人はなぜ宝くじを買うのか? | グレッグのブログ

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年末になってきました。

年末ジャンボ・・・宝くじの季節ですね。

何を隠そう、この僕も買いました!・・・10枚w


宝くじの一等が当たる確率って1000万分の一らしいです。

合理的に考えたら当たりませんよね。当たる確率は極めて低い。

そうです。車に当たる確率の方がずっと高い。


でもどうして人々は僕も含めて、宝くじに熱中するんでしょうか?

「夢を買うんだよ(*゚ー゚)ゞ」なんて気障っぽい人もいましたが、僕は彼が確実に当てに行ってるのを知ってます(-^□^-)

宝くじは非常に練られた戦略の上に需要を喚起してる。

例えば、ひとつあるのは「代表性ヒューリスティクス」というものです。

ユニクロが安い、ニトリが安い、円高で中国製品が安くなってる・・・だからデフレなんだ(キリッ)もそうですが、全体から見れば非常に小さいウェイトしか占めない事項をさも全体を表現してるかのように宣伝する。1億円当たればそりゃニュースになる。売り場だって大宣伝します。そういう確率の非常に低いものを全体を占めているかのようにまくしたてられると、「あれ?俺も当たるんじゃないか?」って勘違いしてしまう。売る人が賢いです。

代表性ヒューリスティクスに働きかけたフレーミング効果ですね。


合理的な人間なら、宝くじを買うよりもそのおカネで映画を観たり、美味しいものを食べた方が得です。

でも、人間(僕も含めて)は合理的ではないんですよね。

全部が合理的ではなく、一部不合理な存在なんですね。

何が言いたいのかと言うと、経済政策を考える上で非常に緻密な国民の行動予想が必要だと思うんです。


アメリカなどは政策中枢に行動経済学の権威も入り込んでいる。

機能しているかどうかは不明ですが、日本は余りにもお粗末だと考える次第です。

しかし、宝くじ戦略は素晴らしいです。

政府は宝くじ並みの素晴らしいフレーミング効果を作り出せるか?

大変興味があります。