ゴローで作ってもらった雪山登山靴
「エグリー」
それが自分の足に合っていることは、前回お話しました↓
今回はその靴を実際に雪山で使えるように仕上げていくお話です
エグリーは、牛の裏革を使っています
なぜ裏革かというと、繊維が絡まっているので表革よりキズに強いとのこと
ただ、このままだと水分に弱いので防水性を備えていかなければ登山では使えません
エグリーの裏革はゴアテックスシールドを挟み込んでないので外から中に水分が染み込んでしまいます。。。
そこで重要なのが防水ワックスの塗り込みです
なんとゴローのオリジナルワックスです
以前に使っていたワックスはメーカーが製造を止めてしまったので、ゴロー自らが作ったというわけです!
蜜蝋のような感じですね
先ずは、これをじっくりと塗りこんでいきます
靴紐を外して
指の腹に適量をとって
円を描くように塗り込んでいく
最初は、どんどん染み込んでいくので半分以上使ってしまうとの話
一通り塗りこんでみたのが↓
まだ革の繊維が見えてますね
この後に2度目のワックス塗りをして、24時間ワックスを馴染ませます
24時間馴染ませたら、ワックスをかけた部分を「亀の子タワシ」で左右にゴシゴシ擦っていきます
擦る内に温度が上がるからか、ワックスが革の中に浸透していく。。。
一通り擦った後に水を垂らすと、染み込まずに玉のように水滴になっています♪
↓が10年位履き込んできたS8の革の状態
ワックスが完全に染み込み切って黒光りしています!
S8も最初のころは、今回のエグリーのように焦茶色だったので、エグリーも使い込むうちに黒光りしてくることでしょう♪
とりあえず、防水性を備えたことで第一段階終了です
次に、履き込んで足に馴染ませていくことが必要なので、まだ冬ではないですが実際に履いて坂を歩いてみました(けっこう暑い。。。💦)
いつものトレーニングは、近所の寺の参道階段でしているのですが。。。
雪山は直登することが多い
「斜面を」真っ直ぐに上ることが殆どなので、階段ではなく急坂で歩くことが重要です!
パッと見 大して斜度が無さそうですが。。。
上から下を見下ろすと、けっこうな斜度だと感じることと思います
この滑り止めの輪っかがある坂は、なかなかの斜度ですね
ここを直登するように上っていきます
足首が屈曲する中で、足に馴染むように革にシワが入っていきます
3回のトレーニングの後が↓
こんな感じで足に馴染んでいくわけですね♪
あと、課題だった重ね履きする靴下の厚さですが、実際に歩いてみると正解が見えてきました
実際に坂を上り下りしてみると、厚めを2枚だと靴の中に空間が一切ない状態になって足が圧迫される感じがしました。。。
そこで、インナーソックスを薄めのタイプにしてみると、足への圧迫感がなくなり靴の中に心なしか空間が出来きたお陰なのか、厚め2枚履きよりも足に温かさを感じてきました!
なので、今のところはインナーは薄めがベストとの結論です
とりあえず、重ね履きする靴下は「アウターは厚めでインナーは薄め」にすることに決めて、後は そこそこの雪山で実際に試してみたいと思います♪