13歳から登校拒否を発動し
19歳までひきこもっていた私が
6年半ぶりに
外の世界に出てみた率直な感想は
想像の8000倍やさしかった
でした。
♤
私がひきこもっていた間に
中学の教師だった父が
激務から病気になり休職して
すごくしんどそうな姿を
間近に見ることになり
賢くて、“いい人”を
絵に描いたような善良な父に
こんな仕打ちをする“社会”って
なんて恐ろしいところだろう…
と戦場にしか思えず、動けなくなりました。
真面目に勉強して
国立大を卒業し
公務員になり、真面目に働いても
『幸せ』になれないなら
勉強する意味って？
大学に行く意味って？
働く意味って？
…私はこれから一体
何を目指して
何のために、外に出ればいいの？？
何のために、生きればいいの？？
10代の私が、当時の父を通して見た
世界・社会には
希望を持つことができなかった。
それでも、６年半のあいだに
様々な想いを巡らし
誰にも相談せず、ひとりで考えて
『たとえ、社会が戦場でも
返り討ちにあってもいいから外に出よう』
と入学した定時制の高校で
親友と出会うことになります。
マイノリティの巣窟
とも呼べそうな教室には
色々な背景をもったクラスメイトばかりで
それぞれ、“なんかあった”者同士
深く詮索せずとも
互いに、いたわり合うような
やわらかい空気が流れていて
『みんな違うのが当たり前』を
肌で学んだように思います。
はじめての夏休みに
運転免許を取得して
“資格”の欄が一行だけ埋まった
履歴書を握りしめて
『働いてお金を稼いでみたい』を
叶えるべく、いざバイト探しへ！
『６年半もコミュニケーションを
さぼっていた分を取り戻したいから
人と接する仕事がしたい』
という考えから、求人で気になった
スポーツクラブをチョイス。
嘘を言っても仕方ないしなぁと
面接で、中学に通わなかったこと
今、高校に通っていること
働いた経験がないこと
人と接する中で、成長したいと
思って応募したことなどを
そのまま、正直に伝えました。
当時の面接官だったマネージャーに
『一日に、数千人単位の来館があり
しんどくてすぐ辞めていく
スタッフも多いが、大丈夫ですか？』
と尋ねられ
『絶対に大丈夫、とは言えませんが
がんばります！』的に答えるも
これは落ちたかなぁ〜と思ったら
二次面接に進める連絡をもらい
体育会系要素ゼロなのに
半年前までひきこもりだったのに
なんか知らんけど採用され
人生初バイトとして
『スポーツインストラクター』を
やることに。
無給の研修が夜中まであったり
年に数回、査定があったり
なにしろキャパシティがキャリーオーバーな
ことだらけでしたが
ジムに来館される会員さんたちに
すごくかわいがっていただいて
『夜は定時制の高校に通ってるんですよ〜』
みたいな話をすると
『がんばってるね』
『えらいね』
『素晴らしいわね』と
ほんとーーに100％の確率で
みなさん褒めてくださったり
ねぎらいや応援の言葉を
掛けてくださる方ばかりでした。
え、世界って人って
めちゃくちゃ優しいじゃん
“今”の姿を見て
みんな応援してくれるんだ
という定義を獲得すると共に
高校を卒業するまでの
３年半、続けることができ
【自信】をくれる経験になりました。
中学に行かなかったこと
引きこもり経験で
これまで、差別？されたり
嫌な思いをしたことも特にないし
本人が気にしてなければ
周りも「今」を見てくれるのかなぁ
というのが経験則です♪
起業時はネタになるので、むしろおいしいです
勇気を出して
一歩、前に踏み出した人間に
世界はやさしいと
私は信じています✨✨
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