水化物は、果物とでんぷんの2つに分類されます。果物は比較的簡単に消化器系を通過しますが、でんぷんは分解に3段階の工程が必要です。第一段階は口の中で行われます。だから、 でんぷん質の食品はよく噛む必要があるのです。
食べ合わせのルールによると、タンパク質とでんぷんを一度の食事で 混ぜないほうが良いでしょう。つまり、ハンバーガーはバン抜きで、パスタの時はミートボールを避ける、肉とポテト料理はだめ...ということです。なぜでしょうか。Pickering医師は次のように説明しています。
「でんぷんを消化するには、アルカリ性のものを媒介する必要があるのです。ステーキがメインの食事をした胃の中にこぶしを入れたとしましょう。きっと手は消化されてなくなります。大量の胃酸が出ているためです。
酸性の食品とアルカリ性の食品を混ぜてしまうと、基礎化学上、消化されません。中和がおこります。それからどうなるでしょうか。食品が消化されないということは、ぐちゃぐちゃの状態で体内を未消化で通過していくということです。
食べ合わせの3つのルール
一度の食事にでんぷんとタンパク質を混ぜない。お互いを中和して、消化がうまくいきません。消化を促すには、食べる順番がタンパク質、でんぷんなら、2時間あけましょう。でんぷん、タンパク質なら、3時間あけてください。
一度の食事に果物と野菜を混ぜない。果物は主に単糖か二糖、でんぷんは三糖です。まず胃で機械的消化がなされ、化学的消化は消化の第3、4段階にあたる小腸で行われます。でんぷんは、口内からスタートして3つの段階を踏んで消化されます。
Pickering医師によると、これが、 食後の デザートを食べてはならない理由です。デザートを食べると、他の食品と一緒に胃の中にとどまり、化学的消化が進まず、内容物が腐敗し始めます。果物は、 食前 30-60分にいただきましょう。
違う種類の果物を食べたいときも同じです。レモンなどの酸味の強い果物もでんぷんとは相性がよくありません。レモンとバナナは非常に消化不良を起こしやすい組み合わせです。
トマトは 果物だと思っている人も多いですが、よくサラダに使われています。Pickering医師は、トマトを「フルーツベジタブル」に分類しています。一般的な果物のように糖分は多くありませんが酸味の強いフルーツベジタブルなのです。そのため、他の野菜と組み合わせても大丈夫です。Pickering医師お勧めのサラダのレシピをご紹介しましょう。
「種のある野菜。ペポ南瓜、ズッキーニ、ナス、キュウリ、パプリカ、オクラなどはすべてフルーツベジタブルです。トマトとよく合います。レタスやセロリは、消化分解においては中性ですのでこれらのフルーツベジタブルに良く合います。アボカドも加えるといいですね。
「メロンは単独で食べること。胃の調子を悪くします。」簡単に説明すると、メロンは他の食品と一緒に消化しづらい食品で、トラブルのもとです。単独で食べるようにしましょう。
いつ何を食べると良いのか
朝食:消化に良いものを、量を多く。理想的な食品:果物
昼食:少ししっかりした食品を、朝食よりも少なめに。理想的な食品:でんぷん質
夕食:しっかりした食品を、量は3食で一番少なく。理想的な食品:タンパク質
その他の情報
体は本来健康であるようにできています。病気予防は、毒素の排出と同時に、正しい食事が必要です。毒素を排出するには、消化器系を健康に保つ必要があります。食品の食べ合わせで、どんな食品でも楽に消化できるのです。
一回の食事あたりのタンパク質、炭水化物の量と配分に注意することで、健康的な消化を助けることができます。果物など、消化しやすい食べ物は、早い時間に量を多く摂るようにしましょう。昼食には、炭水化物などしっかりしたものを少量、それからタンパク質を少量食べます。夕食は最もしっかりした食事にしてください。