こんなの中国じゃ絶対ありえない! 日本の役所が不思議すぎる=中国メディア | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 近年の日本では駅前などで商業施設の空洞化が見られるようになり、有効利用が求められている。土浦市役所(茨城県)は建物の老朽化にともない、数年前に空洞化した商業施設に移転した。中国メディアの今日頭条は3日、「日本の市役所は複合施設に入っている」と、土浦市役所について紹介する記事を掲載した。役所が生涯学習センターや小売店が同じビルに入っていることに驚きを示し、中国では絶対にありえないことだと伝えている。

 土浦市役所は、駅に直結した複合ビルに入っている。ここには市役所のほか、生涯学習センター、スーパー、100円ショップ、美容院などもある。看板には、市役所とこうした店の名前が並んで掲げてあるためミスマッチに感じるようだ。記事は、駅前という立地から、中国人旅行者も電車で遊んでいたらいつの間にか市役所に入ってしまうこともあるかもしれない、といかに市役所らしくないかを指摘している。

 中国では、政府関係の建物は非常に大きく立派で、どんな人口密集地でも広い土地が確保されているため、市役所が「生涯学習センターや串焼き屋と一緒にビルに入っている」というのは想像もできないのだろう。

 記事はほかにも、「市役所らしくない」ところがあると紹介。誰でも自由に入れる明るくて開放的な雰囲気で、人が少なく静かであり、休憩できるスペースもあると居心地の良さを伝えた。見回すと、絵を描いている子どもがいたり、静かに休んでいる人がいたりと「市民のための場所」になっていると感じたそうだ。また、廊下には目の不自由な利用者のために点字ブロックが用意されていることにも着目している。

 また、市役所の係員も非常に親切で、どこに行っても「まるでずっと待っていたかのように」お手伝いは必要ですかと声をかけてくるため、こちらが恥ずかしくなるくらいだったとも伝えている。

 この土浦市の試みは、市役所を交通の便の良い市の中心部に移し、なおかつ商業施設の空洞化問題の1つの解決策ともなり、一石二鳥の成功例ということができるだろう。これは、政府関係の建物には見栄えの良さを求め、メンツを何より重視する中国では、まずあり得ないことなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)