天然物試料のLC/MSデータから成分を拾い出す | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

今週は火曜日以外は事務所で仕事。

お客様のところで測定した天然物試料のLC/MSデータから、目視での成分拾い出しをしています。

トータルイオンカレント(TIC)クロマトグラム上で見えるピークは精々30ほどですが、目視で拾い出すと200以上にもなります。

 

多変量解析に用いる成分抽出ソフトを使っても良いのですが、MS/MSのスペクトルも同時に解析していると、目視で一つ一つ

確認していった方が、成分同士の関係性(類縁体とか同じ骨格をもっているとか)が分かるので、膨大な時間がかかりますが、

以前からこのやり方をしています。

 

お客様自身は天然物の研究者なので、このような地味な作業はできないしやるべきでないです。

私にしかできない仕事を任されているという自負があります。

 

 

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引用元:天然物試料のLC/MSデータから成分を拾い出す