buying less but spending more | グレッグのブログ

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デフレ派の間でこの言葉が流行のようだ。

つまり金融緩和してもおカネが資源や食料品に流れてしまい、返って消費が減退するというものである。

つまりスタグフレーションになる、と。

よって消費は増えず、給与は上がらない。


消費には2種類あるそうだ。

日常生活に必ず必要なもの、そして嗜好品。

景気が悪い時は、まず生活に必要なものにおカネが集まるから、投資も原油や食糧に行く。

だから価格が高騰し、返って日常生活は大変になる、嗜好品にまわる金額が少なくなるので給与は上がらない。


一見、もっともらしい。

しかし、果たしてそうだろうか?

もし真実だとしたらなぜピグー税を導入しないのか?

なぜ商品投資の証拠金率を引き上げないんだろう?

何のためのG20なんだろう?

世界的にそういう流れになれば、間違いなく資源価格は下がっていくはずだ。

このままデフレを甘受したい輩の妄言であろう。


インフレ予想が出ればおカネは使われる。

まず中間層や富裕層がおカネを使い始める。

彼らのエンゲル係数はもともと低いのである。

所得上昇期待があれば人間の欲望に限界はない。

耐久消費財の購入や趣味、旅行、車、バイク、住宅・・・人間は食ってクソするだけの動物ではない(失礼)


世の中、好景気になっておカネが使われ始めても食事と暖を取るだけが人間の営みだなんて、人間をバカにしてるのか?と、言いたくなる。

結局はデフレ維持なのである。奴らの結論は結局そこに行きつく。

デフレで得をする層の妄言など、取るに足らないのである。