この記事は最高に興味深い。
官僚がどこを向いているのか、一目瞭然である。
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「そのような官房長官発言があったことは報道で知っているが、はっきり言って『いまさら、そんなことを言うなら、これまでの私たちの苦労はいったい、なんだったのか。なんのためにこれを作ったのか』という気分ですね」
この発言にすべてが凝縮されている。つまり、資源エネ庁としては「銀行が損をしないですむように、さんざん苦労して今回のスキームを練り上げたのに、いまさら官房長官が銀行に『債権放棄しろ』などと言うなら、なんのためのスキームなのか」という気分なのである。
細野は正直な官僚だと思う。経済産業省・資源エネルギー庁は国民負担を最小化するためではなく、初めから「東電と株主、融資した銀行の利益を守るために苦労してきたのだ」と語っている。
経産省はこれまで長きにわたって電力会社と癒着し、何人も高級官僚を東電に天下りで送り込んできた。経産省が東電サイドに立っているのは、とっくに分かっているから、実は発言にたいして驚きもしなかった。「正直な人だな」と思っただけだ。
これはオフレコ発言だそうだが、官僚がどこを向いているのかを把握するのに役立つ。
日本の官僚機構は非常に優秀である、国民を苦しめることにかけては・・・w
是非、全文読んでいただきたい。