先日、ゴローで作った登山靴のソール張替えをしてもらいましたが、それとは別の用件でもゴローを訪れていました
今回は、その話
現在、ゴローで作ってもらった登山靴は2足
1つは、先日ソール張替えをした「ブーティエル」で、水平移動の多い無雪期登山で活用しています
もう1つは「S8」
ソールがブーティエルに比べて硬く、無雪期には主に岩稜の多い登山で使用していましたが、雪山登山を始めてからは雪山用に特化させていました(ソールが硬いので12本爪アイゼンを付けることができます)
雪山も標高がそこそこの山ならS8で快適に登れていたのですが、日の出前から行動する時や強風時には、外気の冷たさを足先に感じていて少し不安がありました。。。
その不安が今年1月末の北アルプス唐松岳山行で リスクとして表面化❗️
後立山連峰の稜線上で朝日を迎えようと考えて、朝3時にスタートしたら、冷たさに晒された両母趾の感覚がマヒしてしまったのです‼️
その山行記事は👇
後で分かりましたが、これは軽い凍傷。。。😱
今回は感覚マヒで済みましたが、次はもっと酷いことになるかもしれません。。。
やはり、雪山登山を続けるなら保温材の入った雪山登山靴を用意する必要がありますね
というわけで、ゴローにソール張替えをお願いするついでにエルブレス新宿店で雪山登山靴をチェックしにいくことにしました
自分の足は幅が狭いので、幅の細いタイプを試し履きすることに
まずは、スポルティバの「ネパールキューブGTX」
流石、スポルティバの靴だけにしっかりした作り!
重さは、約950gと雪山登山靴としては軽め♪
もう一つ、スカルパの「モンブラン プロ」
こちらは、スポルティバに比べてさらに幅が狭いですが、自分の足としては良さそうなサイズ感
しかも約910gと更に軽量です♪
色も好みだし、この2足ならスカルパかな〜と思うところ
ただ、ここで一つ大きな問題が。。。
ここのところの円安の影響もあり、価格高騰が尋常ではなく、な、なんと、どちらもほぼ10万円(税込)😱
そうそう安易に買える価格ではありません。。。😅
それに比べて、ゴローの雪山登山靴「エグリー」は7万円程でまだ良心的😊 とはいえ高いですけどね。。。😅
そこで、スカルパの在庫がまだあることを確認して、一度ゴローのエグリーを試し履きしにいくことにしました
手持ちの登山靴のソール張替えをお願いした後に、ゴローのエグリーを試し履きさせてもらいます
👇はエグリーではないけど、かつて作っていたという雪山用登山靴
雪に触れやすい部分がコーティングされていて濡れに強そうです!
店内2階に上がると沢山の既製品が並んでいる
で、👇がエグリー
ゴアテックスデュラサーモで作られたインナーが仕込まれている
この裏革に防水クリームを塗り込んでいくと、手持ちのS8のように黒光りしてきます♪
自分の足のサイズ(実寸25.5㎝なので、インナーの厚さを考えると27㎝)にピッタリの在庫はなかったのですが
細幅の26㎝のエグリーがたまたま店内にあったので試し履き
エグリーを検討する上で一番の懸念は、その重さ。。。片足約1300gもあるのです💦
ただ不思議なことに手で持った時に比べて、足に履くとそんなに重さを感じない(もちろん、スカルパに比べると重さを感じますが。。。)
エグリーを選ぶ最大のメリットは、他のゴローの靴と同じでミッドソール劣化のリスクがないところ
雪山登山中にソールが剥がれてしまったら。。。なんて想像するだけでも恐ろしい😱
雪山登山は、天気の良い時に絞りたいので、年に行けて数回がよいところ。。。それしか使わないからミッドソールの劣化も早くなりそう(←ミッドソールは使わないほど劣化する)
山友がAKUの雪山登山靴のソール張替えに2万5千円もかかったそうで、雪山登山靴の維持費も馬鹿になりません。。。
さらに、自分は足の親指が長めで 手持ちのS8の足先のスペースに余裕があまりなかったから、足親指が唐松岳で軽い凍傷になったのでは、とgoroの職人さんに言われました。
goroなら足親指あたりの木型に手を加えてスペースを広げることも出来ます。これは大きなメリットです!
以上を総合すると、多少重いですが、goroのエグリーに軍配が上がりました!
goroの靴は硬いので、来季の雪山で使うなら秋から履き慣らしていく必要があります
で、先月半ばに発注したところ、エグリー完成は9月5日の予定とのこと 思ったよりも時間がかかります
しかも円安が更に進めば、材料高騰でエグリーの価格も上がっていくことでしょう。。。
そんな訳で、ちょうどよいタイミングでエグリーを発注できました♪
エグリー完成を楽しみに待ちたいと思います😊