YUTAKA ProTools

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”YUTAKA ProTools”でのメンテナンス日記を公開しています。

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~はじめに~

 前回のブログにてパターン切れとハンダクラックが判明しました。今回は修理(後編)です!

↑前回の画像

 

パターンのコートをカッターで削って、リード線を充てながらハンダを乗せて回路を補修します。(実質修理作業はここだけ)

 

ついでに、プラグの留め具をプラスチック製から、ステンレスのボルトナットにアップグレードしました。(これで安心してケーブルを強く差し込めます)

 

このネジだけで1本80円するので、なかなかリッチな気分になります。

 

ワッシャーも咬ませてしっかりと固定できました。

 

上がっているフェーダーの、左2chがスルーアウト(L/R)、そして右の2chがサブウーハーアウト(L/R)です。全てからちゃんとシグナルが出ている事が確認できました。

 

シンセサイズのインジケーターも独特な光り方で面白いです。

しばらく駆動して問題が無ければ修理完了とします。

 

~おしまい~

 

 

~はじめに~

 レコーディングエンジニアが職人技で仕込んでくれた音源。これを聴く側の筆者(リスナー)にとっては、さまざまな音源に向いた臨場感(エフェクト)を付加して楽しみたいものです。
 ワイドレンジで再生できる環境をお持ちの方に是非おススメしたいのが、重低音増強効果が得られるサブハーモニック・シンセサイザー[dbx/120シリーズ]です。

 サブハーモニック・シンセサイザーは、普通のイコライザーの様に特定の周波数を増減するのとは違い、音源をサンプリングして何オクターブも下の音を生成してハモらせてくれます。この仕組みにより、音源には存在しないはずの30Hz~50Hzなどの超低域を付加することができます。映画など、効果音が多いの音源における地面や壁を伝って体で感じる音を非常にリアルに体験できます。ドアを閉める音なんかは、実際に人が入ってきたかと勘違いするほどです。(※ホラー映画は恐怖レベルが倍増しますのでお気を付けください)

~今回の作業(「症状:スルーアウトの音が出ない」を解明せよ)~

 ヘアライン加工が美しいブラックパネルの堂々とした風格からは映画館に入った瞬間の冷たく澄んだ空気を感じてしまいます。

 プラスネジで止められたカバーを取り外し驚いたのが日本製パーツの多さ。昔、日本製のビデオデッキを空けたときの光景を思い出しました。それもそのはず、この年代のdbxは日本製だったのです。しっかりとした作りこみには感動です。

 

 内部の全体像がこちら。余裕を持ったアナログな構成です。

 各所に日本製パーツを確認。


 あっちにも、こっちにも。


 コネクタも日本製パーツでした。ここまでくると細かい抵抗まで含めて、ほぼ100%製造は MADE IN JAPANでしょう。(設計はアメリカのdbx社)


~今回の作業「不良の原因を捜索」~



 今回の症状である「スルーアウトが出力されない」ということですが、表から見た感じは目に見える問題なし。コンデンサも膨らんではおらず、スイッチパーツも正常に切り替わっている様子。「マイコンかなぁ~。」と最悪のケースを想定しながらも、物理的な軽度の原因である希望を捨てずに裏面をチェック。するとスルーアウト端子付近で見事に両チャンネルとも接触不良を発見!!

 

これならば話は早い。いけるかもしれない!


~後編へつづく~

 

★大切なコンデンサーマイクは緩衝材をしっかりと入れて60サイズで!★

 

繊細なコンデンサーマイク。どうか無事にお届けしたい!

価格帯も高いが故に気を使いますよね・・・。

今回は大定番のコンデンサーマイクの梱包を紹介します!

 

用意するものはこちら!

①段ボール(3辺合計60cmサイズ)

②プチプチ

③ガムテープ

④必要に応じて新聞紙などの紙(スペーサーとして)

⑤雨期の季節は乾燥材(シリカゲル)を入れると更に安心

 

デリケートなダイヤフラムのコンデンサーマイクなど、雨期の季節は心配ですよね。

ビニール袋で密封して乾燥材のシリカゲルなどを入れておけば安心です!

 

少し大きめに用意したプチプチでふんわりと包みます

 

揺らしてみてゴトゴト音がするようですと、衝撃でダメージに繋がります。

新聞紙などの紙を丸めて隙間を埋めておくと安心です。

 

しっかりとテープで閉じて完成です☆彡

複数の出品物がある場合は、管理番号などを書いて取違いのない様にするのもオススメです!

~はじめに~

 現状に不満はありませんがオーディオなどの趣味の困ったところは、現状に満足せずに何処に課金できるかを考えてしまう事ですよね。(貢ぎたりの持病がある人にはなんと危険な事でしょう) 

 さて、いったいこの度は我が家のオーディオシステムに何が貢がれるのでしょうか。

 なにやら某スピーカーメーカーのロゴが確認できますが、どうもスピーカーでは無いようです。もうお気づきでしょう。今回はJBLのデジタルパワーアンプ"CSA-2120"についての記事です。

 

~デザイン(設計と仕様)の紹介~

□本製品を選択した決めてはラインマーカーの5点です。

・サブウーハー駆動に十分な出力を有する(後ほど入荷予定の為)

・SN比が良い

・ダンピングファクターがすごい(なんと500以上)

・入力信号が無い場合、自動で電源オフ(オートスタンバイ搭載)

・テレビラックに載せても壊れない軽さ

 

 中でも特筆すべき項目はなんといってもダンピングファクターが大きい点ですね。目を疑い、メーカーサイトでも確認しましたが本当にその様です。

 

~デザイン(設計と仕様)の余談~

□”ダンピングファクター”とは?

 ダンピングファクターとは簡単に言えばトルクのようなものです。

例)「ドンッ」という音が出たとします。音を分解して「ドッ」という音でコーン紙が押し出されて「ンッ」の瞬間には所定の位置に戻る力です。つまり、周波数の波形に沿った動きに制動する力です。

 大きなウーハーになるほど、コーン紙自体の重さや大口径故の空気抵抗によって動きがモタつきます。コーン紙が前に大きく押し出されたのは良いが、早くしないとすぐに次の音がやってきます。そんなときに、「早く来いよっ!」と言わんばかりにコーン紙を在るべき位置(波形通りの位置)に引っ張っり戻す力こそが”ダンピングファクター”の値と考えてください。

 

~本日の作業~

■カバーを外してボードの観察

 ネジはトルクス(星型)になっていました。

 

 電源からI/Oまで全て一枚のボードになっています。コンデンサやトランジスタなど、テスターかオシロで故障の判別ができない箇所については丸ごと交換ということになりそうですね。

 

 なんと!クラウンマークがあります!

マニュアルにもサイトにも記載はありませんでしたが、OEMはアムクロン様だったんですね。

そりゃあ、高いし性能も良い筈ですわ。

 更に、ポッドは付いていませんがトーンコントロールの印があります。適応する可変抵抗を取り付ければ調整できそうですが2バンドEQは大雑把すぎて使えないので無視して蓋を閉じましょう。

 

~完了~

 

 既存アンプと入れ替えて完了です。

ダンピングファクターが鬼レベルなので大口径のSRXもしっかり制動されていることが一聴して判ります。

オーディオに興味の無い彼女も「基礎がしっかりしたね」との感想でした。例えるならば、揺れる電車でつり革から手すり某に変わった程の安定感というのがしっくりきます。

~はじめに~
 思ったよりデカかった。。


 

 

~デザイン(設計と仕様)の紹介~

 なんとも掴みどころのない形をしています。JBLの設備用スピーカー「Controlシリーズ」の10インチサブウーハーです。なんといっても面白いのが、単発ウーハーでステレオ入力であること。いえ、特にホームシアターのスーパーウーファー(ここでは同義とする)では2ch分の信号ををネットワーク上で抵抗を咬ませたり、ライン信号の時点でモノラルにミックスしてしまうという方法を多く取るのに対し、本製品はコイルを二重にするという斬新な方法でミックスしております。つまり、ひとつのボイスコイルに二重らせん構造のように2チャンネル分のコイルを巻きつけていると考えられます。

 

 周波数特性を見る限り、低域は100Hzを限界とする小型のHi-Box(中高域を担当するスピーカー)との相性が良さそうですね。つまり、前の記事で紹介したControl-1Proのような小型フルレンジとの組み合わせで、足りない低域を増強させるために最適と言えます。
 許容入力は片チャン170w×2の340w(musicpower)ですので、室内使用での耐入力は十分でしょう。

 

~余談~

 それこそオーディオという趣味にのめり込み始めた頃は、低音がわかり易くドシッっと出るスピーカーにばかり憧れていました。それも歳と年を重ねるとだんだんと変わるもので、中高域のリアリティこそがスピーカーづくりとしての技術と性能が現われるポイントである事に気づき始めるんですね。

 もっとも、低音から高音までののトータルのバランスの良さを前提としたものですが。なんか、大人になってしまったんだなと感じます。

 

~本日の作業~
■全体の流れ

①とりあえず分解して観察

②エッジのシリコンコート

③配線して設置

 

※①とりあえず分解して観察

 得体の知れない物は信用できない質な者で、今回も観察していきます。フロントは6本のビスで留まっています。外すと10inch(25cm)のウーハーユニットが拝めます。普段46cmのウーハーに見慣れているので、これでもコンパクトスピーカーに見えてしまいます。

 前述の通り、ボイスコイルが同芯2chの為、ターミナルも2系統あります。

 内部は空っぽで、ハコ鳴り対策の棒は見当たりませんがその分、厚めの板で構成されています。
 

 ネットワークは簡単なハイパスとローパスとなっております。

 

※②エッジのシリコンコート

 心配していましたがやぱりJBL特有のウレタンエッジでした。特にこれから梅雨ですし、ウレタンの劣化を少しでも遅らせる為にシリコンコートして加水分解の進行を防ぎます

 

※③配線して設置

 上側が入力(LR)です。配線をなるべくシンプルにしたいのでCANAREの4S8の4芯で一気にステレオで送ってしまいます。下側からネットワークからはハイパスフィルターを通した低音をカットした音がHi-Boxにそのまま接続できるようになっています。

 っが。。。ここで問題発生。ハイパスを通した音があまりにも細く、低音との繋がりが悪かったのです。結局、Hi-Boxへの信号はControl SB-2を介さない方法、つまり純粋にフルレンジで鳴らす事にしました。
 後者の場合の鳴らし方は音量バランスも繋がりも良く、強調しすぎない低音を演出してくれました。

 

~完了~

 よくあるポン付けのサブウーハーのようなボワボワとした品の無い低音ではなく、非常に低い音だけをさりげなく出してくれます。クラシックなどを聴くと、バスドラムの力強いドスッっという音を感じて、サブウーハーの存在を思い出すくらいさりげないのですが、きちんと仕事をしてくれます。

 こういう事ですよ、良いスピーカーって。

 

 大きな箱が来ると必ず内装チェックを欠かさない八兵衛くんです。この箱はとても相性が良かったみたいで、毎日気が付けば入っているのでしばらく捨てられませんね。

~はじめに~

 猫の肉球って思わずプニプニしたくなりますよね。ねこちゃんによってプニプニ具合が違いますし、「それで・・なに?」という具合にちょっと嫌そうな表情もかわいいです。

 スピーカーのエッジも同様におもわずプニプニしてみたくなるものです。猫と違う所は、スキンシップをするほどに親密になれるのではなく、崩壊していくという点がその一つとして挙げられます。

 高校生の時に購入したこちらのJBL/Control1 PROですが、そろそろウレタンエッジ特有の経年劣化が表れ始める頃です。スチール製のグリルを外してプニプニ(触診)したところ、以前よりも弾力がなく加水分解による劣化が進んでいる様子でした。このまま放置したり、強くプニプニすればエッジが破ける恐れがあります。 

 さて、今回はウレタンエッジがまだ形状を保っている場合に有効な形態を保持するすることを目的とした延命方法を試してみます。

 

※この方法はゴムコートでエッジを補強する為、かろうじて形状を保っている崩壊寸前までの劣化具合に施すことができる応急処置です。エッジが崩壊して無くなってしまっている場合は、別の方法でエッジを工作するか、対応するエッジへの張替えが必要です。

 

~デザイン(設計と仕様)の紹介~

 Control1にはYAMAHA NS10シリーズの様に、見かけはほぼ同じですがいくつか種類があります。その中でもJBL PROFESSIONALが業務用向けに設計・生産しているモデルが末尾にPROが付きます。

 具体的にどこが違うかと言うと、クロスオーバーとツイーターユニットが違います。PROモデルはクロスオーバーポイントのスロープカーブが急になっており、クロスポイントも4.2kHzとなっていまます。一方で民生向けモデルはスロープカーブが穏やかな分、ツイーターとウーハーで被る帯域が広い為にクロスポイントも6kHz付近の設定になっています。ウーハーからもだいぶ高音が出ているという事になりますね。

 つまり、各ユニットにオーバーラップする帯域が少ないPROモデルの方が許容入力も高くなるという恩恵もあります。対する設定の民生向けモデルはスロープカーブが穏やかな分、より自然な繋がりで(リスニングとしては)聴きやすいと言えるのかもしれません。

 

 スペックシートを見てみましょう。耐入力は流石のプロ機という事もあり、150wです。

周波数特性は80~20kHzとなっていますが、モニターSPという事もあり、イコライジングにとても素直ですす。ブーストカットを忠実に表現してくれるので、セッティングによってはどこかにスーパーウーファーがあると錯覚するほどに迫力のある音響再現も可能です。それもこの耐入力あっての対応力と言えるでしょう。

 

~余談~

 ここでメーカー比較をするのは少々記事違いですが、同格のEV(ElectroVoice)製のS-40を使用して気づいた事です。JBL/Control1PROをしばらくテレビ用として使っていましたが、どうもセリフを聞き取ろうとするとボリュームが大きくなってしまう事に気が付きました。そこでSR用スピーカーとしてはライバル関係のメーカーでもあるEVのSPに変えてみたところ、「声が前に出てくる」印象でした。何が違うのだろう?しばらくスイッチャーで切り替えながら比較した結果、特に人間の「声」の帯域を上手く出すような特性であるように感じました。

 「記録のNikon」「記憶のCanon」。カメラに詳しい方ならピンとくるはずです。Nikonはより現実に近い色を忠実に再現できる為、ISS(国際宇宙ステーション)や警察の記録写真の撮影などにも多く用いられている様です。一方Canonは、より鮮やかで素敵な色合い、つまり脳内で再生される綺麗な記憶を表現することに長けている様で、風景からポートレートまで、正確性よりも見栄えを重視する人に好まれる様ですね。

 置き換えると「聴かせるJBL」「聞かせるEV」と言う例えがとてもしっくりきました。JBLのSPは比較的フラットで低音から高音まで非常に綺麗に、丁寧に再生してくれます。流石、元シアタースピーカーで大定番となったALTEC社の技術担当副社長ジェームスさんが創業(JBL)したメーカーなだけあります。EVはWOWエフェクトが掛かったような輪郭強調の効果を感じられます。アナウンスや音飛びが良く聞こえることからPAの現場で人気な理由もわかります。

 どちらのメーカーにも愛好家が存在し、互いを悪くいうシーンを見かけますが、一長一短ではなく適材適所なのではないかなと私は感じます。因みに我が家のTV用SPは以上の理由からHiBoxがEV製でスーパーウーファーはJBL製の構成で落ち着いています。

 

~本日の作業~

■全体の流れ

①エンクロージャーを開ける

②エッジの液ゴム塗装

③乾燥

 

※①エンクロージャーを開ける


エンクロージャー全面から六角のビスでとまっています。

 

②エッジの液ゴム塗装


 絵具用の筆でユタカメイク/液体ゴム BE-1(クリア)を使いました.。水性の為、原液のままでもウレタンエッジにスーっと染み込んでくれます。

 


 全体に薄く塗り終わりました。塗った部分は薄く緑色に見えるので見分けが付きやすいですね。クリアタイプなので後に無色となります。

 

③乾燥


 ネコが近くを歩いて毛が付着しそうだったので、JBLのスピーカーの上でファンを使って乾かしました。(少々使い方を間違えている気がしますが・・)

 

~完了


 役2時間ほどで触れる程度に乾いたので取り付けます。完全に硬化させる為には丸一日くらい見積もったほうが良いそうです。

 最初のうちはまだエッジが硬いので少しだけモコモコとした音に感じられました。2日ほど適当に作業用BGMとしてエージングすることで、特別違和感を感じることはなくなりました。

 コツは「ムラなく均一に必要最小限の薄塗り」を心掛けることで、性能低下を抑えることが出来ます。

~はじめに~
 この場を借りて紹介いたします。

新居では彼女が保護してきた元野良猫くんの「八兵衛」が同居しています。

ぽっちゃりしたオスです。性格は穏やかというかぼんやりしており、動きが遅いのでめっぽう喧嘩には弱そうです。

 さて、そんな八兵衛の後ろには大きなホーンとウーハーが特徴的な3wayスピーカーが見えます。そして中央には何やらオレンジ色のロゴが。はい、もうお分かりでしょう。今回はJBLの18インチ低域ユニットを搭載したフルレンジ3wayスピーカーの”SRX738”についての記事です。

 

~デザインの紹介~

※SRX700シリーズ

 JBL PROFFETTIONAL のポータブルシリーズ(これより大型なスピーカーはクレーンが必要)で最上位レイヤにあたるSRXシリーズの中でも一番「変なやつ」ですね。

 民生機では3way程度が一番多い構成なのですが、SR用途の機材ではなんせ大型という事もあり、2wayフルレンジが殆どです。低域はセパレートで必要に合わせて追加するという使い方が多い為に、このような「低音から高音まで全部任せて!」というようなSPはなかなかに稀なのです。

 つまり、現場の大きさに合わせて都度、レゴブロックの様に足したり引いたりできる12inch~15inchクラスのフルレンジが重宝されるとう事なんですね。(逆にいうと単体でこの大きさは扱いにくいのです(小声・・)

 しかし、スピーカー単体としての能力を比較するとピカイチです。同シリーズのサブウーハー(低音専用スピーカー)と同一の強力な18inch低域ユニットを備え、8inchスコーカーと3inchツイーターで繋がる中高音域は実に滑らかで高い再現力を発揮します。

 

ちょっとスペックを確認してみましょう。

本シリーズの特徴としては、ネオジム磁石を採用しているという事と、ピークでは3200wという圧倒的な耐入力であるという事でしょう。私が持っているアンプは一番大きなものでも560wなのでまずオーバーロードは難しそうですね。

 

 次に周波数特性です。100Hz付近が若干落ち込んでいますが、実際に聴いた感じでは非常に快聴です。超低域もバランスよく出力されており、映画音源などで更に地面を這うような低音を演出したい場合はdbxの120Aのようなサブハーモニックシンセサイザーを介入させてあげると効果を得られるでしょう。
 しかし、ノンイコライジングでそこら辺の映画館を凌ぐ程度の迫力とバランスを確立している為、音源からアンプ直結での構成で事は足りております。ポテンシャルの高いスピーカーは他に手を加える必要が省ける為に、ある意味コスパが良いですね。

 

~デザインの余談~

※SRシリーズ(90年代(左))※SRX835(現行(右))

 実はJBLは昔、SR4738Aという18inchの3wayモデルが存在しました。

それからしばらくたちSRX700シリーズで復活したという訳ですね。

 しかし残念ながら、現行のSRX800シリーズでは再び、18inchという大型ユニットで構成されたモデルは姿を消し、15inchとなっております。

 現場ユースでは15inchを丸ごとHiに当ててしまい、18inchサブローをセパレートで構成が音域構成としても構築としても扱いやすいですからね。

 

~本日の作業~

 

 

 それでは本日の作業に入ります。

■全体の流れ

①グリルを取り外してホーンやウーハーのホコリを軽く掃除。

②ウーハーを外してネットワークに異常が無いか目視確認。

③経年劣化したグリルスポンジの除去

 

※①の作業&②の作業

 今回はバイト先で知り合った友達のOKDさんに作業をお手伝いして頂きました。

別にオーディオが趣味ではない彼にとってはとんだ野暮用だったでしょう。本当にありがとうございました。。
 低域ユニットは2268HPLです。ネオジム磁石で強力な感度を保ちつつ大幅な軽量化を実現しております。

※参考画像

 ちなみにこちらのユニットはダブルボイスコイルとなっており、強力なパワーでコーン紙が大きく前後した場合トルク抜けを防止し、より広い可動範囲を確保しています。許容入力がRMSで800wを超えてくるようなユニットに見られる構造です。特に大規模ライブでよく見かける、上からぶら下がっているスピーカー(ラインアレイスピーカー)などにも多くみられるでしょう。

 スコーカーやツイーターも一通り異常が無いか確認をして、綺麗に掃除して完了です。

 

※③の作業

 スポンジはウレタン製なのか?加水分解が進んでいました。

OKDさん。掃除機担当、ありがとうございました。。

 

~完了~

 

 この業務用ちっくな風格が男心を擽ります。なんとも頼もしい佇まい。

OKDさんとウィスキーを呑みながら、しばし心地の良い音楽に心を溶かされます。

 

 横顔もイケメンです。自分がスピーカーだったら危うく惚れていました。

リスニング用のメインシステムです。因みに音飛びが良いので朝や夕方はお皿を洗いながらTVのニュース音源を聴いています。

 今からおよそ10年前、中学生だった私はお小遣いで買ったCDのアルバムが本当に自分が欲しかったCDかを確認するために家電量販店に立ち寄りました。

 

 「オーディオの展示コーナーなら持ち込んだCDを試し聴きできるだろう」と考えた中学生(私)は家庭用コンポのブースでデモ再生されていた"ONKYO"のミニコンポを発見します。

 滑らかにゆっくりと出てきたCDトレーにさっそくパイレーツオブカリビアンのサントラを載せると、また上品な速度でCDトレーは閉じていきました。まるで、ホテルのフロントで荷物を預けたときの様に「それではお預かり致します」と語り掛けられた気分です。

 音楽を再生すると、オーケストラの透き通った弦や管楽器の音色を風の様に通過させたかと思いきや、100Hz以下の重低音でバスドラムが体当たりしてきました。今までヘッドフォンやラジカセでしかまともに聴いたことが無かった私にとって、このとき感じた衝撃と感動は、その後の青春(それと、お金)の大半をオーディオにつぎ込むターニングポイントになりました。

 

 間も無くして、父から自室に家庭用コンポをプレゼントして頂き、ピアノを習っていた背景もありクラシックを聴きあさりました。再現力の高いスピーカーで聴くクラシックは面白い。

 エンジニアの父の影響もあり、元から機械は好きで、次第に音楽だけではなく機材への興味と感心が高まります。「良いスピーカーはどんな作りをしているのだろう。」ということばかりが気になって仕方ありませんでした。学校の放送用のスピーカーをひたすらに観察したり、オーディオ好きな先生に質問責めをしたり、授業中は「映像音響設備マニュアル(リットーミュージック出版)」を教科書に隠して読んでいました。

 

 そんなことから独学で学んだのはプロオーディオ機材の世界。ピュアオーディオ(家庭用)とはまた違った次元の面白さに魅了されていったのです。

忙しくてブログ更新を休止していますが今年も文化祭を行いました。
今年は高校に入学してから初めての文化祭なので若干控えめにしておきましたが、PA側からしてもなかなか面白い発表でした。
更新時間の通り、帰宅してから動画編集をしたため、眠気で若干精神異常を起こしたような動画となってしまいましたw 予めご了承ください。
それではご覧ください↓

ちょっとスクリーンを張って映画を観ました。


やっぱり15inch×2と18inchツインサブの4wayは迫力がありますねぇ。

スクリーンも大き目で100インチ位まで伸ばせます。

こういったシチュエーションではdbx120A(サブハーモニックシンセサイザー)の効力は偉大なり。

鼓膜が低周波で揺れるのがわかります(驚)
YutaさんRepair diary   YutaさんRepair diary