単なる備忘録。






コロナ禍が始まった2020年、
中学3年生を描いた作品。


大好きなバレー部の活動が縮小し、
目指していた総体が中止。
夏祭り中止。
体育祭縮小。




絵の才能ある子も無傷では済まず、
大きな展示会も中止。



鬱鬱とした日々を受け入れようともがく。
空手の強化選手だった男の子は
規律性調節障害に苦しみ、
空手をやめる。



家族が観光業で経済的な困難を
抱えて、家族不和で
不登校になる子もでる



それぞれが、困難に直面する中で、
友人との交流を通しながら、
自分のやりたい事、自分の楽しい事に
気づいて、進路を考えていく。



そんなストーリー。



私の中でとても印象的だった文


●楽しいこととなりたいもの、イコールじゃないこともあるかも(楽しいバレーを辞めて、医者を目指す勉強に打ち込む)



●コロナになって、無くなって残念な行事も、
部活もない。特別しんどいことも楽しい事も
ないから、悔しいと思う事があるのが羨ましい。(何もせず、毎日を何となく過ごす事への焦燥感、やりたい事、熱中出来る事がない中で辛い思い。でも何となく過ごす事さへ、頑張ってるんじゃないか?と言ってもらえた。)



●やりたいと思った事のない空手で、いやいやでも継続すれば強化選手になれるの?
“素質ややる気がなくても県大会くらいはイケると思う。空手やってるやつが少ないから。中途半端に無かっただけ。”(好きじゃない空手でたまたま期待されて、辛かった。料理してる時が楽しそうと言われて、初めて料理が好きだときずく)


●絵を続けてたら賞をとれるものなの?と聞かれて、“過去の受賞作品をみてたら、審査員の好みや傾向が分かるから、ある程度寄せたらイケると思う”(自分で答える事で、書きたい絵でなく、正解のある絵を描いてた事に気づく。)



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他者からの問いかけで、自分のことを再認識するっていう、そんな描写が多くて、学生時代の事を思い出しました。


やっぱり、友達は大事!


そして、正解のある道に寄せてきた、一生懸命努力したけどやりたい事やなりたい物に向かってでは無かった、そんな私の人生に、耳の痛い思いでした。


こういう考えにいたり、中年からミッドライフクライシスが起きるのかも。