アケボノツツジに期待しての祖母山行

あいにく、祖母山登頂するも深い霧に包まれて眺望らしい眺望は楽しめなかった

祖母山登頂までの話は↓


ただ、午後に向けて霧が抜けて晴れてくる予報なので、これから親父山に戻って黒岳に向かう頃には青空が広がるかもしれない


青空の下でのアケボノツツジに期待して祖母山を後にする


山頂直下から梯子の連続する急斜面

岩も梯子も霧で濡れているので慎重にクライムダウンしていく


急斜面を下り切っても相変わらず深い霧に包まれている

ここは我慢して、とにかく先へ進んでいく


樹林が切れたところで歩いてきたルートを振り返ってみる

残念ながら深い霧は変わらず、祖母山の片鱗すら見えない。。。


天狗岩の西を巻きつつ上っていくと


朝には気づかなかったアケボノツツジの花が目に留まった♪


明るくなってから目にしたアケボノツツジは咲きたてのようで瑞々しい

この辺りは標高1600m位はあるので、まだ蕾の花が多い。。。裏を返すと標高1500m位はかなり見頃の可能性は大きそうだ


アケボノツツジの密集エリアの黒岳は1500m位なので、正に見頃なのではないか?!


そんな思いを頼りに霧の中を黙々と進んでいくと。。。


障子岳辺りに戻った頃から青空がちらほらと目につくようになってきて


障子岳から親父山への稜線上で広く青空が広がりだしてきたではないか!

正に期待通りに霧が抜けてきてくれた


親父山に戻る頃には上空は青空に♪


再び親父山に到着(8時52分)

朝には霧の中だった古祖母山を遠く東方に望む


親父山から黒岳方面に向けて歩を進めていくとピラミダルな山容の黒岳が青空の下に見えてきた


まるで「アケボノツツジを青空の下で楽しみなさい」と山の女神に言って頂いているような展開


意気揚々と黒岳に向けて進んでいくと稜線上に巨岩が横たわっていたので薄い踏み跡を頼りに巨岩の左を巻いてみた

あまりしっかりとは踏まれていないので、ルートを外したかな?なんて思いが過って周囲を伺ってみると。。。


稜線を見上げた時にロープが下がっているのが目に留まった

「こんなお助けロープがあるのだからここを上っていくのがルートだろう」と考えてロープに頼りつつ岩を攀じ登ってみた


ロープは前日の雨で湿っていて握ると水が浸み出してくる。。。化学繊維のロープではないようだ。。。しかも足元はかなり緩い。。。なんだか違和感を覚えた


これはもしやルートではなく、古いロープが残されているだけではないか?! 


と思ったけれど既に稜線近くまで攀じ登っていたのとロープが傷んでいなさそうだったので、出来るだけロープに頼らず稜線まで登り上げる方が得策と判断して登攀した


稜線に上がってみたら少しドキドキしている。。。黒岳周辺は「難路」との前情報があったのでこれ位の斜度はありうるけれど、流石にここはルートではなかったように感じた


心を落ち着けるように少し休憩してから先へ進むと。。。

かなりの斜度の崖に太いロープが一本掛かっているではないか。。。周囲には明らかな巻道は無い。。。これを攀じ登るしかなさそうだ


意を決してロープを掴みスラブ状の崖を足裏のフリクションを利用して攀じ登った


黒岳周辺が「難路」といわれているとはいえ、これまたかなり腕力のいる所で驚くばかりだ


ほぼ垂直に近い崖をクリアして進むと緩やかな稜線が続いていき、漸くアケボノツツジの咲くエリアに到達♪


青空の下、陽の光を浴びるアケボノツツジの花


淡いピンク色の花弁が5枚。。。アカヤシオよりも少し大ぶりで見栄えがする♪


先に進むとアケボノツツジの花が増えてきた

正に黒岳周辺はアケボノツツジの密集エリアのようだ♪


先程まで霧に覆われていたからか、まだ陽の当たっていない花は露がついて花弁が少し透けて見える

これはこれで美しい♪


気づけば祖母山上空の霧も晴れてアケボノツツジ越しに祖母山を望めた

こんな絵も期待していたので、祖母山頂での眺望はなかったけれど、遠征してきたことが報われたと感慨深い


アケボノツツジを愛でながら進んで、気づけば黒岳を登頂(9時39分)


黒岳山頂近くも沢山の見頃のアケボノツツジ♪

少し色の濃いものもあれば


薄いピンクのアケボノツツジも咲いている


黒岳山頂には福岡と大分から来られた方々がのんびりとしていて、アケボノツツジを愛でつつ暫し歓談

瑞々しい葡萄まで頂いてしまった 有り難い♪


更に、お話する中で この山域にしか咲かない白いアケボノツツジがあることを教えて頂いた


その幻の白いアケボノツツジが咲いているとしたら、三尖近くのアケボノツツジの木一本だけなのだそうだ。。。そんなに希少な花なら白いアケボノツツジの花をこの目で見てみたい!


白いアケボノツツジに期待を抱きつつ三尖へ


黒岳から三尖に向かう途中も見頃のアケボノツツジが咲いている♪



振り返ると黒岳の山腹に沢山のアケボノツツジの花♪

黒岳は、正にアケボノツツジの密集エリアだった♪


黒岳から三尖の間のルート上もアケボノツツジのエリアという意味では負けていない


陽の光を浴びて活き活きとしている


正に見頃のピークといえる咲っぷり




青空にピンクの花が映える♪


薄いピンクから白っぽくグラデーションのかかった一輪

ここまで見てきた中のベストかと♪


アケボノツツジを愛でながら進む内に、三尖が迫ってきた

九州の方の話では、三尖より手前の辺りに白いアケボノツツジの木があるらしい


そんなアバウトな情報だけれど、意識して進んでいくと稜線から少し下がった所に白い花を付けた木が見えてきたではないか


近づいてみると、白いアケボノツツジの花!

白いアケボノツツジの花が満開だ


貴重な白いアケボノツツジの花を間近で目に出来た幸せ ♪

九州の方の情報がなければ気づかずに通過していたことであろう。。。山の出会いに感謝!


十分に白いアケボノツツジを愛でたので、三尖に向けて進む

たおやかな稜線を辿っていくと


三尖を登頂(11時9分)


後は親父山登山口に向けて下っていくのみ

三尖からの下りはけっこう急な土の斜面で気を抜くとスリップしそう。。。幸い、お助けロープが張ってあったのでロープを頼りつつ足早くに下っていく


途中、再びアケボノツツジ

ここらが最後の見どころかな?!


下山後のスケジュールもそんなに余裕はないので、土の斜面を滑らないように気をつけつつも足早に下っていき


親父山登山口にゴール(11時34分)

何とか午前中に下山することができた


少し一息ついて、荷物の整理をしたら、先ずは阿蘇方面に向けて移動

2時間あまりのドライブの途中で阿蘇五岳を望むことができた 


前日の天気がこれ位よければと思うと残念ではあるけれど、また上手く時間が作れたら阿蘇登山のリベンジをしたいところだ


どんどこの湯で下山後温泉を頂いて


熊本名物の「あか牛丼」で下山メシ

炭火焼きでかなり美味!

疲れた身体にアミノ酸補給にもなり、最後に美味しい下山メシを頂けて非常に満足♪


空港に向かう途中で精肉店に立ち寄って


熊本名物の馬刺しを購入

よいお土産も買えて、気持ちよく帰京の途につくことになった


これにて、今回の九州遠征登山もお終いです


久々の西日本の山で、どうしても飛行機を利用しないとならないので、山行日の天気は運次第


そんな中でも、一番気になっていたアケボノツツジを青空の下で愛でることが出来たのが何よりです


しかも、三尖近くにしか咲かないという白いアケボノツツジまで愛でることができたので、今回の遠征はとても充実したものとなりました♪


なかなか行けない九州の山だけに、まだ登っていない九重連山や霧島の山々も いずれ花の季節に訪れてみたいと思います