「コミュ力低い」で解雇は無効
笑ってはいけないかもしれませんが、面白い判決がありました
コミュニケーション能力は会社で最も必要とされる能力ですからね。
それがなければ、当然解雇!
ってなる訳ないですよ
私が面白いと思ったのは、解雇理由をあまりに正直に言いすぎという点でした。
おそらく、弁護士や社労士に相談せず、感情的になって解雇してしまったのかな。と思います。弁護士等に相談すれば、そんな理由で解雇が難しいことくらい、簡単にわかりますからね。
ちなみに解雇が無効ということは、遡って解雇が無かった事になりますから、解雇をした時期から今までの働いていなかった分の賃金も払わなければいけなくなります。
(原則、時効があるので最大2年分)
解雇は余程の事がない限り無効になりますから、私たちが解雇を勧めることはまずありません。助成金の申請もできなくなりますしね。
以前、入社したばかりの会社で、試用期間で従業員を解雇し、解雇予告手当30日分を請求されたことがありました。
解雇予告手当を請求されるまで、私は解雇自体を知らなかったものですから、あとの祭りです。
何で上司は私に一言相談してくれなかったんだと思いましたね。
(上司は試用期間内ならいつでも解雇していいと思っていたそうです)
社長からしてみれば、社労士資格を持っている奴(私)を雇ったのに、なんで解雇予告手当なんて請求されてるんだ!ってなりますよ。
言い訳もできませんし、私は早速自分の評価が下がったことを感じ取ったのでした…
まあ、相手方が解雇予告の請求である意味助かったんですけどね。2年後くらいに解雇無効の訴えを起こされていたら会社にとって大変な損失でした。
社長の皆さん、解雇はくれぐれも行わないようにしてください。
解雇したいと思う社員がいるなら法律家に相談して上手くやらないとダメですよ。
フォルダにあった画像シリーズ 過去の塾風景 皆、真剣に勉強してくれました。ありがとねー