昨日、たまたまTVで民主党内の税と社会保障の議論を観た。
議論が紛糾する中で仙石官房副長官が
「10%成長なんてできるわけがない!何を言ってるんだ?みなさん、落ち着いてください」
10%成長は僕も無理だと思う。
無理というのは国民生活に支障が出るからという意味である。
達成できないか?と言われれば間違いなく達成可能である。
名目経済成長率とは物価上昇率+実質経済成長率である。
実質経済成長率が先進国並みの2%としても、物価上昇率が8%であれば達成は可能である。
しかし、考えてみていただきたい。
日本は長らくデフレでGDPデフレーターで言えば物価はここ20年で10%は下がっている。
8%のインフレくらい、短期間であればどうということはない。
これは暴論で僕も4%以上のインフレになれば引き締めを主張しているが、仙石氏は全くわかっていない。
多分、税収は名目GDPに比例して増えることも、デフレ下ではインフレ率が上昇することで実質経済成長率が上がることも、インフレでは失業率が改善することも・・・・。
彼には何もわかっていない。
そうでなければあんな金切り声で叫んだりしないだろう。
おそらく自民党員も同じだろう。
政府紙幣発行論議の時、「麻薬だ!」「円天と同じだ!」と叫んだ自民党である。
レベル的には変わりはないだろう。
全く、こういう輩が政治のトップにいるんだから、日本経済が復活できないのは当たり前なんだ。