12月1日、国際自由人の藤村正憲さんの講演会を行いました。
オランダに行ったときに感じていましたが、
もともと北海学園大学の菅原先生が藤村さんのことをお呼びしたのですが、一般の方にもということで、ご縁があり、この度、講演会を主催させていただきました。
子どもが世界一幸せな国オランダで子育てされている藤村正憲さん。
私自身、
2年前に株式会社ゆめかなの石川尚子さんと一緒に子どもたちも連れてオランダの小学校を視察に行ってきました。
多くのカリキュラムがあるなかから、自分が今やりたいことを学んでいきます。ティーチングの授業はほぼなく、分からないところを先生にきくというスタイルでした。
子どもたちが主体となってやっていました。
藤村さんは、もともとマレーシアで子育てしようと思っていましたが、オランダの教育が良いと勧められ、見学に行ったそうです。
オランダで、本場のゴッホの絵を見た時に、スポーツ好きな息子さんが、絵にはあまり興味がなかったのに、帰って来た後、ゴッホの絵を模写をしていたそうです。
本物に触れる力のすごさを目の当たりにした藤村さんは、オランダに住むことを決めました。
日本に来た時に、息子さんが、日本の授業を学ぶ機会がありました。
ある方がオランダと日本の国の違いを息子さんに聞いたそうです。
息子さん目線でのお話がとても印象的でした。
日本人は、皆同じことをやって、同じに見える。
オランダ人は、全ての人が、自分がやりたいことをやっている
と言ったそうです。
日本人は求められる像に自分を合わせている。
正解がある社会、
自己主張しない、
自分の意見を言わない、
監督が言った通りのことしかやらない…
自力で考える力は日本人は海外に及ばない
藤村さん自身、
子どものためにオランダに移住したものの、
自分も変化していきました。
自然と、
こうあるべきだ!
がなくなっていったそうです。
当たり前だと思った思い込みやいろんな物が、
削ぎ落とされていきました。
環境で人は変わるんだと思いました。
日本人の多くは、自分の人生なのに、
自分で全く考えてない人が多い。
でも、
そもそも、日本とオランダの社会の仕組み自体が違うので、当たり前なのですが、住まないとそれが見えてきませんでした。
オランダは、人との関係がフラットで、上下関係がなく、階級がなく、上司と部下、学生と先生、親と子も対等です。
お互いにものを言える関係です。
オランダという国は、時代を読み、 これからの時代に必要なことは、即取り入れ、国全体でそちらに向かっていきます。
キャッシュレスも、即取りいれました。
ほぼ交通機関やスーパーは、キャッシュレスで、現金が使えない所が多かったです。
自分が大切にしたい人との時間を
十分に費やします。
とことん対話をします。
日本人は、家に帰るのも遅かったり、
家は寝るだけだったり、
あまり家族で対話の時間が無いです。
話をしても、すぐ喧嘩や口論になってしまいがちですが、オランダ人はとことん話をするそうです。
また、オランダは、とてもシンプルです。
目的を達成するために、
どう効率的にやっていくか、
を考えます。
なので、例えば食事を作るのも、
日本では、
簡単にできるものなどをつかうと
手抜きと思われがちですが、
目的は、食事をとることなので、
そもそもそういう発想がオランダ人にはありません。
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時代とともに常識は変わります。
親の関わり方として、
子どもがやりたいと思っていることは、
取り組ませた方が良いと言います。
子どもの経験値が高くなるからです。
親は、邪魔をしないで、結果が出るまで見守る。
対話も大事です。
「どんな人生を送りたいか?」
「どんな生き方をしたいか?」
「いつ社会に出たいか?」…
とにかく、質問をし、掘り下げていきます。
親はそのとき、
子どもが答えたことに対して、
口出しはせず、
目の前のことに一喜一憂していません。
また、藤村さんは、
オランダ人は、
人の良いところしか見えてない
とおっしゃっていました。
素晴らしいですよね…
もし、親が子どものミスを指摘したら、
子どもは動けなくなります。
ありがた迷惑です。
本人にとっては、そこは問題としていないのに…
命さえ取られなければ、なんとかなります。
人のミスを指摘するのは無駄な行為です。
大事なのは、マインドセットです。
さらに、結果にコミットする。
自分の結果のために、
なんとしてでもやりぬく人間に育てること。
子どもが興味を持ったときに、
諦めないようにしたい。
本質を伝える。
やりたいと思ったら、やれる環境を提供する。
無理に何かを学ぶ必要はなく、
好きなことをのばす。
金銭的なことでできないとしても、
家族で、ルールを明確にする。
軸を決める。
今回改めて確認することができ。
私も取り入れたいと思うことがたくさんありました。
藤村さん、この度は、貴重なお話をありがとうございました。
今回来てくださった方にも感謝いたします。
来年3月から、ここの場所で、
セミナー&カフェをやります!!
皆さんに是非利用していただけるようにただいま準備しています。
もう少々お待ちください。