図書館で借りた本。

東洋経済オンラインで人気だった、ムーギーキムさんとその母ミセスパンプキンさんの育児本。

■東大などの賢い学生達に、幼少期の家庭教育についてアンケートをとり、傾向を体系化し、著者2人が具体例をもとに解説する流れ。

■人に迷惑をかけるな、より、人の役に立て。という教育方針
■進路/通う塾/お金の使い方などは、選択肢を与えた上で、子供の意思を尊重(価値観を押し付けない。子供の意思のない所に教育費かけても無駄)
■子供の好きなこと得意な事に親が気づき、伸ばしてあげる(一緒に本をよむ、施設に連れてくなど、知的好奇心を伸ばす)
■大人に混じって芸術や音楽に親しむ経験をさせる
■諦めそうな時にやり切る事を応援
■子供は親の鏡。陰口や怒り方は真似させる。
■無償の愛を注ぐ。応援する。他の子と比較しない。
■結果よりプロセスを褒める。


“人の迷惑になるな、より、人の役に立て。”
が一番しっくり。真似したいと思います。

他の点は、育児本でよくみるかも。


一方、ややモヤした点。
(自分を棚上げして失礼承知でツッコミます)


“BBQパーティで積極的に働き、動いてる人ほど、一流人材で仕事も出来る。”みたいな箇所。

言いたい事は分かるのですが、個人的には、ただ肉を食べてる人にだって一流はいるのでは?(´ω`;)。


ムーギーさんは、経営コンサル、外資投資銀行、香港のプライベートエクイティ、海外MBA卒の方。ザ2000-2010年代のリーマンofエリートを行くお方。


ただこれらの業界、
コンサルや投資銀行は、勉強もスポーツも秀でた文武両道系の人で、特にクライアントの信頼を勝ち得るコミュ力/可愛げある人間性(あと体力)が評価される。投資ファンドは買い手側だけど、業界や企業からの泥臭い情報収集力が必要なので、賢さだけでなく、やっぱりBBQで積極的に動く人が評価されやすい(イメージ)。


一方で、今人気なのは、GAFAなどを筆頭としたテック&ユニコーン、そして事業の創業者。会社規模が大きくなるほど、調整力あるタイプは評価されるけど、一芸に秀でた人格壊れてる人、口下手なエンジニア気質だって問題なし。決して、人間性が大きな評価基準を占めるわけではないんですよね。好きな事に没頭し、技術力、豊かな発想力あれば良い、みたいな。


仕事出来る出来ないって、業界によるし、
一流とはなんぞや?とモヤモヤしてきちゃいました。



どっちにしても、親が子供の興味や得意な事を見つけ、伸ばしてあげることが大事なんだろうけど(´ω`)