http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10909683969.html
三橋さんの今日のブログを読んでの感想です。
政府の負担とは何でしょう?
結局は国民負担でありましょう。
東電の地域独占の体質を温存して、国民負担を是とするなら増税に賛成しているのと同じではないですか。
電力料金は価格弾力性の低いものです。
価格が上がっても国民は需要を抑えることができない。だとすれば、家計の所得制約のなかで他の需要が削られます。国民生活全般を棄損してしまう。それこそ、資源配分が歪んでしまう。
電気料金の値上げは貧しい家計に、より一層の負担を強いる性格の強いものです。逆進性が非常に強い。
東電の社長に土下座云々はやり過ぎだし低レベルの議論ですが、国民生活への影響をもっと丁寧に分析すべきではないでしょうか?
ここは東電にぎりぎりの努力を強いるべきです。
それは力強い復興に不可欠な議論です。我々は被災民へ限られた資産の中で十分な賠償をしなければならない。
東電バッシングなどという安っぽいプロパガンダに乗せられるべきではありません。
お札を刷って東電の賠償に充てればいいという議論も成立します、確かに。
しかし、我々の資産は3-4%までのインフレ率までしか、この方法は使えません。
他に復興させなければいけない地域も多数ある。
限られた資産を有効に配分しないといけないのです。
国債発行も金融緩和も有限です、決して無限ではないのですから。