クロマトグラフィーってなぁに? | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

こんにちは!

日本一タフなフリーの質量分析屋、質量分析コンサルタントの高橋です。

最近仕事ネタの記事で
(例えばこれ↓)
http://s.ameblo.jp/yutaka-ironman/entry-12097932015.html

クロマトグラフィー(あるいはクロマトグラフ)という言葉を使っています。

今回は

これについて解説します。


クロマトグラフィーとは、
「固定相と移動相の間における分配係数の差を利用して、混合物を分離するための分析手法あるいはそれに関する学問」
と定義できます。

科学に縁のない方には、何のことかさっぱり分からないと思います(^^;


分かりやすい例で説明しましょう!


同じマンションに住むAさん、Bさん、Cさんは、同じ会社に勤めています。

ある日、3人は同じ時間に仕事を終え、別々に家路につきました。

会社からマンションまでは徒歩約20分、途中に飲み屋街があります。3人の歩くスピードは同じですが、3人は帰り道で会わなかったとします。

Aさんは余りお酒を飲まないのと、その日は娘さんの誕生日なので、何処にも寄らず20分で帰宅しました。

Bさんはまぁまぁお酒が好きで、ビールを一杯だけ飲んで50分で帰宅しました。

Cさんはお酒が大好きで、馴染みの店に寄り、顔馴染みの常連さんともう一軒ハシゴして3時間後に帰宅しました。


この話しの中では、飲み屋さんが固定相、家に帰ろうとする気持ちが移動相に相当します。

そして、飲みたいという気持ちと帰りたいという気持ちの比が、分配係数に相当します。


同じスピードで同じ行程を移動しても、帰りたい側の分配比が大きい人は早く帰宅し、飲みたい側に大きく分配している人は遅く帰宅するということになります。


飲み屋が他のお店に代わったり、Aさんの娘さんが誕生日でなければ、この3人の帰宅するまでの時間や順番は変わる可能性があります。

これがクロマトグラフィーの原理になります。


次回は、科学的な説明をします。


ではまた~♪


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