アドラー心理学と少年サッカーチームのコーチ | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

 

先週は少年サッカーウィークでした(^-^)

3日間の試合、私は審判を5試合!

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先日、家で仕事をしながら、友人がツイッターで薦めていたアドラー心理学に関するこの放送を聞いていて、

嫌われる勇気

サッカーの試合中にみた、コーチとしての子どもとの関わり方について思うところがあったので、書いておこうと思います。

 

私自身アドラー心理学に興味をもっていて、本は何冊か読んでいます。ブログにも何度か書いています。

 

 

先ずは、試合の結果から。

 

11月3日、市の4年生大会予選リーグ、一勝一敗で2位。審判は主審2試合。

11月5日、小平市のチームの招待試合、3年生。一勝二敗で6チーム中4位。審判は1審で1試合。

11月6日、市の4年生大会、予選2位チーム同士の決勝トーナメント。一勝一敗で入賞ならず。審判は主審2試合、第4審判1試合。

 

結果はついてきませんでしたが、何れの試合も良いゲームができていました。ただ、寄せが速いチーム、あたりの強いチームと対戦すると、まだ自分達のプレーができないですね。

 

さて、6日の他チーム同士の試合で第4の審判をやった時のこと、両方共強いチームなのですが、片方のチームの若いコーチが、試合中に選手達に罵声を浴びせるのです(>_<)

 

それはもう酷くて、叱るとか言うレベルではなく、人格を否定するような酷い言葉を、20分ハーフの試合中ずっとまくし立てるのです。

 

親として、コーチとして、教師として、など大人が子どもに関わるシチュエーションは様々ですが、どの様な関わり方であっても、目指すところは子ども達の健やかな成長だと思います。

 

褒めて育てる、叱って育てる、色々な方法がありますが、アドラーの考えは褒めることも叱ることも否定します。

 

褒めて育てると褒められるために頑張る、叱って育てると叱られないように大人のご機嫌を伺う、そんな子どもに育ってしまうと言う考え方です。

 

ではどうするか?

 

アドラーの考えは、動機付け、あるいは課題の分離、と言う言葉で表されます。サッカーを例にとるなら、何のために頑張って練習するのか、練習や試合でサボったら困るのは誰なのか、を認識させることを重要視しています。

 

サッカーが好きだから、試合に勝てばうれしいから、上手くなれば楽しいから、だから頑張る、努力する。これが動機付けです。

 

サボって他の子より上手くなれなければ、サボって試合に負ければ、困るのは自分であって親やコーチではない。これが課題の分離です。

 

自分の子どもであるなしに関わらず、以前はよく叱っていましたが、アドラー心理学を(少しですが)知ってからは、子どもを叱ることがなくなりました。

 

少年サッカーチームのようなシチュエーションでは、色々な大人が子ども達に関わるので、色々な接し方があって良いと思います。

 

叱咤激励することも、時には有効でしょう。前に書いたような、子ども達の人格まで否定するやりかたは、やり過ぎだと思いますが。

 

私はこれからも、叱らない、動機付けを伝えるような接し方をしていきたいです。

 

 

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引用元:アドラー心理学と少年サッカーチームのコーチ