おカネを刷らないとダメだと思います。
政府が市場のおカネを借りてきて配るのではなくて、市場のおカネの量を増やしてあげるのです。
そうすれば、現在おカネを持っている人たちのおカネの価値が下がる。
おカネを使わないと損になります。
おカネは使われることで、他の誰かの仕事ができ所得が増える。
たくさんの税収が必要なら、市場にたくさんのおカネを配るべきです。
今、おカネを持っている人が「やばい、おカネの価値が下がる」と思ったら大成功です。
金融政策は政府がおカネの量を調節することで、今おカネを持ってる人がおカネを使わないと損になる状況を作りだす政策です。
政府が支出をしなくても、国民がおカネを使わざるを得ない、そうしないと損になる状況を作りださなければなりません。
国民がおカネを使い出せば、税率を上げなくても税収は上がります。
その税収を使って政府は適切な再分配を、貧しい人におカネを配ればいい。
そして未来の子供たちへ教育投資をする、公共インフラを整える。
国防に使うでもいいと思います。
それが財政が均衡化するということです。
たくさん国民から吸い上げたいなら、たくさん国民におカネを配らなければなりません。
今の日本の現状はどうでしょうか?
金融政策が死んでいるので、市場のおカネの量を極端に増やすことができていません。
国民はおカネの価値が上がるデフレに10年以上慣れてしまい、おカネを貯め込むことが何よりも大切な社会になっています。
そんな社会で景気が拡大したり、雇用が増えるわけないんです。
現状の国民生活を支えるために政府が支出するなら財政均衡化はありえません。
そして再分配もいい加減です。
富裕層に年金と称して貧しい現役世代からおカネを移転させている。
そんな社会で景気は間違いなく拡大しません。
大胆な金融政策と適切な再分配を基本とした財政政策が財政均衡化への唯一の道であると思います。
人気ブログランキングへクリックお願いします。