2023年末
28日に仕事納めとなり、山に行けるタイミングで30日は天気が安定するとの予報♪
本州は高気圧にすっぽり覆われる予報です
暖冬で、年末になるのに関東周辺の山の積雪はイマイチ。。。そんな中でも新潟との県境の谷川岳山域は比較的積雪している情報あり♪
自宅からの日帰りも可能なので、雪の谷川岳へ行くことに決めました!
ただ、年末でお休みの方が多いでしょうから、ベーシックな天神尾根が混み合うことは必至。。。
なので、比較的ハードで人の少ない西黒尾根から上りたいところ。。。
ですが、29日は降雪予報。。。
ドカ雪となってトレースが消えたら、単独でのラッセルで1400mの標高差を上り切ることはまず無理でしょう。。。西黒か天神か迷うところです😅
29日昼過ぎに谷川岳ロープウェイに降雪状況を問い合わせたところ、29日はほぼ降雪はないとの回答!
28日までに踏まれてきたトレースはしっかり残っているはず!
というわけで、皆さんのトレースをお借りして西黒尾根から上がることにしました
東京駅から新幹線で高崎まで行き、高崎から上越線で水上まで
高崎近くで人が線路内に立ち入った為に、乗車予定の電車が遅れてしまい、水上駅からの予定のバスに乗れるか焦る。。。
幸い、予定のバスに乗れて、谷川岳ロープウェイへ
途中の車窓から周囲を見ると、明らかに雪が少ない。。。山の上の雪はどうだろうか。。。?
谷川岳ロープウェイベースプラザに到着(8時55分)
ベースプラザ周辺には、殆ど雪がない。。。😅
でも、快晴なので気を取り直して スタート!
まずは、西黒尾根登山口をめざす
お決まりのゲート周辺も雪は少ない。。。
雪の溶けかかった林道を進み。。
西黒尾根登山口(9時16分)
スタートが遅いから、既にザラメ雪😅
とりあえずツボ足で進むことに
登山口から暫くは雪が少なく、岩や木の根が露出している処も多い
天気は上々❣️
でも無風なので、行動していると暑い!
次第に斜度が増してきて、雪もしっかりと付いてきた
ここでアイゼンを装着
既に10時近いので陽はかなり高くなってきている
トレースはバッチリです♪
谷川岳が見えてきた♪
暖冬で雪の少ない中、これだけ雪付いていたら上々です❣️
急登が続く
大きく踏み抜いた跡
怪我してないとよいのですが。。。
視界が開けて、天神平を望む
うーん、雪少ないなぁ 天神尾根のルートがまだ夏道との話も頷ける
上州武尊山
うーん、雪が殆ど見えない。。。
至仏山は、けっこう雪付いてますね😃
そろそろ鎖場 いざ!
最初の鎖場
雪が少ないので、まだ鎖が露出している
鎖に頼れるし、雪も締まってないので、ピッケル出さずに上ります
鎖場を上りきると、谷川ブルー❣️
谷川ブルーを見上げながら進む
あーー来てよかったーー 好天に感謝❗️
紺碧の空に映える谷川岳を高台から望む
正に銀嶺です♪
右を見ると白毛門や笠ヶ岳
けっこう雪付いて白いですね♪
ここからの下りは、けっこう急
さて、ピッケルを出すべきか。。。下の方は岩が露出しているので、それをホールドできそうな感じ
結局 ピッケルは出さずに、坂の途中から後ろ向きになって岩を手掛かりにクライムダウン
下り切って見上げる 岩の露出が無かったらピッケル出す場面でした
二つ目の鎖場
鎖場を上り切ると、ラクダの背(コブ)まであと少し
ラクダの背(コブ)に到着
谷川ブルーは続く♪
絵になりますねー♪
ラクダの背を越えたら、急登が始まる
この斜度!
紺碧の空に向かって直登!
振り返ると。。。
かなりの斜度を上ってきました
綺麗なシュカブラ(風雪紋)❣️
芸術的!
青と白の世界。。。
この辺りから観る谷川岳は、カッコいい♪
尾根が細くなってきた
先にザンゲ岩が見えている
霞んでいるけど、遠く富士山
直線的なシュカブラ
強風が吹き荒ぶ証
急だけど気持ちよい上り♪
無心で上っていく
ザンゲ岩まで来た
この辺りから風が出てきたので、ハードシェルを着ることに
右を見ると、白毛門・笠ヶ岳・朝日岳など
けっこう雪付いてますね〜
歩いてきた尾根を振り返る
西黒尾根も、もう終盤です
雪田へ
ビクトリーロード♪
方位塔まで来た
方位塔に付く雪が少ないですね
奥に谷川主稜
天神尾根からの方々と ここらで合流 一気に人口密度が増す
トマの耳は激混みだったので、とりあえずスルーしてオキの耳へ
よく見ると、オキの耳山頂もけっこうな人!
オキの耳へのルート上に、すごいエビの尻尾!
この角度からだとエビの尻尾らしい
風と雪の芸術ですね♪
もうすぐオキの耳の山頂
ものすごい踏み跡 人気のコースなのがよく分かります
オキの耳山頂(12時41分)
強風の中、撮って頂いた方、ありがとうございます!
予定よりも早く着いたので、奥の院まで足を伸ばすことに
鳥居には、イイ感じにエビの尻尾♪
奥の院到着(12時46分)
まだまだ谷川ブルーは健在です!
北を望むと、手前に一ノ倉(右)、奥に茂倉岳(左)
茂倉岳からの稜線をさらに辿ると。。。
朝日岳、笠ヶ岳、白毛門の山々
東を遠く望むと、尾瀬の至仏山(中央)とさらに奥に燧ヶ岳(左)
燧ヶ岳は雪少なさそうですね
鳥居越しにオキ・トマの猫耳を望む
ここまで来ると静かです 来て良かった♪
また来ます
オキの耳へ戻ります
ここで疲れが出たのか、右足のアイゼンを左足に少し引っ掛けてバランスを崩してしまった!
危ない危ない。。。後半で疲れが出てきて集中力が切れかかってきたか。。。気を引き締めて進む
再びオキの耳
この時間は、もう人もまばら 静かに山頂を楽しむ
西を望むとオジカ沢ノ頭と、その奥に万太郎山
美しい稜線です
では、先程まで激混みだったトマの耳へ向かいます
オキの耳から戻りつつ望むトマの耳は美しい。。❣️
滑らかな雪庇が絵になります♪
トマ山頂直下のエビの尻尾
この角度からだと正にエビの尻尾‼️
オキの耳を振り返る
ようやく人の少ない静かなオキ
トマの耳山頂(13時26分)
誰もいないトマ山頂 戻りで踏むことにしてよかった♪
風が強いので、肩の小屋へ向かいます
付いている雪は少なめですねー
ここで、谷川主稜を眺めながら、お楽しみのカップ麺♪
谷川主稜線。。。正に銀嶺の山々。。。美しい❣️
この稜線を辿ってみたいものです
そうこうするうちに、時間は14時近く 下りロープウェイの最終便は16時なので、そろそろ潮時
天神尾根を下ります!
踏み跡と尻セードで踏み固められた尾根を走るように下る
振り返ると肩の小屋と谷川主稜
西を望むとオジカ沢の頭と俎嵓(まいなたぐら)
いずれ踏んでみたい二座
東を望むと上りに使った西黒尾根
左上にザンゲ岩が見える
天神尾根にも少し急坂
アイゼン効かせて下ります
熊穴沢避難小屋に到着(14時25分)
雪が殆ど付いてませんね〜暖冬を実感 暑くなってきたのでハードシェルをここで脱いで進む
後は天神平へ
樹林帯がきれて、谷川岳
この角度からだと、まさに双耳峰 白猫ちゃんですね❣️
天神平に到着(14時55分)
最後に谷川を望む
最後まで好天が続いてくれました♪
あとはロープウェイで下って
ベースプラザで〆ビール❗️
これにて、今回の山旅はおしまいです♪
今回 初の雪の西黒尾根でしたが、とにかく条件がよかったので歩き切れたのが実感です。
ドカ雪直後でしたら、新雪に阻まれて撤退していたことでしょう。
人気の谷川岳で、人の少なめな静かな西黒尾根を歩けたのもよかった(すれ違い7人、追い抜き4人)
ラッキーな条件の下、紺碧の空と銀嶺の世界を堪能できて、最高の雪山行となったことに感謝‼️