TVでは自粛は良くない、消費をしよう、そして極めつけは復興税だ。
こんな状態で誰が消費なんかするか。
全く、経済音痴も甚だしい。
消費をさせたいなら、国民が消費をすれば得になるようなインセンティブを作るべきだ。
インフレ誘導、それしかない。
復興税なんて口にでもしようものなら、たちまち財布の紐は固くなる。
人間は神様じゃない、国民全体が長引く不況でぎりぎりの生活を送っているのだ。
被災地域の方々をホントに助けたいなら、日本全体を元気にしなければならない。
それは政治家の責任であろう。
日本人の精神論はいい加減うんざりする。
そして経済音痴の妄言が飛び交う。
僕のようなマクロ経済やミクロ経済の初歩しかわからない人間でさえ、この国の経済政策は明らかにおかしいと感じるのに、この体たらくは何事だろうか。
何度も提唱しているように、復興財源は日銀引き受けにすること、同時にインフレターゲットを策定すること。
そして潤沢に期限を設けず復興地域に投入すべきだ。
復興地域にかけるおカネはリターンが高い、必ず税金となって返ってくる。
日本全体のおカネの流れを良くすることが復興には不可欠なことなのに、くだらない精神論ばかりが独り歩きし、結局は復興の足かせになってしまっている。泣くのは、被災地域の方と非被災地域の弱い立場の方だ。
デフレは持たざる者から持てる者への所得移転だということを我々は真剣に理解しなければならないのではないか。
この国の経済政策はまったく絶望的にダメだ。
これは民度が低いと言わざるを得ない。