創部100年・日立製作所、ドラフト3人は即戦力 茨城 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 ■オリックス・鈴木投手「三振こだわる」 巨人・田中内野手「守備でアピール」 ロッテ・菅野外野手「持ち味の打撃で」

 10月26日のプロ野球ドラフト会議で指名を受けた日立製作所(日立市)の3選手が各球団との仮契約を終え、プロの道へと羽ばたくことになった。同社野球部から一度に3人が指名されるのは初めて。創部100年。“即戦力”と期待される3選手を輩出した社会人野球の名門として、将来の人材確保にも期待が膨らんでいる。(田中千裕)

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 オリックスから2位指名を受けた鈴木康平投手(23)は背番号「30」が決定。契約金は8千万円、年俸1200万円。登録名の「K-鈴木」にちなみ、「三振(K)にこだわりたい」と、本格派右腕としての自信をのぞかせた。

 最速154キロの速球を武器に、変化球を織り込んだ緩急自在のピッチングが持ち味だ。球団の中川隆治アマチュアスカウトグループ長は「優勝に向けた戦力。開幕から1軍入りして、ローテーションに入ってもらいたい」と期待を寄せた。

 巨人から5位指名を受けた田中俊太内野手(24)は契約金4500万円、年俸800万円。東海大相模高から東海大を経て日立製作所に入り、二塁手として活躍した。兄は、今季のベストナイン(遊撃手部門)に初選出された広島の田中広輔選手。兄がプロ入団時につけていた背番号「63」を背負うことが決まった。

 球団の吉武真太郎スカウトから「守備範囲の広さと肩の強さが魅力」という高評価を受けた田中内野手は「まずは守備でアピールしてレギュラーを獲得、ゴールデングラブ賞の獲得を目指したい」と意気込みを語った。

 一方、日立製作所の4番として主軸を任されてきた菅野剛士外野手(24)はロッテが4位指名し、契約金5千万円、年俸1150万円で仮契約。日製OBでもある球団の諸積兼司スカウトは「強心臓とスイングスピードは1軍レベル。中距離バッターとして活躍できる」と太鼓判を押す。菅野外野手は「持ち味の左中間、右中間を抜くバッティングで、ファンの期待に応えたい」と語る。

 名門野球部のプライドにかけて、プロでの飛躍に期待したい。(金額はいずれも推定)