「ブルー」ベリーなのにピンク色の実がなる「ピンクレモネード」という品種。見た目が鮮やかなだけでなく、味も爽やかでご好評をいただいています。ピンクレモネードの実も残りわずかとなってきました。
今年はまだ良いのですが、受粉率が悪く、ひどい年は葉っぱばかりが茂ってしまい、ほとんど実を付けてくれません。それが原因なのか、ピンクレモネードを多く栽培するブルーベリー農園は少ないようで、「にぎやかし」程度に栽培されているだけのようです。当園でもピンクレモネードは50本ちょっとが植わっているだけです。でも、お客様がそんなに喜んでくれるなら、それに応えなくてはなりません。この冬はぜひピンクレモネードを増やしたいです。苗は挿し木でたくさん作ってあります。
早くもハイブッシュ系の収穫は終盤で、収穫のメインはラビットアイ系に移りつつあります。収穫の終わったハイブッシュ系の木の根元からはサッカーやシュートが出てきました。今まで実のほうに使われていた栄養が、収穫が終わって再び生長に向かったのでしょう。
サッカーやシュートといっても、もちろんスポーツの「サッカー(succer)」とは関係ありません。地下茎から伸びた枝を「吸枝(sucker)」、地上部の幹や枝から伸びる新梢を「シュート(shoot)」と呼びます。土壌条件がシビアなハイブッシュ系の地植えでの栽培には苦労しましたし、今でも苦労しています。だからハイブッシュ系の木から枝が伸びている姿を見ると本当に嬉しくなります。
フェイジョアの挿し木苗の草抜きが終わりました。
まだ小さな苗が多いです。
フェイジョアは超が付くほどのマイナー果樹で、まだ実の販売だけでは正直言って経営的に厳しいです。それでもこの秋に岡崎市で開店予定のジェラート屋さんが使ってくださることになったりと、少しずつではありますけど販路は拡大しています。そして、実の販売だけでなく早く苗の販売もできるよう頑張ります。「頑張ります」と言っても、肥料はたくさんあげれば良いというものでもありませんし、私にできることは毎日の水やりくらいです。
そのフェイジョアですけど、花はほぼ咲き終わり、受粉が終わって小さな幼果が付いています。
人工授粉が必要だと言う人もいますが、私はやっていません。「やっていない」というより、この時期はブルーベリーで忙しいですし、300本以上のフェイジョアの人工授粉はできません。それでも毎年摘果が必要なくらい結実しますので、虫か鳥か、それとも風なのか分かりませんが、何かが受粉の手助けをしてくれているのだと思います。
ポポーの実も大きくなってきました。
ポポーは8月下旬から9月中旬、フェイジョアは10月下旬から12月上旬が収穫です。農園で直売していますし、遠方の方には発送もしています。また収穫が近づきましたらご案内いたします。
~ブルーベリー狩りについて~
ブルーベリー狩りは時間無制限食べ放題で中学生以上1200円、小学生600円、幼・保育園児300円。お持ち帰りは100グラム300円です。ご来園の直前でも構いませんので、できればご予約をお願い致します(080-5126-9832 岡田)。特に午後からは配達などで農園に不在のことがあります。午後からの時間を希望の方はお昼までにお問い合わせ願います。妻の不在時に私ひとりで草刈りをしていると電話に出られません。しばらく経ってからお掛け直しいただくか、ショートメッセージ(SMS)でお願いします。
私たちが収穫したブルーベリーも100グラム400円で販売します(1kg以上のお買い上げで1割引き)(要予約)。フードパックはご用意しておりますが、資源節約と経費節約のため、タッパーをご持参いただけるとありがたいです。
これで1kgです。
害虫駆除に努めていますが、農薬は一切使っていませんので毛虫がたまにいます。なるべく肌の露出の少ない服装で、そしてサンダルではなく靴を履いて入園してください。
山の中の畑で、簡易な日除けテントの休憩所以外に施設らしい施設はありません。特に細かなルールも設けていません。ほかのお客様にご迷惑をおかけするような行為でなければ、そして植わっている木にダメージを与えるような行為でなければOKで、自宅の裏庭感覚でお楽しみください。持ち込みも自由ですので、ヨーグルトなどお好みに合わせてご用意ください。
申し訳ございませんが、今年のラズベリーは不作です。ブルーベリーとブラックベリーは大丈夫です。