私は常日頃から、子供の個性を伸ばすことが親としての役割だと思っています。
子供たちがやりたいと思うことは、やらせてあげたいし、やれるようにサポートをしていました。

でも その気持ちとは裏腹に、私の思いの中に、子供たちの習い事の送り迎えこそ、私の人生で一番無駄なものはないという思いがあります。

まだ小学生なので一人で薄暗くなってから帰ってくるのは心配もあるのです。
でも、送り迎えで、週のうち3日~4日はうまってしまいます。仕事から帰ってきて、ご飯支度もスムーズにできず、本当に面倒なので、送り迎えはするけれども、いつも文句を子供たちに言ってしまっている自分がいました。

長女は、チアダンスやヒップホップ、サックスを習っていて、どれも楽しくて仕方がない様子で休まず行きます。それは子どもにとっても、親の私にとってもすごく喜ばしいことです。
でも、場所的にやはり親が送り迎えをしなくてはいかず、私は、口癖のように、「送り迎えほどママにとって無駄なものはない」と、言っていました。

長女もいつも申し訳なさそうに送ってもらっていたとおもうます。
下の息子はいつもその言葉を聞いているのもあり、習い事には行きたくというのです。

そんなある日、私は思いました。
送り迎えって大変だけど、あと何年間しかできないことかもしれない。

二人を前にして私はある発表をしました。


これからは、ママは二人の送りむかえをすすんでやります!と宣言をしました。

そしたら二人はとても喜んで、
特に下の子は、実はやりたいことがあったようで、「サッカーと楽器(ピアノ)を習いたい」というのです。
サッカーは以前からやりたいと言っていたのですが、ピアノが出てきて、ビックリしてしまいました。
娘は、とても喜んでさらにレッスンに励むようになりました。


私の言動が、子どもたちのやる気をストップさせてしまっていたことに気づかされました。

子どものやる気スウィッチは母親のこんなひと声でONになるんですね。

親は、子どもの良きサポーターとして、前に立つのではなくブランコを押すように、背中を押していく役割なんだなと感じます。