行動経済学に参照点(リファレンスポイント)っていう考え方があります。
人々の満足感を満たす基準、つまり不満に思わない基準です。
経済は人々がどう考えるか、っていう要素は非常に大事で、無視できません。
これが普通の自然科学と違うところで、国民が次にどう行動するか、どう感じるかを分析することは非常に大事であろうと考えます。
これは心理学の分野になります。
年収を考えると、まずリファレンスポイントは自分の過去の名目年収でしょう。
そして同業他社の平均給与でしょうか?
日本の場合はそれが毎年下がり続けてるわけです。
消費は増えないはずです。
投資に至っては株価も不動産価格も最高値からみれば25%ほどです。
誰も直接投資なんてしませんよね。
国民の満足感、そして閉塞感を打破するには名目賃金は非常に大事なものです。
高めのインフレターゲットを担保し、名目支出をあげることは非常に大事なオペレーションなんです。
それによって、投資や消費などの総需要を上げるjことができるのです。
需要不足の経済において、名目支出というのは無視できない重要ポイントです。
我が日本は供給力不足によるインフレで困ってるわけではないのです。