小さい頃は500円で1カ月満喫できる自信がありました。
1000円札を持っていた友人に限っては、まるで大名のように崇めていました。
今やその数倍のお金を持っているはずが、
私たちは本当に、夢のある生活を送っているのでしょうか。
シリアスな問いかけ、かっこええやろ?
痔人より 詩人になりたい サカイです。
昔は本屋さんか駄菓子屋の前にあったイメージのあるガチャガチャ。
今や、なんでこんなところにあるの?
というところにもガチャガチャの機械が置かれていたりします。
ふとホームセンターに立ち寄ったところ、ガチャガチャを発見。
こんなん誰が買うねん、と思いながらも
かなり前からここに置いてあるので、
需要があるから撤退しないのでしょうか。
しかし、昔に比べて
ガチャガチャのパッケージに表示されている景品がちゃんとでるようになっていませんか?
当たり前なのでしょうが、昔は「ドラゴンボール」と書かれているガチャガチャを回しても、
何で色をつけたらこんな色になるんだというスライムや、
スーパーボールを半分に切った、
ペロンとめくってテーブルに置き覗き込むと
目に強烈なダメージがあるおもちゃ
※ ホッピングアイという商品です。
美味しい香りがしているはずなのに、
香りがきつ過ぎて吐き気を催す練り消し
など、よくこんなもの当たって怒らなかったなと思う商品たちばかりでした。
3回連続でガチャガチャをしたにも関わらず、狙っていたフィギュアを手に入れることができませんでした。
本当に中に入っているのか、横から覗き込み、
何が入っているかわからなくなっているハズレの黒いカプセルの隙間に当たりのガチャガチャがあるか探したほどです。
当たりの割合もわからない昔のガチャガチャは今思うと、確実に景品法に引っ掛かる気がします・・・。
今でこそ、
「1~9までのどれかが必ず当たる」というルールができていますが、
当時はパッケージに表示されていない物も平気ででてきました。
当時ダイソーもない時代ですから、
100円ショップという概念はありませんでしたが、
どう考えても、
100円ショップで5つセットで売っているうちの1つがガチャガチャで出てきていました。
私はこのガチャガチャを、
子供の集中力がなく、飽きやすい習慣を上手く利用した商法と考えています。
普通ならクレーム物のものでも、
子供ながらに遊び方を見つけ、外れていた悲しみさえ忘れている。
良いも悪いもあのガチャガチャがあったからこそ、
ギャンブルをしない大人を生みだしたり、
つらく悲しい現状も笑って過ごせる人間を培ってきたのかもしれません。
子供のころのガチャガチャカプセルは
良いと悪いことも詰まった、タイムカプセルと言ったところでしょうか。
100円で味わえる思い出、リーズブナルで良いものですよ。