http://facta.co.jp/blog/archives/20110815001012.html
エール大学の浜田宏一先生と高橋洋一教授の対談です。
すごく為になります。
続編もあるようですが、全部で30分くらいです。是非ご視聴ください。
お二人のお話しで為替はマネタリーアプローチで90%は説明できるということが明確にわかりました。
高橋先生は為替介入というのは固定相場制の遺産である、変動相場制では為替介入など不要である、なぜなら為替は両国の金融政策の差で決定されるからである、という従来の主張を繰り返しておられました。
浜田先生もおおむね同意でした。
そして財務省は為替介入という固定相場制時代に獲得したい遺産を放したくないようだ。
外為特会に利権があるから。
為替政策というものは本来金融政策の差で決定するものであるから、そんなものは存在しないはずである。
しかし、日銀は為替政策に口を出せば、今までの円高が自分たちの金融政策の失敗のためであると世間にばらしてしまうようなものであるから、決して為替政策には口を挟まない。
そして円安になれば輸出企業は何もしないでも収益が上がる。当たり前だが・・・。
そうなれば税収弾性値が急上昇し、税収が改善し増税の必要性が無くなる。
よって財務省は効果のない為替介入をアリバイ作りのためだけにやっている。
そして100兆円のうち30兆円の損を出してでも敢えてやっているのではないか・・。
まあ、これが本当であれば財務省は犯罪売国集団ですよね、可能性はあると思ってますよ。
浜田先生はデフレが人口のせいであるなんてバカな言説を日銀総裁や翁京都大学教授(翁ー岩田論争で有名な元日銀副総裁です)まで話しているのが信じられないと言ってました。
日露戦争時代の脚気の話を持ち出して、日本の経済が藪医者に牛耳られている。
実質実効為替レートで円安だから今は円高ではない、などどうして信じてしまうのか・・。
泣くのは日本国民である、と。
そして白川総裁はマネタリーアプローチという経済学200年の計を捨てて、日銀理論に魂を売ったとまで嘆いておられました。
僕はこのような立派な世界的経済学者が来日しているにもかかわらず、インターネットのこのような小さな番組で紹介されるのが大変悔しいです。
日本のメディアに出演されて堂々と持論を展開されることがどうしてできないのか?
あまりに浜田先生に対して失礼です。
日本に言論の自由はないのでしょうか?
財務省や日銀に反対するような主張を日本のTVでは流せないんでしょうか?
だとしたら、この国は中国を笑えるんですか?何も一党独裁国家と変わらないんじゃないでしょうか?
浜田先生は東大時代の白川総裁の恩師なんですよ。
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