質量分析コンサルタントとしての仕事とサッカー審判員との共通点 | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

大分前の話しですが、8月27日(日)、サッカーの3級審判更新講習会で、品川に行って来ました。7月末に立川でも行われたのですが、少年サッカーチームの合宿と重なっていたので…

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サッカー経験のない私が、近隣の少年サッカーチームでコーチ(のような事)をやり始めて、もう8年になります。今は高校2年の長男が小学3年生の時、サッカーをやりたいと言い出したのがキッカケでした。

 

長男は卒業を待たずに5年生で辞めてしまいましたが、私が残ってしかもこんなに続けることになるとば、長男がサッカーを始めた時には夢にも思わなかったですね。長男がサッカーを始めた時、(私が加わる前は)その学年にはお父さんコーチが3人しかいなくて、“試合する時の審判が足りなくて困っている”とヘッドコーチの松澤さんがよく嘆いていました。長男の練習や試合を何度か見に行く中でそんな話を聞き、“サッカー経験なくても何かやれることはあるかな?”と思ってコーチとして加わりました。マラソンはずっとやっているので、練習で子ども達と一緒に走り、下手ながらパス練習くらいは手伝いました。そして、“走れるからルールを覚えれば審判はできる筈”と思って4級審判を取りました。

 

最初の頃はミスしてばかりでしたが、何しろ他の審判が少ないのでやらざるを得ません。とにかく数をこなす中で、少しずつですが慣れて楽しくなってきました。特に、強いチーム同士の試合で主審をやって、子ども達がエキサイトしてくるのをコントロールして、荒れないように試合をまとめられた時には、何とも言えない充実感がありました。ゲームに入り込み過ぎて、副審のオフサイドフラッグに気付かないことなど、失敗もしばしばありましたが...(>_<)

 

4級で審判の数をこなし、上級の審判員と組んで試合をする機会があると、3級審判を取りたいと思うようになりました。そして、審判を始めて2年目位だと思いますが、3級審判を受験して合格しました。4級は講習だけで取れますが、3級は体力テストと筆記テストがあります! まぁ、難しくはありませんが。

 

サッカー審判員は毎年更新する必要があります。4級はWebのみで更新可能ですが、3級は隔年で講習会に参加する必要があります。講習会がない年は郵送でのペーパーテストのみ。

今年の3級審判更新講習会では、国際審判員を務めたこともある吉田寿光さんが講師を務められました。私はご本人の話しを聴くまで知らなかったのですが、2005年のアジア最終予選で主審を務めた際、誤審をしてしまい再試合になったことがあるそうです。

 

その時の話しをしてくださいました。サッカーに限ったことではないと思いますが、審判ってスゴいプレッシャーを感じながら試合に臨んでいるんです。私は専ら少年サッカーの試合ですが(何度か社会人の試合で副審をやったことがあるけど)、それでもベンチや観客(親達)からのプレッシャーは相当なものです。

 

ましてや国際試合、プレッシャーの大きさや、その場面でミスをしてしまった時の心情は、計り知れないものがあります。ミスをしないように、しっかり見てしっかり判断することが重要ですが、それでも人間なのでミスはします。審判がミスすることも含めて、主審のジャッジは最終です。サッカーの試合において主役は勿論選手ですが、審判は常にリスペクトされる存在でなければなりません。

それだけに、自信をもってジャッジする必要があるし、それが出来るように、スキルを向上させるように勉強も必要です。私が自信をもってジャッジしていることを示す方法として、ランニングがあります。プレーを間近で見られるように、ゲーム展開に負けずに走ること! まぁ、小学生レベルであれば、私の走力があればそれ程大変なことではありません。速いゲーム展開でも、きっちり走ってしっかり見る。仮にミスすることがあっても、プレーを間近で見た上でのジャッジは説得力がありますからね。

 

ジャッジする時の姿勢も大切です。肘や指先を伸ばし、ビシッと示す! 自信たっぷりの態度を示せば、ミスしたとは思わないでしょう!! あっ、勿論、出来るだけミスしないように気を付けてはいますよ(^_^; でも、審判としての技術はまだまだです...

 

実はサッカー審判をやる上でのメンタル面での技術は、仕事の上でも大いに活きていると感じています。例えばセミナー講師を務めている時など、勿論話す内容は自分の専門分野なので自信をもって話しますが、見た目にも自信のある話し方をすれば、やはり説得力は増します。そして、自信をもった話し方ができるように、内容を精査するし、日々の勉強も怠りません。

 

何歳になっても、どんな事に対しても、向上心をもって臨めばレベルアップすることが出来ると思います(もちろん限界はありますが!)。それを他人に対しても示せるように、自分への戒めを込めて日々努力したいですね。

 

 

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引用元:質量分析コンサルタントとしての仕事とサッカー審判員との共通点・・・