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速読VS速聴

以前、本を読む子と読まない子の差について書きました。

 

今回は本の読み方である、速読 と 速聴 についてです。

 

私が塾をやっていた時、どちらも導入しました。

 

速読はご存じの方も多いと思いますが、本を早く読む方法です。一昔前は眼球を早く動かして読む読み方でしたが、現在の主流は目をあまり動かさず、視野を広げ1行であったり1ページであったりを一気に読む読み方になっていると思います。

 

速聴とは、本とは別に本を音読してくれるソフトを使い、朗読してくれる音声を聞きながら読み進めるという方法です。徐々に音読音声のスピードを上げて行けば誰でも4~5倍のスピードで本を読むことができるでしょう。

デメリットとしては、ソフトに録音済みの本しか使えない。というところでしょうか。

 

結果的に言いますと、子供たちには

 

速聴」の方がいいです。

 

理由は正しい日本語を学べ、漢字の読み方も覚えることができ、語彙が増えるからです。

 

子供達が本を読んで得るものは、語彙力と集中力です。

 

どちらも速聴の方が優れている。と私は思います。

 

速読は1ページ読みなどができるので、確かに速聴より早いですが、難しい言葉やわからない言葉は、「飛ばす」読み方になります。そのため語彙力が増えません。

 

 

「速聴」の場合は、わからない言葉があっても、正しい発音と前後の文脈からの予想という成果が得られます。

 

ですので、語彙力が定まっていない子供には間違いなく「速聴」の方がいいと思いますね。

 

大人であれば速読のほうが早く読めますし、一度マスターしてしまえばどんな本にも使えるので良いかもしれません。

私には正直合いませんでしたが…キョロキョロ

 

大人である私自身が、速聴、速読をやってみた感想を言うと…

 

速読…確かに早く読めるけど脳に残らない。読んだという実感はなんとなくありますが、内容をうまく伝えられません。

 

速聴…理解できるギリギリのスピードで聞くととんでもなく集中する。結果、読み終えたとき、本一冊まるまる頭に入った感じ。本の内容の何を聞かれても答えられます。

 

という状況でした。

諸葛孔明が書簡を一度読めば頭の中に全て書いてあることを記憶できる。というのを速聴で実感した気がします。

 

子供には絶対に速聴です。と自信をもって言えます。

 

フォルダにあった画像シリーズ 出雲大社の白兎と友達