マツダ・マツダ2が搭載している1500ccディーゼルエンジン「S5-DPTS型」。
撤退となります。
9月で生産を終了。
10月から継続生産車に課せられる「実路走行試験(RDE走行試験)」があります。
以前はベンチテストでしたがインチキするメーカーが…。
そこで「実路走行して排気ガスを検査する」方法へ変更。
さらに、窒素酸化物(NOx)の規制が厳しくなります。
小排気量のディーゼルエンジンは、パワーとトルクを出すために高温で燃焼します。
結果として、素酸化物(NOx)が増えてしまうんです。
窒素酸化物(NOx)を抑えるには、ディーゼルエンジン「S5-DPTS型」の大改良が必要です。
しかし、「S5-DPTS型」を搭載するのはマツダ2だけ。
販売は日本とタイ。
コストをかけるには販売台数が足りないんです。
S5-DPTS型 直列4気筒ディーゼル直噴ターボ
排気量:1498㏄
最高出力:105ps/4000rpm
最大トルク:25.5kgm/1500-2500rpm
ちなみに、CX-30やマツダ3が搭載する1800㏄ディーゼルエンジン「S8-DPTS型」は残ります。
S8-DPTS型 直列4気筒ディーゼル直噴ターボ
排気量:1756㏄
最高出力:130ps/4000rpm
最大トルク:27.5kgm/1600-2600rpm
S5-DPTS型は1500㏄ディーゼルエンジンという唯一無二だっただけに、消滅は残念です。