今、時論公論というNHKの番組を偶然観た。
内容がひどい。
復興には10兆円のおカネがかかるので、国債発行は不可避である。
しかし、これ以上の国債発行を行うと国債価格暴落、長期金利の上昇が起こる。
時限を区切った復興税が不可避である。
財務省の意見そのままだ。
これはひどい。
金融政策の議論が全くない。
もう何度も書いているが日本はデフレなのである。
デフレなのだから、国債を刷り財源確保のためにおカネを刷ってばら撒いても何ら差し支えない。
差し支えないどころか、しなければならないのである。
通貨供給量が増えることによるインフレ予想が消費を増やすのだ。
インフレ予想が円安を惹起し、国民所得を増やすんだ。
金融政策を無視した経済対策など、普通の国ではありえない。
全く国民にこういう間違った刷りこみをするとは戦時中のマスコミと同じではないか?
絶望的にバカな国である。