すごい雨 | ゆたか農園のブログ

ゆたか農園のブログ

新規就農した夫婦のブログです。「ゆたか」は妻、夫、息子の名前の頭文字を1文字ずつ取って名付けました。「ゆたか」にはrich、wealthy、fertileといった意味だけでなく、家族3人で力を合わせて頑張ろうという想いが込められています。

昨日の夕方時点の天気予報だと、今日は朝から雨のはず。だから昨日は苗置き場の水やりをサボったのに、朝起きた時にはぜんぜん降ってませんし、天気予報を見ても降るか降らないかビミョーなところ。もしこのまま降らなければ苗置き場がワヤ(この地方の方言で「めちゃくちゃ」)になってしまいます。トホホな気分で早朝より苗置き場の水やりをしました。それからいつも通り畑へ。百姓に日曜日は関係ありません。

 

ところで「ワヤ」という方言は名古屋を中心とするこの地方だけの言葉だと思っていたのですが、妻の郷里の函館でも同様の意味で「ワヤ」を使うそうです。「ワヤ」だけでなく、函館と愛知県では「鍵をかう」(鍵をかける)という言い方も共通しています。北海道は明治になって全国各地から移住者が集まった地ですから、もしかしたら愛知県からの移住者が「ワヤ」や「鍵をかう」という言葉を持ち込んだのかもしれません。

 

農園に着いて今日も「ワヤ」になりかけているフェイジョア畑の草刈りです。そうしたら突然の雷雨。スマホで雨雲レーダーを確認したら、ちょうど西尾市に一番強い雨を示す濃い赤色がかかっていました。

1時間ほどであがりましたけど、すごい降り方でした。食べ頃を迎えているブルーベリーの実の多くが雨で割れてしまったと思います。近隣では今週末にオープンのブルーベリー園もあるようですが、「大変だろうなぁ」と余計な心配をしてしまいました。地植えと比べてポットの養液栽培は(しかも黒色のポットだとさらに)、土が温まりやすいから春に早く木が目覚め、同じ品種でもその分だけ早く収穫が始まり、開園も早くできるのでしょう。

 

自然相手の農業は予測ができません。だからお客様にはご不便をおかけしますが、私たちは何週間も前から予約を受け付けたりせず、直前まで開園日を決めません。それでも主に収穫を担当している妻によると、(今日みたいな土砂降りがなければ)来週くらいには開園できそうとのことです。もうしばらくお待ち願います。

 

結局、今日は苗置き場の水やりは必要ありませんでした。水やりすれば雨が降ってと、まぁ世の中こんなものです。

 

 

先日採蜜して搾った日本ミツバチのハチミツ。

 

糖度計で計ったら82.8度もありました。

一般的にハチミツとして販売するには糖度が78度以上(外国産は80度以上)必要です。昨年に絞ったハチミツは80度を少し超えるくらいでしたから、今年のハチミツはとても優秀です。82度を超える日本ミツバチの天然ハチミツはかなりレアだと思います。

 

日本ミツバチのハチミツは百花蜜。色んな花から蜜を集めてくるので地域によっても、また年によっても咲く花が変わるため、同じ味になることは二度とありません。おいしくするために果樹や野菜はまだ人間が土作りや肥料の加減などによって手を加えることができますが、ハチミツを甘くするための定石はありません。まさに自然任せ、ミツバチ任せです。