刈払機の刃 | ゆたか農園のブログ

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新規就農した夫婦のブログです。「ゆたか」は妻、夫、息子の名前の頭文字を1文字ずつ取って名付けました。「ゆたか」にはrich、wealthy、fertileといった意味だけでなく、家族3人で力を合わせて頑張ろうという想いが込められています。

春から秋にかけて続く草刈作業をいかに効率よく行うかが果樹農家にとってのポイントです。私も毎年延べで何町歩(1町歩は約3000坪)もの草刈りをしていますので、少しでもラクに草刈りできるようにと、これまで刈払機の刃は様々なものを試してきました。まずは普通にチップソー。

1枚400円くらいの安い刃から、2000円以上する高いものまで試しましたが、段々畑で石垣が組んであり、しかも小石だらけの土壌です。チップソーが石に当たってしまうと安物でも高いものでもすぐに刃が飛んでしまいました。

 

ナイロンコードも何種類か使ってみました。丸いコードはもちろん、四角いコード、さらにはギザギザの入っているコード。たしかにキレイに刈れるのですが、金属の刃よりも刈るのに時間がかかります。それに伸びきった草や茎が固い草を刈るのには適していません。さらに刈った草や小石などがやたらバチバチ飛んできて、防護メガネなどの防具が必須です。

 

2枚刃のブレードは草を「刈る」というより「砕く」感じで、伸びきった草やツル性の雑草には適していますけど、重いし破壊力が大き過ぎて普段使いとしてはあまり向いていません。また、刈払機に負荷がかかる2枚刃は、使い方によってはシャフトやギヤの寿命を縮めてしまうかもしれません。

 

結局、私が辿り着いたのはこの4枚刃です。

「モノタロウ」とい通販サイトでセールの日に買えば1枚350円ほどです。しかも3500円以上買えば送料も無料になります。

https://www.monotaro.com/p/1943/4984/

 

しかもこの4枚刃、切れ味が悪くなったら刃をひっくり返して裏面も使えます。なので実質的に1枚200円弱という計算になります。8枚刃もありますが、8枚刃は裏返して使うことができません。4枚刃は石に当たっても欠けるのは先端部のみで中心に近い方は大丈夫です。両面とも切れ味が悪くなったら研磨するのも簡単です。何十個も刃が付いているチップソーと違い、4枚刃は表と裏で8回研ぐだけで済みます。今はこの4枚刃を2~3回研磨して使い、それでも切れなくなったら新品に交換というサイクルで使っています。他にも色んな刃が販売されていますので、良さそうなものがあれば試してみたいと思います。

 

ついでの情報として、先日刈払機のハンドルのグリップがスポンと抜けてしまいました。

刈払機の本体がステンレスで、グリップがシリコンゴムです。どちらも市販の接着剤が苦手とする材質。自宅にあった安い接着剤ではやはりダメでしたが、これを使ったらうまくついてくれました。

2つを混ぜて使うエポキシ樹脂系の接着剤です。化学反応を利用して固まるのだと思います。でも接着剤って私は最後まで使い切ったことがありません。だいたいはいつの間にかチューブの中で固まってしまいます。数滴あれば良いだけでしたので、使い切りタイプで安く販売していただけるとありがたいです。

 

それよりも先月に注文した手押し式の草刈機が早く届かないかなぁ~。発送は5月中旬以降とのことですので、そろそろかもしれません。