7月の洋蘭(2023年7月) | ユーチャンのブログ

7月の洋蘭(2023年7月)

植え込み材料無しの洋蘭栽培 

 (初心者の胡蝶蘭など、着生蘭の栽培記録です!)

 
 

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写真1 植え込み材料なしの胡蝶蘭達 (2023年4月1日)


 

 一昨年10月に新型コロナウイルスに、新たに変異株のオミクロン株が現れましたが、1年余り経過して少し収まりつつあります。行動制限が少し緩和されましたが、専門家によると、9波の可能性が指摘されています。

 

 植え込み材料なしの我が家の胡蝶蘭、一部の株では蕾が少しダメになっていますが、例年も同じような現象が起きていました。

 

  昨年、植え込み材料なしのシンビジュームは、開花に至りませんでしたが、1株には花芽が頭を出して数輪の開花がありました。

 

  オンシジュームの1株は、久しぶりに開花し開花してくれました。花が終った後、3株に株分けしたところ、2株に花芽が発生し、花芽の成長して開花しました。

 

 シンビジューム、オンシジューム及びデンドロビュームの一部は、花が終わった後、株分けをしておきました!

 

  植込み材料無しの胡蝶蘭、オンシジウム、カトレア等は、冬場でも、ほとんど暖房無しの環境(埼玉県南部)で栽培しているものです。

 

  デンドロビウム、シンビジウム(シンビジウムは、本来着生ランだったようです!)、オンシジウムの一部は、一年中、屋外(ベランダ)で栽培しているため、3月から6月が、開花時期になっています。デンドロビュームの一部の株の開花が始まっています。

 

  植え込み材料無しの洋蘭栽培は、一般の洋蘭栽培で紹介されているヘゴ付けコルク付と、基本的には同じ栽培方法です。この栽培方法は、胡蝶蘭、カトレア、デンドロビウム、オンシジウム、セロジネ等、着生ランに分類される洋蘭の栽培に適した方法のようです。

 

  植え込み材料無しの洋蘭(着生ラン)栽培は、ほとんどの株が木製の容器、プラスチックの容器、椰子殻の容器等です。水遣りは、夕方、容器の底に少し水を溜め、溜めた水が1日(長くても一晩)で無くなる程度にして、日中は根が乾いた状態にしています。

 

  胡蝶蘭などの着生蘭はカム植物だそうで、一般の草花とは異なり、明るい昼間は気孔をを閉じ、暗くなる(どの程度かは不明)と気孔が開き、炭酸ガスや湿気を吸収するそうです。

 

  そのため、暗くなる夜間には湿度を高め、高温や乾燥状態にならないことが大切のようです。一方、明るい昼間は、気孔を閉じているため、高温や乾燥にも耐えられるそうです。

 

  着生ランの栽培では、根が乾燥して表面が白く(ペクチン膜が発現)なった後、水遣りすると良いようです。

 

  肥料は、大粒のマグアンプKを3、4個、容器に入れ、また、液体肥料を用い、通常1000倍程度に希釈して使用するものを、5000倍~1万倍に希釈して使用していますが、元気に育ってくれています。(2009年の6月からは、5000倍に薄めた液肥を与えて、成長の変化等を観察中です!)

 

  植込み材料無しの栽培では、洋蘭の根が空気中に露出しているため、過湿(特に低温時)で根を傷める心配がなく、初心者にも取り組みやすい栽培方法だと思っています!

 

  着生ランの栽培では、一般の草花(一年草、二年草など)とは異なり、根が乾いても、簡単に萎れたり枯れたりする心配がありません。洋蘭栽培(着生ランの栽培)では、水遣りより、根を乾かすこと(ペクチン膜の発現)に注力する気持ちが必要のようです!

 

  植込み材料無しの洋蘭栽培については、下記の当方の別のサイトでも紹介していますので、興味のある方は、一度、訪問してみてください。

 

   紹介サイト  https://plaza.rakuten.co.jp/yutakamukai1/

   質問等は yutaka_mukai@hotmail.co.jp  へ

 

  当方の7月時点の植込み材料無しの洋蘭等について、開花状態、新芽や新根の成長状態などを紹介します!

   (2023年7月5日)

 

    写真2~写真20は、植え込み材料なしで栽培中の胡蝶蘭について、7月時点での株の状態、新芽や新根の成長状態、花芽の発生・成長、開花状態等の紹介です!

 

写真2 花が終りのミニ胡蝶蘭「なごり雪」(P14 2023年7月1日)

    (植え込み材料なしのミニ胡蝶蘭「なごり雪」、5年以上前に入手した3株の1株で、1本の花芽に枝芽を発生して開花しましたが、花が終わりです!)

写真3 開花が進むミニ胡蝶蘭「なごり雪」 (P1 2023年7月1日)

    (入手した際、写真2のミニ胡蝶蘭「なごり雪」と同じ鉢に植えられていた株で、1本の花芽ですが開花が進んでいます!)

写真4 新芽の成長が進むミニ胡蝶蘭「なごり雪」の子株 (P63 2023年7月1日)

    (植え込み材料なしのミニ胡蝶蘭「なごり雪」、写真2や写真3の兄弟株(入手した際、同じ鉢に植えられていた株)の子株で、5年ほど前に発生した子株です!)

写真5 新芽の成長が進む斑入り葉のミニ胡蝶蘭 (P62 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしの斑入り葉のミニ胡蝶蘭、処分品の株で入手後15年以上経過している株で、毎年花を咲かせていますが、今年は花が終った後、かなり衰弱している様子です。でも新芽の成長が進んでいます!)

写真6 新芽の成長の遅い斑入り葉の胡蝶蘭 (P48 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしの斑入り葉の胡蝶蘭、今年も2個の花芽を発生して開花しましたが、蕾の発生は少なめで少し寂しい開花でした。株がかなり衰弱している様子で、新芽を発生しているものの、成長が遅い状態が続いています!)

写真7 新芽の成長が進むリップがピンクのミニ胡蝶蘭 (P6 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしのリップがピンクのミニ胡蝶蘭、昨年、一回り大きな容器に移し替えた株です。今年も2個の花芽を発生して開花しましたが、でも、大部分の蕾は変色してダメになり、寂しい開花になりました。花が終り、新芽や新根の成長が進んでいます!)

写真8 花が終った赤花のミニ胡蝶蘭 (P3 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしのミニ胡蝶蘭、5年以上前に入手した赤花の株で、今年も赤っぽい2個の花芽を発生しましたが、小さな蕾の段階でダメになりました。でも、2個の花芽に枝芽が発生して、花数が少ないですが開花しました!)

写真9 花が終りのミニ胡蝶蘭「カナリヤ」 (P7 2023年6月15日)

  (植え込み材料なしのミニ胡蝶蘭「カナリヤ」、今年も2個の花芽を発生し、花数が少なめでしたが開花しましたが、そろそろ花が終わりです。写真は、6月15日の状態です!) 

写真10 開花しなかった中輪系のピンクの胡蝶蘭 (P4 2023年6月15日)

  (植え込み材料なしの中輪系の胡蝶蘭、数年前に入手したピンクの胡蝶蘭、今年は2個の花芽が頭を出してくれました。でも、蕾のほとんどが変色してダメになり、まともな開花には至りませんでした。写真は、6月15日の状態です!) 

写真11 花が終ったリップが赤の胡蝶蘭 (P50 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしのリップが赤の胡蝶蘭、昨年、2個の花芽を発生しましたが、花芽の誘引の際に2個ともダメにしました。今年も2個の花芽を発生しましたが、また1個を折ってしまいました。1個の花芽になりましたが、何とか開花してくれ、花が終った後新芽の成長が進んでいます!) 

写真12 花が終った大輪系の胡蝶蘭 (P18 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしの大輪系の胡蝶蘭、5年以上前に入手した処分品の赤花の株、主花芽の蕾がダメになり、枝芽を発生して枝芽の花が開花しました。花が終った後、新芽の成長が始まっています!) 

写真13 新芽の成長が進む中輪系の胡蝶蘭の子株 (P19 2023年7月1日)

  (5年以上前に入手した白花の株、写真の株は5年ほど前に発生した子株で、発生した翌年から毎年花を咲かせています。今年も1本の花芽で、発生した蕾10個が全て開花しましたが、花が終り新芽の成長が進んでいます!) 

写真14 まともに開花しなかった胡蝶蘭「アマビリス」の親子株(P12 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしの胡蝶蘭「アマビリス」、一昨年の花が終った後、子株を発生して親子株に花芽を発生して開花しました。昨年の花が終った後、親子株の成長が進んだので親子株を切り離しました。昨年も親子株に花芽を発生しましたが、親子株ともすべての蕾がダメになり、開花に至りませんでした!)

写真15 植え込み材料なしのマイクロ胡蝶蘭2株 (P15 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしのマイクロ胡蝶蘭、木製の升の容器に入れていた2株ですが、1株を椰子殻の容器に移し替えました!)

写真16 昨年仲間入りしたミニ胡蝶蘭 (P2 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしのミニ胡蝶蘭、昨年仲間入りした1株で、1本の花芽を発生して開花しましたが、花が終り新芽の成長が進んでいます!) 

写真17 昨年仲間入りしたミニ胡蝶蘭「カナリヤ」  (P5 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしのミニ胡蝶蘭、昨年仲間入りした1株で、1本の花芽を発生しましたがまともな開花にはなりませんでした。でも、黄色の花で「カナリヤ」と判明しましたが、この株もかなり衰弱しています!) 

写真18 昨年仲間入りしたミニ胡蝶蘭の子株 (P5 2023年7月1日)

  (写真17の昨年仲間入りしたミニ胡蝶蘭「カナリヤ」の株元、昨年の入手後に発生した子株の成長が進んでいますが、子株も衰弱している様子です!) 

写真19 生長点がダメになった白花のミニ胡蝶蘭(P52 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしの白花のミニ胡蝶蘭、昨年花が終った後、新芽の成長が始まりましたが、新芽が枯れてダメになりました。でも古い葉や根は生きており、花芽と枝芽が発生して、花数は少ないですが開花しました!) 

写真20 生長点がダメになった白花のミニ胡蝶蘭の子株(P52 2023年7月1日)

  (写真19の生長点がダメになった白花のミニ胡蝶蘭、株元では小さな子株の成長が進んでいます!) 

 

  以下の写真21~写真28は、胡蝶蘭以外の洋蘭の状態です。植え込み材料なしのオンシジューム、デンドロビュームやシンビジュームなどです。

 

真21 昨年株分けしたオンシジューム (On9 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしのオンシジューム「クリーミッシュ・イエロー」、昨年、3株に株分けした後、とりあえず2株と1株を植木鉢に入れました。昨年2株に花芽がありましたが、株分けした1株は、少し衰弱している様子です!) 

写真22 新芽の成長が進む株分けしたオンシジューム (On9 2023年7月1日)

  (写真21の左側の株分けしたオンシジューム「クリーミッシュ・イエロー」、株元では新芽の成長が進んでいます!) 

写真23 植え込み材料なしのデンドロビューム (D 2023年7月1日)

  (昨年株分けしたミニデンドロビューム「グリーン愛」(右側)とバルブを伏せて増殖したデンドロビューム「プチメルヘン」(左側)です!

写真24 成長が進むデンドロビュームの新芽 (D 2023年7月1日)

  (写真23の左側のデンドロビューム「プチメルヘン」、花が終ったバルブの株元では、新芽の成長が進んでいます!)

写真25 植え込み材料なしのミニカトレア (C 2023年7月1日)

  (植え込み材料なしのミニカトレア、木製のバスケット容器に入れています。新芽の成長は進みましたが、開花は今一つの状態です!)

写真26 成長が進むミニカトレアの新芽 (C 2023年7月1日)

  (写真25のミニカトレア、株元では新芽の成長が進んでいますが、開花させるには気難しいところがあります!)

写真27 仲間入りしたセロジネ (Ce 2023年6月15日)

  (仲間入りしたセロジネ「フィンブリアタ」、どんな花が咲くのかは不明ですが、ホームセンターで処分品を入手しました。写真は、6月15日の状態です!)

写真28 植え込み材料なしのシンビジューム (Cy 2023年7月1日)

   (植え込み材料なしのシンビジューム、下垂性の「ルビー・ジェムストーン」(左側)と「サラジーン・アイスキャスケード」(右側)、昨年株分けした際、根を裸の状態にした株ですが、少し衰弱しています!)

写真29 通常栽培のシンビジューム(1) (Cy 2023年7月1日)

   (昨年株分けしたシンビジューム、写真28の左側のシンビジューム「ルビー・ジェムストーン」の兄弟株です!)

写真30 通常栽培のシンビジューム(2) (Cy 2023年7月1日)

   (昨年株分けしたシンビジューム、写真28の右側のシンビジューム「サラジーン・アイスキャスケード」の兄弟株です!)

 

   2023年7月5日  ユーチャン(記)

 

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