衝突安全基準の見直しで、1BOXもクラッシャブルゾーンの確保が必須になりました。
日産はバネットセレナで、ノーズが付いたセミキャブオーバースタイルへ変更。
クラッシャブルゾーンを確保します。
しかしエンジンは助手席下に搭載していました。
トヨタもノーズが付いたセミキャブオーバースタイルへ変更します。
それがライトエースノアとタウンエースノア。
1996年10月に登場。
エンジンはフロントノーズ部に搭載していました。
駆動はFR。
エンジンは2種
3S-FE型 直列4気筒DOHC
排気量:1998cc
最高出力:130ps/5600rpm
最大トルク:18.5kg・m/4400rpm
3C-TE型 直列4気筒ディーゼル
排気量:2184cc
最高出力:105PS/4200rpm
最大トルク:23.0kgm/2600rpm
3C-TE型はインタークーラー用のバルジがボンネットに装着されていました。
エンジンルームが狭かったので、他に冷却用通り入れ口が確保できなかったからです。
全高1950mmのスタンダードルーフと全高1950mmのスペーシャスルーフがありました。
スペーシャスルーフにはツインムーンルーフの装備が可能でした。
フロントドアステップが335mm、スライドドアステップが380mm。
当時としてはかなり低くなっていました。
走りを重視する日産と異なり、1BOXとしての使い勝手を最優先したモデルでした。