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女子プロレスの信義則

女子プロレス界にとって、凄いことが起こりましたね。

 

私は正直なところ、女子プロレスにはそれほど詳しくありませんが、昔は試合で女子選手と一緒になったりしていましたので、それなりに関心はありました。

 

今、スターダムという団体が人気で、数人が契約を解除し新団体旗揚げに動いているらしい。くらいは知っていました。

 

今日、ロッシー小川という人の新団体マリーゴールドというのが出来た。ということを先ほど知りました。

 

新団体設立はよくあることですし、かっこいい名前だなぁくらいの印象です。

 

私が注目したのは、それに合流したという、アクトレスという団体を離脱した数名の人達です。

 

お会いしたことありませんが、マリーゴールドに合流した風香さんという方は、アクトレスのアドバイザーいう任についていたみたいです。

 

アドバイザーという職がどのような力を持っていたかはわかりませんが、契約書があろうがなかろうが、アクトレスに対して、それはさすがにマズいのではないでしょうか。

 

民法には信義誠実の原則というものがあります。

 

(基本原則)

第一条 

2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。

社会は人々の「信頼」に基づいて成り立っているものであり、当事者たちは相手方のもつ「信頼」を裏切らないように行動しなければならないということです。

 

また、民法の不法行為

 

民法第七百九条 

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

 

に抵触する行為ではないでしょうか。

私は弁護士ではないですし、民法は社労士が専門で取り扱う法律ではないので、パッと思いついたことしか書けませんが、契約書がないから等、簡単な問題ではないと思います。

 

私も若いころ、試合をダブルブッキングして、よくあることだろう。くらいの認識でいましたが、迷惑をかけたことを反省し、フリーで復帰した際は、必ず先に頂いた試合を優先するようにしていました。

 

今回の件は、さすがにアクトレスさんがかわいそうですね。

プロレスファンにとっては見たくない戦いかもしれませんが、アクトレスさんがどういう法的手段に出て、どんな裁判になるのか経緯を見守りたいと思いました。

 

フォルダにあった画像シリーズ 現WWEのイヨ・スカイさんと。当時は紫雷イオさん。運動神経が良くてスゴイ人だなぁと思ってました。WWEのチャンピオンにもなったんですよね。おめでとうございます。