LC/MS用脱塩チューブ”ソルナックチューブ”に吸着し易い塩基性化合物化合物に対するポストカラム | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

リン酸塩緩衝液条件にソルナックチューブCFANを用いた場合、測定対象化合物が塩基性の場合には解離型になりチューブ内の樹脂に吸着してしまうことがあります。そこで、チューブ導入前にポストカラム法によりアンモニア水を添加することで、チューブ内の溶離液を塩基性にして測定対象化合物を非解離型とすれば吸着を抑制できると考えました。三環系抗うつ剤のドキセピンのpKaは9.0であることから、中性条件下では解離型となりカチオン交換樹脂に吸着してしまいます。そこで、ポストカラム法でアンモニア水を添加して、ソルナックチューブへの吸着の改善を試みました。アプリケーションデータをホームページに掲載しました。

ソルナックチューブ_ポストカラム_対塩基性化合物

 

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