停滞を打ち破る突破口 | グレッグのブログ

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僕は経済学部卒業でもないし、入門経済学しかわかりません。

難しい数式がでてきたら、とたんに分からなくなる。

一応、理系ですが統計の知識も、新書レベルです。

しかし、多くの経済入門書を読み、一流と呼ばれる経済学者の一般向け書籍も読んできました。


経済学とは何だろうか?どういう学問だろうか?と問われれば、それは答えられます。

経済学とは「限られた資源をどうやって有効に配分すれば、最大限の利益を上げることができるか?」と「資源そのものを大きくするにはどうしたらいいのか?」であろうと思います。


今、日本には一定の生産設備と労働力そして技術があります。

それは有限であり、希少性がある。

決して無限のパワーはありません。

それを100%働かせるためには、どういう手法を用いればいいのか?が、まず最初の課題でありましょう。


日本の問題点はデフレです。

供給によるモノやサービスが氾濫し、それに見合った需要がなく価格が下がり続けている現象です。

その原因は超過貨幣選好であろうと思います。

貨幣の需要が異常に旺盛なんです。日本人は貨幣を受け取ると、とにかく消費や投資をしないで貯蓄したがる。

国民みんなそういう状態であるから、おカネが回らず貧困層が拡大を続け、自殺者が高止まりする。

これから、社会に出て、日本の大事な供給を担う若者の就職困難、貧困化が進んでいる。


多くのマトモな経済学者、米国のノーベル賞受賞者は日本に警告しています。

「貨幣を増やせ」「貨幣が増え続けることを国民に予想させろ」

行きすぎた貨幣需要を是正するためには、貨幣を供給してやるしかない。

国民に年々貨幣価値の下がるインフレになると予想させなければならない。

そうなれば、貨幣需要は消失し、消費が増え、企業の設備投資は増えるのではないか?


もうひとつは再分配の問題です。

貨幣を消費性向の低いカネ持ち老齢世帯に分配しても消費は伸びないのです。

そして子どもを持つ消費性向の高い現役世代の可処分所得の上昇を担保しなければならない。

年金、官民の給与格差を始め、間違った再分配がこの国では平然と行われている。


僕はこの二つの政治的課題をクリアすれば、日本は希少性のある資源を少なくとも現在よりはもっと有効利用でき、国民の幸福度が上がるのではいないか?と確信しているんです。