白馬三山行きの話の続き

白馬岳山頂に着いた後は、お目当ての「ツクモグサ」散策へ


ツクモグサは日本で2箇所でしか咲かない貴重な高山植物(もう一つは、八ヶ岳連峰横岳山頂近く)


花の咲く時期は限られているのと、陽射しがないと開かない花なので、今回は最高の条件で期待が膨らみます!


山頂直下で、早速ツクモグサを発見♪


陽射しはあるけど、まだ光が弱いからか花は開いていない。。。


ツクモグサを見つけるも花の閉じた株ばかり。。。



白馬山頂近くは他の花も豊かなので、とりあえず他の花を楽しむ


ミヤマキンバイの群落


チシマアマナ


清楚な花ですね〜


お! 少し花が開いてきたツクモグサを発見❣️


少し花の開きつつあるツクモグサ

絵になります♪


その後も花の開いたツクモグサを求めて、山頂付近をウロウロ。。。


白馬山荘近くに来て、漸く花の開いてきたツクモグサが目につくようになってきた♪



杓子岳・白馬鑓ヶ岳をバックに


完全に開いたツクモグサの花❣️


正面から

ついに目にすることができました♪


イワベンケイ


オヤマノエンドウ


ウルップソウ

大きくて立派♪


杓子岳・白馬鑓ヶ岳をバックにハクサンイチゲ



白馬二山とウルップソウ


遠く剱岳を望む


ツクモグサ・オヤマノエンドウ・ウルップソウ

正に、花の競演❗️


白馬岳山頂近くでお花見を2時間位楽しんでしまい。。。既に10時28分。。。

時間が押してきたので、残りの二山(杓子岳・白馬鑓ヶ岳)へ


時間的にはけっこうギリギリなので、足が止まってきたら二山を諦める前提で先へ


杓子岳への稜線上から白馬岳を振り返る


杓子岳へのたおやかな稜線歩き


途中、ウルップソウの群落


ウルップソウは、ちょうど見頃でした♪


ゼブラ色の山々も絵になる


杓子岳山頂が近づいてきた


杓子岳山頂(11時26分)

奥の白馬岳上空はまだ青空


だけど、これから向かう白馬鑓ヶ岳上空は高曇り

やはり天気は下り坂ですね。。。


杓子岳から白馬鑓ヶ岳までは、何気に遠い。。。

なかなか白馬鑓ヶ岳の山頂が見えてこない


途中、ミヤマキンバイの群落が、そこかしこに



漸く、山頂が見えてきた


ザレた登山道を一歩一歩


白馬鑓ヶ岳山頂(12時34分)

奥には杓子岳と白馬岳 山頂からは360°の大展望♪


南への稜線の先には、唐松岳と五龍岳


五龍の右には、穂高連峰と槍ヶ岳


左に立山 右に剱岳


南方面の全景

白馬岳山頂からは、白馬鑓ヶ岳の影になって穂高連峰は見えなかったので、白馬鑓まで来た甲斐がありました


しばし白馬鑓山頂からの眺望を楽しんで時計を見ると12時42分!

時間に余裕は無くなり、そそくさと下山へ


戻りは、杓子岳は巻道で通過



途中、雪渓をトラバース


雪は緩んでいるので、靴底でステップを切りながら進む


天気が下り坂だからか、雷鳥さんの雄が姿を見せてくれました♪

最後のご褒美ですね♪


覚悟はしていましたが、戻りのアップダウンは、けっこうキツい。。。

地味に足の動きを鈍らせていく。。。


稜線から大雪渓を見下ろす

雪渓上に登山者がチラホラと


行きは気づかなかったお花畑 奥に剱岳

行きには気づかなかった景色に出会えるので、ピストンも悪くないですね♪


綺麗に花の揃ったオヤマノエンドウ


白馬頂上宿舎に到着(14時17分)

白馬鑓山頂から、約1時間40分 けっこう疲れました💦


ここから登山口まで、約3時間位。。。夏至が近くて日が長いとはいえ、のんびりしてはいられません

「大雪渓通行止」。。。うーん、下りは基本的にオススメではないらしい。。。


ですが、予定通り雪渓を下ります!


雪渓下りを始めた途端に下からガスが上がってきた


すぐにガスに包まれた。。。

ガスの中だと、落石が分かりにくいので、出来るだけ早く通過します


小雪渓の急斜面下りの段階では、少し視界が戻ってきてホッと一息


午後遅くなって雪の緩みが強く、アイゼンの効きが悪い。。。

アイゼンの爪をしっかりと雪面に刺しても、ズルズルと足場が崩れていく


なんとかかんとか小雪渓を下りきり、大雪渓に入る

夏山への準備なのか、雪渓中央に赤ライン


カラカラと音が絶えない方角を見上げると

雪渓に亀裂が入って今にも雪崩れそう!


大雪渓下りも終盤で振り返ると、少し太陽

雪渓歩き 満喫できました 感謝!


朝より雪溶けが進んでいる

ここでアイゼンを外しました


朝よりスノーブリッジも侵食されている


再び夏道に


カラマツソウ


再び、サンカヨウ

午後になって乾いて花弁は白くなっている


👇は、前日の雨で半透明だった早朝のサンカヨウ 

しっかり濡れると完全に透明になるのだとか。。。前日にしっかり雨で濡れていて乾く前に花を見なければ完全透明は難しいことを考えると、半透明でも神秘的な姿を見られてラッキーです


タニウツギは、朝よりも花が開いている


再び猿倉荘

ちょうどドラマの舞台になっているようで、撮影隊の方々が大勢いて、看板が「鮎川山荘」に掛け替えられてました


ほどなく、猿倉登山口駐車場にゴール(17時8分)

最後まで稜線を望めたことに感謝❗️


今回の山行は、これにてお終いです♪


今回、梅雨前で不安定な天候の中、たまたま17日だけ天気が晴れ間を期待できたので、気合いでの日帰り山行になりました


ここのところ、山に行きやすい月曜日の天気がずっと悪かったので、久々の気持ちよい山行ができて有り難かったです


しかも、貴重なツクモグサをはじめ、ウルップソウやオヤマノエンドウの紫、ミヤマキンバイの黄、ハクサンシャクナゲの白など、ちょうど見頃の花々で彩られた稜線歩きができたことに一期一会を感じる一日でした☺️