橋下徹氏率いる大阪維新の会が圧勝した。
大阪の民意は変化を望んだわけだ。
二重行政の撤廃を狙った橋下氏の意見が通った。
官僚組織やそれにぶら下がる既得権益者に従来通りおカネを回しても、おカネは動かない。
貯蓄されて終わりだろう。
おカネは貧しい、消費性向の高い層にばら撒かれてこそ回るのである。
橋下氏には徹底的に貧しいものにおカネを回す主体であってほしい。
しかし、デフレが約束され貨幣の価値が上がることが約束されていれば貧しい世帯だって貯蓄するのである。
貨幣の価値は少しずつ棄損されなければならない。
やはりインフレ予想を作ることが必須である。
そして財政出動を増やさなくても政府資産を売却したり既得権益層にばら撒くおカネを減らすことで財源は十分である。増税などトンデモない話しである。今、我々はデフレ不況に苛まれているのを忘れてはいけないはずである。支出の中身を変更することなしに増税など、まさに官僚主導のトンデモ論である。
日本には閉塞感が漂って久しい。
民主党政権になってからそれが加速しているように思う。
既得権益層への資金供与を止めて他の産業や貧困層へ回す。
規制を緩和して新規参入企業を増やす。
何よりインフレ予想を形成する。
世の中が変化するとき、資金需要が生まれるのである。
大阪の民意を、日本の民意を十分汲み取って貰える政治家や政党に投票したいものである。