起業して大変なこと:資金の調達 | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

エムエス・ソリューションズ()を設立して6年ちょっとが経ちました。アメブロに、企業して大変なことと題していくつか記事を書いています。

今回は開発資金の調達について、いま現在大変な思いをしていることを書いてみたいと思います。

 

今年の3月までは、LC/MSを行っている企業や研究機関、大学等での技術指導や分析サポート、セミナー講師等、所謂私自身が動くことが仕事の全てでした。物品の売買は殆どやっていなかったので、まとまった費用というのは特に必要ありませんでした。しかし4月以降、LC/MS用オンライン脱塩装置の開発とプロトタイプを用いた受託分析を行っています。

 

今までには必要なかった開発資金が必要な訳で、補助金やらなにやら資金の調達方法を色々と検討している訳ですが

 

資金の問題、もの造りをしている会社(特に中小や零細)は、どこでも経験しているのでしょうねぇ(>_<) いやぁ~、お金がないって本当に大変です。前職の時は、予算削減等でやりたい仕事が制限されることはあっても、自分の給料を削ってまで開発をするなんてことは無かったですから、自分でビジネスをすると色々なことが経験できます。

 

さて、資金調達として最良なのは返済の必要がない補助金。しかし、一人で(年明けに二人にはなりますが)やっている会社が単独で申請できる補助金の募集ってそもそも少ないのです。

 

まだまだチェックできていない補助金も沢山あるのだとは思いますが

 

それでも春から秋にかけて3つの補助金に応募しましたが、全て不採択(>_<)

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これらは、200万円位を受け取る計画で応募しましたが、50万円でも、あるいは10万円でも20万円でも、零細企業の開発資金としては助かる訳です。

 

有名大学、大企業、国研などが絡む産学や産官学の共同研究開発に何億も何十億も使うことは良いですが、その内の1%でも、小分けにして零細企業向けの補助金件数を増やして欲しいと思う、同規模の企業経営者は沢山いる筈です。

 

あるいは、オリンピックに関する様々な問題、ろくに仕事をしないで高い給料を貰っている一部の国家公務員、様々なところで行われている税金の無駄遣いを見直して、10万でも20万でもいい、我々零細企業に補助金を回して欲しいと切に願います。

 

LC/MS用オンライン脱塩装置は来年4月からの発売開始を決めました。価格は約150万円です。

お金はありませんが、お金がないなり知恵を絞って、人の力も借りて...

4月の発売開始に向けて、パートナーと頑張って開発を進めていきます。

 

 

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引用元:起業して大変なこと:資金の調達