僕は世界的に貨幣をもっと刷っていいと思っている。
世界的に貨幣需要が強いなら貨幣を刷って大量に発行すればいい。
そして各国ともインフレ率が過度になれば、増税なり利上げをして回収すればいい。
どんどん通貨安競争だってやったらいいのである。
一番まずいのは、不況を日本のように長年に渡って放置することだ。
貨幣を大量に刷って金融機関に買いオペの応札がなければ新規発行の国債を買って現金化すればいいと思う。
資源や食料品価格が上がって困るなら、資源配分を是正するためにピグー税をがっちり徴収すれば済むことだ。
通貨安競争なんて、結局は自国のインフレ率が過度になれば引き締めざるを得ないのである。
無限に通貨安を誘導するなんてことは不可能なのである。
今はとにかく貨幣需要が強すぎて貨幣が社会の末端までまわっていないことが問題なんだ。
人々にインフレ予想を植え付け、貨幣を使わせるように仕向けることが何より重要なのである。
それには貨幣が増え続けると、貨幣の価値が年間必ず3-4%も棄損するという制約を国民に与えなければならない。
そしてインフレで本当に困る層への再分配を決しておろそかにしないことである。
それでこの不況のマクロの部分は解決する。
財政も持続的になる。自殺者だって減る。
平時は市中の名前の聞いたこともないような金融機関がお札を刷っているのである。
今こそ、中央銀行たる日銀が刷って何が悪いんだ?
真面目にそう思う。