痩せると話題のバターミルクコーヒーを科学者が作って飲んだ結果 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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巷で話題になっている「バターミルクコーヒーダイエット」をご存知でしょうか。満腹中枢をハックして長時間空腹感を感じにくくするという、ちょっと聞いただけだとぞわっとしそうなメカニズムなのですが、無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者で科学者のくられさんが試したみたところ、あながち嘘でもないようで……。メルマガではそのレシピをくられさん風にアレンジしたものも紹介しています。

バターミルクコーヒー
最近、意識の高いハイソなダイエッターに人気と言われるグラスフェッドバター、そしてグラスフェッドバターを使ったバターミルクコーヒーによるダイエット方法があります。

ご存じない人のためにまとめておくと、デイヴ・アスプリーというアメリカの実業家が、人間の満腹中枢をハックして、長時間空腹感を感じにくくして、体のエネルギーを捻出させるというご大層なドーピングコーヒーの作り方を発表、その材料として使われるグラスフェッドバターに注目が集まっている…ということです。

実はここ数ヶ月、こっそりこのバターミルクコーヒーを作って飲んでいますが、飲むだけで痩せるというような効果はもちろんありませんが、飲めばかなりお腹が減らなくなるのは確かにあります。なので朝食や夕食、ないしは夕食前に摂取することで、摂食量自体が抑えられて無理なくカロリー制限ができるというのは、あながちウソでもなさそうです。

まず材料です。

MCTオイル:大さじ1~2杯
グラスフェッドバター:大さじで1すくい程度
砂糖:3、4g
牛乳:100ml
お湯:100ml
MCTオイルというのは中鎖脂肪酸を多く含む油のことで、主にココナッツオイルなどから精製されたものが、カルディとか成城石井みたいな雰囲気の店に売ってます。グラスフェッドバターは無くても無塩バターでも別に良いらしい。同様にお店で売ってます。

で、この先の製法がいろいろあって原典もあたってみたのだが、バターを如何に溶かし込んで細かいミセル化するのが大事とか書かれているのに、その製法はあまりにもアナログで微妙です(笑)。なので、ここは食品加工の最前線の国たる日本の地の利を生かした素材を投入しましょう。なんてことはない、植物性ミルクです。牛乳由来ではなく植物油を科学技術でミルク化したアレです。コーヒーフレッシュです。

というわけでさっそく作り方です。オリジナルのレシピだとコーヒーの苦みがどうにも消えないどころか、増強されてしまうことさえあるので、材料は殆ど変えずに、作り方をアレンジしてみました。

材料(1杯分)

ドリップコーヒー(深入り):1杯分
牛乳:100ml
乳脂肪:10~30ml
グラスフェッドバター:2~3g
砂糖:3~4g
MCTオイル:20~30ml(大さじ1~2杯)
まずカップに乳脂肪を入れ、グラスフェッドバター、砂糖、MCTオイルを加え電子レンジで加熱します。ここで沸騰させないように気をつけます。70度以上になったら、取り出し、泡立て器でよく混ぜます。
コーヒーをカップに100mlほどコーヒーを入れ、1でつくった、カクテルミルクを加え、軽くかき混ぜればできあがり! お好みで牛乳を入れて割るとコーヒーが苦手な人でも飲みやすくなります。
ここで、こだわりたい人や牛乳イヤイヤな人は、砂糖を甜菜糖やココナッツシュガーにしたり、牛乳を豆乳に変更してもOKです。豆乳で作る場合は、乳脂肪ではなく植物ミルクやコーヒーフレッシュを乳化剤(笑)につかってもいいかとおもいます。

中鎖脂肪酸の多い油をドカっと取ると、確かに満腹中枢がハックされるようで、空腹感がサクっと消えます。この状態を作り出すのには最小限の糖類が必要なようで、いわゆるエンジンのスターター的なところです。このバターミルクコーヒーの効果は3~5時間くらい続くのですが、急激にカクンと腹が減ります。このタイミングでドカ喰いすると元の木阿弥なので、再度飲むか、軽い食事、バナナやナッツ類などの間食にするといいと思います。そしてこのレシピ、コーヒーなので、肝心の夕食には使えない(カフェインで眠気が阻害される)という問題があり、これを解決したレシピも実はあるのですが、それは、大人の事情でもう少し先に公開します(笑)。

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