とある研究所から流出した菌で、
世界はパンデミックになった。




新型水虫。




全世界から、
厚手の靴下、
引っ掻き防止の手袋が蒸発。



中国は、靴下手袋輸出を禁止。



人々は
他人が厚手の靴下を履いてるかどうかで
疑心暗鬼となり、各地で暴力事件が発生。
世界ではソーシャルディスタンスが
取られるようになった。


日本の首相が
薄手靴下を各家庭に配給。 
薄手なんて意味ないなど、
批判もあったが、
買い占められていた、
厚手靴下も市場にでるように。




ダイヤモンドプリンセス号でクラスター。


船長や船員は
激しい
足かいかいで、
睡眠不足や歩行などの
日常生活が送れなくなり、


船の運行が出来ず、
日本の港に停泊。



防護服の医師や看護師が、
船内に剥がれて、溜まっていた
新型水虫の足の皮を消毒。



インドでも、
ガンジス川には、感染者が、
足かいかいを清めるために、
大量の人が押し寄せ、
下流に、
足の皮が水面に漂う泡のように
流れつく事態が発生。


パンデミックの恐ろしさは
世界に放送された。


巷では新型水虫診断キットなるものも現れ、
人々は身近な人が検査をうけた
陰性になった陽性になったと話題に。


ホテル療養者の長期滞在化
激しいかゆみによる、
急変も懸念された。


行政は、
クラスター班がつきとめた
感染ルートの銭湯や海水浴、
ビーサンやゲタ禁止を打ちだす。


外出時の靴下着用を義務化するものの
感染拡大は止まらず、外出規制。


ゲームチェンジャーとなった
WHOやCDCが緊急承認の
新型水虫向け抗真菌剤の
集団塗布が始まった。


医師や看護師が塗布するか、
患者か自分で塗布するか、
法整備が追いつかず、
もたもたするものの、
自衛隊を動員して、
新型水虫根絶に努める。


集団接種会場前では、
反抗真菌剤派が集会。

通常の水虫と大差ない!
製薬会社の陰謀だ!
経済を止めるな!
検査すれば治るんだ!
民間療法(酢や緑茶に足をつける)で治るんだ!





こんな話を、
夫が寝る前にしてました。
真っ暗な中で。





足かいかいらしいです。


そろそろ、猫の鉄拳を受けた方が良い。