きのうは、どうしんキッズイベントで、新陽高校の荒井優校長と、ビリギャルのモデルになった小林さやかさんのトークショーに行ってきました。



新陽高校
新陽高校は、荒井優さんのお祖父さんが作られた学校ですが、その後お祖父さまがすぐに亡くなってしまい、校長が何回も変わったりしているうちに、生徒たちが荒れ、名前を書けば受かる学校だと言われてしまう学校になっていったそうです。

生徒も減り、定員割れで、このままでは、学校は潰れてしまうということで、優さんに声がかかり3年前に校長になりました。

今まで、リクルートの仕事やソフトバンクの取締役をしていましたが、教育畑は初めてでした。

でも、
本気で新陽を日本一の学校にする!
という覚悟を決め、学校改善に取り組み、3年で選ばれる学校になりました。
先生や生徒たちにも変化が現れました。

あの定員割れで、もう経営も危ないという学校でしたが、定員270名のところ、今年、ここの学校にぜひ入りたいという単願応募が、280名をこえたそうです。
うちの子もその1人でした。
このトークショーと、その後、カフェブースでたくさんのお話をしてくれた優さんのお話をまとめてみました。

今の高校、これから
学校は、
①教育課程内  時間割 ここがメイン
②教育課程外 放課後の 部活
の二つに分かれています。

今の高校では、
授業に価値を見いだすことができず、 部活にシフト し、部活のために学校に通う生徒が多くいます。

でも、本来の高校のあり方は、授業に価値を見いだしていかなくてはいけません。

何のためにこの授業をやっているのか、
一つ一つの本質を探る必要があります。

生徒だけでなく、先生も「何のために」を追求していく必要があります。

勉強ができるのと、人生を豊かに生きているのとは、まったく関係がない。

生徒とかかわる大人、先生が楽しんで生き生きしている様を見せることが大切。
その環境をつくるのが、校長の役割です。

探究コース
去年からスタートした、探究コースですが、
プロジェクト ベースドラーニングを取り入れています。

問題解決型学習(Project Based Learning)。これは別名「課題解決型学習」とも呼ばれ、知識の暗記などのような生徒が受動的な学習ではなく、自ら問題を発見し解決する能力を養うことを目的とした教育法のことを指します。生徒自身の自発性、関心、能動性を引き出すことが教師の役割であり、助言者として学習者のサポートをする立場で授業を進めて行きます。
  

このクラスは、ランクは上から下までの子がいて、本気で挑戦する子を基準に採用しています。
いろいろな子がいて、多様性を理解し合いながら学び合っています。

将来必要な力を身につける授業を行い、高校から社会に出ていく準備をしています。

★以前見学に行った時の記事です→新陽高校


今後は…

新陽高校は、3年で選ばれる高校になりました。
世界では、日本で有名なところは、北海道です。自然に恵まれ、食材にもめぐまれ、文化的な生活ができる土地です。
北海道は、教育の可能性があります。

北海道には、250校以上の高校があり、様々な取り組みをしている学校がたくさんあります。 

今後は、今までの固定観念を捨て、
どこの高校に入っても、自分の入った高校から他の学校のカリキュラムを受けることができる仕組みができると、高校生活が豊かになると思っています。
たとえば、南高校の人が農業高校の授業を受けることができたり…など

日本の教育を変えて行くために、まずは、北海道全体が、覚悟を決めて、取り組んで行く必要があります。

苦しい状況にあっても、真剣に向き合って取り組んでいけば必ず変わっていきます。

一人一人が変わろうという覚悟があれば、変わっていきます。

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以前から新陽高校の話はよく聞いていましたが、

私と娘は、去年の7月の学校説明会のときに、
初めて、荒井優校長と小林さやかさんのお話を新陽高校でお聞きしました。

その時、優さんの思いに、心から共感し、この学校に入ったらいーなと強く思いました。
娘も、ここに入りたい!すぐに言いました。
それまで…
高校なんてなんで行くの?とか、
なんで勉強しないとなんないの?とか、
行きたい高校はない、とか、
言っていた娘ですが、
新陽高校の学校説明会がおわったあと、娘の目がキラキラと輝いているのを覚えています。

入学したことがゴールではなく、
学校に入ってからがスタートですが…

ここで過ごすことができる、可能性の塊の子どもたちの今後の将来がとても楽しみです!私もできることで応援していこうと思います。


荒井優さん、小林さやかさん、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。